鍵を閉めて出かけたはずなのに、鍵が開いていて困っていませんか?
ただの閉め忘れであれば次から気を付ければいいのですが、見知らぬ誰かの仕業となれば安心できません。
そこで今回は、帰ったら鍵が開いていたときに確認したいことや対処法をご紹介したいと思います。
適切な防犯対策方法についても掲載しているので、ぜひ参考にしてみてください。
帰ったら鍵が開いていたときの対応方法
出かけるときにきちんと鍵を閉めたはずなのに、帰ってきたら鍵が開いている場合。
『もしかしたら空き巣に入られたかも・・・』と、不安に思ってしまう方もいらっしゃると思います。
ただの閉め忘れであればいいのですが、本当に空き巣をはじめとした侵入被害に遭っている可能性もあります。
ここでは、帰ったら鍵が開いていたときの対応方法についてご紹介します。
- 【鍵が開いていたときの対応方法】
- ・鍵が開いていたときに確認したいこと
- ・被害に遭っていた場合の対処法
鍵が開いていたときに確認したいこと
鍵が開いていたときに確認したいのが、『なくなっている物はないか』、『外出前と変わった様子はないか』です。
もし誰かが侵入したのであれば、何かしらの痕跡が残っている可能性がありますので、家の中を念入りにチェックしましょう。
ただ、万が一まだ犯人が室内にいる可能性も踏まえ、家族や友人、警察など誰かと一緒に確認すると安心です。
盗まれている物がないか確認
窃盗目的で侵入された場合、部屋の中の物が盗まれている可能性があります。
下記のような貴重品を中心に、なくなっている物がないか確認しましょう。
- 【狙われやすい物】
- ・クレジットカード/キャッシュカード
- ・身分証明書
- ・貴金属類
- ・ブランド品
空き巣は換金しやすいものや、小さくて持ち出しやすいものを盗む傾向があります。
高級な時計や、ジュエリーをはじめとしたブランド品などは、すぐに質屋に持ち込まれてしまうため、目につく場所に保管するのはお勧めしません。
また、万が一クレジットカードやキャッシュカードを盗られた場合は、すぐにカード会社や銀行に止めてもらうように依頼し、被害を最低限に抑えることが大切です。
盗まれたものがあった場合は、こちらの『被害に遭っていた場合の対処法』を参考に対応しましょう。
外出前と変わっているところがないか確認
住宅への侵入目的は空き巣などの窃盗だけでなく、盗聴や盗撮など住民自身がターゲットになるケースもあります。
近年では、コンセントや時計、USBポートなど、インテリアになじむデザインのものや、超小型で目につきにくい大きさの物も販売されています。
家の中になかったはずの物が増えている場合は、このような盗撮・盗聴機器が仕掛けられている恐れもありますので、注意しましょう。
小型のカメラは小さな電池で動いている製品が多く、電池交換のために再度侵入を図るケースもあります。
被害を最小限に抑えるためにも、怪しい形跡がある場合は早めに対処することが大切です。
被害に遭っていた場合の対処法
万が一盗まれている物がある、いつもと室内の様子が違うという場合は、すぐに警察に110番通報しましょう。
『自分の思い違いかも・・・』と110番するのは気が引けてしまうときは、『♯9110(警察相談専用電話)』に連絡することで相談に乗ってもらうことができます。
- 【被害に遭ったときの対処法】
- 1.警察に110番通報する。
- 警察が到着するまでは部屋の中は触らず、安全な場所で待機しましょう。
- 室内にまだ犯人がいる場合を踏まえ、できるだけ家から離れた場所に避難しておくと安心です。
- 2.警察と一緒に被害状況を確認する。
- 保険を申請する場合、被害届の受理番号が必要となるため、必ず控えましょう。
- 3.保険会社への連絡する。
- 加入している保険会社の指示に従って、保険の申請を行います。
- 4.家の防犯性を見直す。
- 再発を防止するためにも、鍵の交換などの防犯対策を行うことがおすすめです。
- 防犯対策方法は、こちらの『帰ったら鍵が開いていたときの防犯対策方法』でご紹介しています。
不審者が住宅に侵入する手口
不審者がどのように住宅に侵入するのか知っておくと、対策が行いやすくなります。
ここでは、不審者が住宅に侵入するときに用いるよくある手口についてご紹介します。
- 【住宅への侵入手口】
- ・合鍵を使って侵入
- ・鍵を不正に解錠して侵入
- ・窓を開けて侵入
合鍵を使って侵入
賃貸では入居前に鍵を交換することが一般的ですが、中には前の入居者が使っていた鍵をそのまま使いまわしているケースがあります。
前の入居者が勝手に合鍵を作って所持していた場合、部屋に侵入される可能性があるので注意が必要です。
また、合鍵をわたしていた友人や恋人など身内の犯行である場合や、鍵番号を盗み見されて合鍵を勝手に作成されたというトラブルも発生しています。
鍵番号は鍵の形状を表している数字で、鍵の種類によっては、番号があれば鍵本体がなくても合鍵を作成することができてしまいます。
犯人が合鍵を所持しているなら、いつでも簡単に部屋に入ることができてしまうため、できるだけ早く鍵を交換するのが安心です。
鍵の閉め忘れによる侵入
空き巣などの侵入盗が室内に入る手口として最も多いのが、無施錠の窓や玄関からの侵入だといわれています。
鍵が開いていれば解錠の手間が省ける分、数分程度で物を盗んで逃走することもできてしまうため、短時間の外出であっても鍵を閉めないのは危険です。
『普段から鍵を閉めないことが多い』という場合は、何度も被害に遭ってしまう可能性もありますので、注意しましょう。
また、近年では空き巣だけでなく、就寝中を狙った忍び込みや、ちょっとした隙を狙った居空きなど在宅中でも被害に遭うケースが増えています。
不在・在宅にかかわらず、鍵は施錠するという習慣を身に着けておきましょう。
鍵を不正に解錠して侵入
防犯性の低い鍵を使用している場合、ピッキング等の不正解錠手口を用いて侵入される恐れがあります。
解錠手口 | 特徴 |
---|---|
ピッキング | ・特殊な工具を使って鍵穴のピンを操作して解錠する |
バンピング | ・特殊な鍵を鍵穴にさしこんで衝撃を加えて解錠する |
サムターン回し | ・ドアスコープなどから特殊な工具をさしこみ、サムターンを回して解錠する |
鍵穴壊し | ・ドリルなどを用いて鍵穴を破壊して解錠する |
昔ながらのギザギザした形状の刻みキーは、構造が簡易的であるためピッキングに弱いという特徴があります。
特に、ディスクシリンダー・ピンシリンダーを使用している場合は、ピッキングに遭うリスクが高まりますので、早めの交換がおすすめです。
ただ、解錠手口はピッキングのほかにもあるため、さまざまな手口に対応できるような対策を行うと効果的です。
窓を不正に解錠して侵入
無施錠が原因の侵入に次いで多いのが、窓からの侵入です。
窓ガラスは簡単に割ることができてしまううえに、クレセント錠は簡単に解錠できてしまうため、防犯対策を行っていないと非常に危険です。
ガラスを割るというと大きな音が鳴るイメージがありますが、近年ではほとんど音を立てずに解錠できる手口も増えています。
また、クレセント錠は窓を密着させるための『締め金具』で、鍵ではないため防犯性はほぼありません。
特に1階、2階などの低層階の窓は狙われやすくなりますので、しっかり防犯対策を行うことがおすすめです。
帰ったら鍵が開いていたときの防犯対策方法
帰ったら鍵が開いていたときは、不審な人物に狙われている可能性もあるため、家の防犯性を強化しておくことがおすすめです。
ここでは家の防犯対策方法をご紹介したいと思います。
- 【鍵が開いていたときの防犯対策方法】
- ・鍵の閉め忘れを防ぐ対策
- ・新しい鍵に交換する
- ・合鍵を作られないための対策を行う
- ・室内に防犯カメラを設置する
- ・窓の防犯性を強化する
鍵の閉め忘れを防ぐ対策
鍵をよく閉め忘れてしまうという方は、下記のような対策を行うことがおすすめです。
- 【閉め忘れを防ぐ対策】
- ・スマートフォンで写真、録画する
- ・施錠チェッカーを使う
- ・自動施錠の鍵に交換する
鍵を閉めた後にスマートフォンで撮影しておくことで、外出先で『鍵閉めたっけ?』と不安になったときに確認することができます。
写真がない場合は閉めていない可能性が高いので、いったん家に帰るという判断もしやすくなるでしょう。
また、鍵の種類によっては施錠・解錠の状態を、キーカバーの色で確認できるグッズも販売されています。
いちいち写真を撮影するのが面倒に感じる場合は、対応できるグッズがないか確認してみるといいと思います。
さらに本格的な対策を検討している場合は、自動施錠機能が付いている鍵に交換する方法がおすすめです。
そもそも鍵を閉めるのが面倒で開けっ放しにしてしまうという方は、自動施錠タイプにすると安心です。
新しい鍵に交換する
刻みキーなどの防犯性の低い鍵を使用しているときや、合鍵をわたした誰かが侵入している可能性があるときは、新しい鍵に交換することがおすすめです。
近年では、ディンプルキーと呼ばれる鍵の内部構造が複雑な鍵が開発され、ピッキングによる解錠がほとんど不可能といわれています。
MIWAやKABA、GOAL、WESTなど大手の鍵メーカーからも多数のディンプルキーが販売されているので、チェックしてみてはいかがでしょうか。
ディンプルキーの選び方については、こちらの『ディンプルキーの防犯性能って本当に高いの?セキュリティの高い鍵の見分け方』のページでもご紹介しているので、合わせてぜひチェックしてみてください。
補助錠の取り付けもおすすめ
玄関の防犯性を高める方法として推奨されているのが、『ワンドアツーロック』の対策です。
これは1つのドアに対して2つ以上の鍵を付けるという方法で、鍵の数を増やすことによって犯人を諦めさせる効果が期待できます。
空き巣などの侵入盗は、侵入までに5分以上かかる場合はほとんどが諦めるとされているため、家の防犯性を高めるうえで『どれだけ侵入に耐えられるか』が重要になってきます。
補助錠はホームセンターなどで販売されている簡易的なタイプや、鍵屋に取り付けを依頼する本格的なタイプなどさまざまな種類が展開されています。
簡易的なタイプであれば自分で取りつけることもできますので、チェックしてみてはいかがでしょうか。
合鍵を作られないための対策を行う
刻みキー、ディンプルキーにかかわらず、鍵番号や鍵本体があれば本人でなくても合鍵の作成を行うことができてしまいます。
合鍵の作成は、インターネットショップやホームセンターなどに入っている店舗で簡単にできるため、不正な作成を防ぐためにも対策をしておくことがおすすめです。
- 【不正な合鍵作成を防ぐ対策】
- ・登録制の鍵に交換する
- ・キーカバーを付ける
- ・スペアキーを使う
登録制の鍵は、所有者本人以外の合鍵作成ができない鍵の種類で、KABAやMIWA、GOALなどから販売されています。
合鍵の作成はメーカーのみで可能で、作成時には『本人確認書類』、『設定したパスワード』、『鍵番号』などの情報が必要です。
より防犯性の高い鍵への交換を検討しているときは、『登録制の鍵』を選ぶことがおすすめです。
すぐにできる対策としては、鍵番号が見えないようにキーカバーを付ける、キーケースに入れるという手もあります。
また、そもそも鍵番号が刻印されていないスペアキーを持ち歩くようにするという対策も効果的です。
室内に防犯カメラを設置する
『鍵を閉めたのに開いている』という状態が何回も続いている場合は、室内に防犯カメラを設置する方法もおすすめです。
近年では、インテリアになじむデザインの小型カメラも販売されているため、証拠を集めたい場合、犯人にバレずに撮影することもできます。
中にはスマートフォンと連携して、外から家の様子を確認できるタイプもありますので、リアルタイムでチェックしたい方にもぴったりです。
室内用の防犯カメラは、Amazonをはじめとしたネットショップで多数販売されているので、ぜひチェックしてみてください。
窓の防犯性を強化する
何も対策を行っていない窓は簡単に侵入することができてしまうため、下記のような防犯対策を行うことがおすすめです。
- 【窓の防犯対策方法】
- ・鍵付きクレセント錠への交換
- ・補助錠の取り付け
- ・防犯フィルムを貼る
- ・格子を取り付ける
一般的なクレセント錠は、防犯性能がほとんど期待できないため、鍵付きに交換すると安心です。
番号を合わせて解錠する『ダイヤル錠タイプ』、鍵を差し込んで解錠する『シリンダー錠タイプ』の主に2種類から選ぶことができます。
また、万が一ガラスが割られてしまった場合の対策として、窓サッシに取り付ける補助錠があるとより効果的です。
窓の上下2ヶ所に取り付けることで、侵入までの時間を稼ぐことができるので、ぜひ取り入れてみてください。
本格的な対策を検討している場合は、防犯フィルムや格子を設置する方法もおすすめです。
住宅の防犯対策を鍵屋に依頼する場合
住宅の防犯対策に関する作業は、鍵屋にて行うことができます。
鍵屋に依頼した場合の費用については、使用する部品や行う作業内容によって異なるため、現地でのお見積りにてご案内しています。
生活救急車では出張料・見積料・キャンセル料は無料で承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。
防犯対策に関する作業の料金表
生活救急車で、防犯対策を行う場合の基本料金表をご紹介します。
鍵屋への依頼を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
作業内容 | 作業料金(税込み) |
---|---|
鍵交換(開き戸) | 11,000円+部品代 |
鍵交換(引き戸) | 16,500円+部品代 |
ドアノブ交換 | 11,000円₊部品代 |
ドアノブ交換 | 11,000円₊部品代 |
クレセント錠の交換 | 11,000円₊部品代 |
補助錠の取り付け | 27,500円₊部品代 |
鍵屋では『鍵交換』や『補助錠の取り付け』、『窓の鍵交換』など、さまざまな防犯対策に対応しています。
料金に関しては、行う作業内容や使用する部品の種類によって変動するため、まずは現地見積をご利用ください。
ご希望に応じて、対応できる作業・部品のご提案から対応させていただきます。
より詳しい料金に関しては次の見出しでご紹介している、生活救急車で対応した施工事例をチェックしてみてください。
防犯対策に関する作業の施工事例
鍵屋に防犯対策を依頼した場合、現場の状況によって行う作業や費用が異なるため、正確な料金に関しては現地でのお見積りにてご案内しております。
ただ、依頼する前に大体の料金でも知っておくと安心できると思うので、ここでは生活救急車で実際に対応した、防犯対策に関する作業事例をご紹介します。
防犯対策のための玄関鍵交換
防犯錠の不安を感じる事があったとのことで、鍵交換をご希望でした。
当日施工をご希望されたこともあり、同じ製品を使用して交換を行いました。
項目内容 | 料金(税込) |
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玄関ドアのシリンダー交換 | 11,000円 |
GOAL 部品代 | 16,500円 |
合計 | 27,500円 |
防犯強化のためのサッシの鍵交換
以前に空き巣被害に遭い、サッシの防犯が気になるとのことでした。
クレセント錠を鍵付きに交換しました。
項目内容 | 料金(税込) |
---|---|
簡易錠交換 2か所 | 22,000円 |
KAKEN 部品代 数量2 | 8,800円 |
合計 | 30,800円 |
防犯強化のための鍵交換
合鍵を渡した人が勝手に入ってきているとのことで、玄関の鍵交換のご依頼をいただきました。
カバエースを使用して交換を行いました。
項目内容 | 料金(税込) |
---|---|
玄関 シリンダー交換 | 11,000円 |
KABA 部品代 | 20,900円 |
合計 | 31,900円 |
防犯強化のための鍵交換
知り合いに預けた鍵が戻ってこず、防犯面が不安とのことでした。
現状より、防犯性と利便性の高いディンプルキーに交換させていただきました。
項目内容 | 料金(税込) |
---|---|
玄関 シリンダー交換 | 11,000円 |
AGENT 部品代 | 22,000円 |
合計 | 33,000円 |
防犯強化のための玄関鍵交換
空き巣被害で、鍵の交換を希望とのことでした。
2年ほど前にも鍵の交換をさせていただいていますが、今回はセキュリティを高めて、登録制の鍵に交換しました。
項目内容 | 料金(税込) |
---|---|
玄関ドアシリンダー交換 | 11,000円 |
KABA 部品代 | 35,200円 |
合計 | 46,200円 |
住宅の防犯対策は生活救急車にお任せください!
鍵を閉めたはずなのに開いていた場合は、不審な人物に狙われている可能性があるため、家の防犯性を強化することがおすすめです。
生活救急車では、出張料・見積料・キャンセル料は無料で承っております。
『どれくらいの費用がかかるのか知りたい』という場合でも、お気軽にお問い合わせください。