玄関ドアの取っ手の修理・交換費用がわからなくて困っていませんか?
『取っ手に不具合が起こっている』、『取っ手の利便性を高めたい』といった場合は、鍵屋に依頼して作業を行うことができますが、費用がわからないと依頼しにくく感じてしまう方もいらっしゃると思います。
そこで今回は、玄関ドアの取っ手の修理・交換を鍵屋に依頼した場合の費用を解説したいと思います。
生活救急車で実際に対応した施工事例もいくつかご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
玄関ドアの取っ手の種類
玄関ドアに取り付けられている取っ手はさまざまな種類があり、それぞれ交換費用が異なります。
鍵屋に依頼する前に大体の費用を知りたい場合は、まず取り付けられている取っ手の種類を判別する事が必要です。
ここではまず、玄関に取り付けられている取っ手の種類と特徴をご紹介したいと思います。
- 【玄関ドアの取っ手の種類】
- ・レバーハンドルタイプの取っ手
- ・握り玉タイプの取っ手
- ・サムラッチタイプの取っ手
- ・プッシュプルタイプの取っ手
レバーハンドルタイプの取っ手
近年では最もスタンダードなタイプで、玄関や室内など幅広い場所で使用されているのが、レバーハンドルタイプの取っ手です。
取っ手を下に下げるだけの簡単な操作でドアを開けることができるため、お年寄りや子供などの握力の弱い人にも使いやすいという特徴があります。
レバーハンドルタイプの取っ手は、基本的に単体で取り付けられていることが多いため単体での交換が可能です。
ただ、面付錠などの錠前や台座と一体化しているタイプのレバータイプの取っ手は、部分交換ができないため、錠前ごと交換が必要となります。
握り玉タイプの取っ手
築年数の古い建物でよく取り付けられているのが、握り玉タイプの取っ手です。
握り玉タイプの取っ手には『円筒錠』、『チューブラ錠』、『インテグラル錠』の主に3種類がありますが、玄関ではインテグラル錠が取り付けられていることが多くなっています。
それぞれの見分け方は、下記の表を参考にしてみてください。
取っ手の種類 | 特徴 |
---|---|
円筒錠 |
・外側からは鍵、内側からはボタンを押して施錠する ・錠ケースには、ラッチのみが搭載されている ・台座やノブの根元に、小さな穴が開いている |
チューブラ錠 |
・台座にネジが露出している ・錠ケースには、ラッチのみが搭載されている |
インテグラル錠 |
・錠ケースには、デッドボルトが搭載されている ・ドアノブの中心に、鍵穴がついている |
取っ手と錠ケースのサイズが同じであれば、取っ手のみの交換を行うことができます。
また、握り玉からレバータイプへの交換もサイズによっては可能なため、利便性を高めたい場合はレバータイプへの交換もおすすめです。
サムラッチタイプの取っ手
昭和~平成初期にかけて多数流通していたサムラッチ錠は、親指(サム)でツマミを押し下げることでドアを開けることができる取っ手です。
別名装飾錠とも呼ばれ、ヨーロッパ風の華やかな装飾が付いたデザイン性の高さが特徴となっています。
サムラッチ錠は『取っ手とシリンダーが一体化しているタイプ』と『シリンダーと取っ手が別々に取り付けられているタイプ』の2種類があります。
一体化しているタイプは取っ手のみの交換を行うことができないため、錠前全体を交換する必要があります。
一方で、シリンダーと取っ手が別々に取り付けられている場合は、取っ手のみの部分交換を行うことが可能です。
プッシュプルタイプの取っ手
プッシュプルハンドルは、室内側からはハンドルを押す、室外側からはハンドルを引くといった簡単な動作でドアを開閉することができる取っ手です。
室内外どちらから開ける場合も力が必要ないため、小さな子供やお年寄りなどの力の弱い方や荷物で両手がふさがっているときでも開けやすいというメリットがあります。
ハンドルの種類は『グリップタイプ』、『バータイプ』、『スクエアタイプ』の主に3種類があり、グリップタイプが最も使われています。
プッシュプルハンドルは『シリンダーと一体化しているタイプ』と『シリンダーと別々でついているタイプ』がありますが、どちらもサイズが合えば取っ手のみの交換を行うことができます。
玄関ドアの取っ手の修理・交換を鍵屋に依頼する場合の費用
鍵屋に依頼する場合、行う作業内容や使用する部品の種類によって変わってくるため、正確な費用に関しては現地の状況を確認する必要があります。
ただ、鍵屋に初めて依頼するとなると、どのくらいの費用がかかるのかわからなくて、依頼しにくいと感じる方も中にはいらっしゃると思います。
そこでここでは、玄関ドアの取っ手の修理・交換を鍵屋に依頼する場合の費用についてご紹介したいと思います。
玄関の取っ手修理・交換の料金表
生活救急車で、玄関の取っ手修理・交換作業を行う場合の基本料金表をご紹介します。
鍵屋への依頼を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
作業内容 | 作業料金(税込み) |
---|---|
ドアノブ修理 調整 | 8,800円~ |
ドアノブ交換 | 11,000円+部品代 |
錠前交換 | 25,300円+部品代 |
玄関の取っ手が緩んでいる、外れてしまったなどの軽度のトラブルが起こっているときは、8,800円~22,000円程度の費用で修理を行うことができます。
一方で取っ手の交換が必要な場合は11,000円+部品代の費用が発生し、部品の価格によって総額費用が大きく変わってきます。
握り玉やレバータイプの取っ手の場合は、11,000円~20,000円程度が相場となっていますが、プッシュプルハンドルやサムラッチハンドルなどの特殊な取っ手は、25,000円~40,000円程度と部品代が高額になることが多いです。
特にシリンダーと一体化しているサムラッチハンドルはより高くなる傾向にありますので、鍵屋に依頼する場合はまず見積もりをよく確認することがおすすめです。
玄関の取っ手修理・交換の施工事例
鍵屋に玄関の取っ手修理・交換作業を依頼した場合、現場の状況によって行う作業や費用が異なるため、正確な料金に関しては現地でのお見積りにてご案内しております。
ただ、依頼する前に大体の料金でも知っておくと安心できると思うので、ここでは生活救急車で実際に対応した、玄関のドアの取っ手修理・交換作業の費用事例をご紹介します。
玄関ドアレバーのゆるみ修理
玄関ドアレバーが、緩んでいるとのご相談をいただきました。
ネジの締め直し作業にて対応しました。
項目内容 | 料金(税込) |
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ドアレバー緩み修理 軽作業 | 8,800円 |
合計 | 8,800円 |
外れかけているドアノブの修理
玄関のドアノブが、外れかけているとのご依頼をいただきました。
ドアノブの取り付け部が緩んでおり、修理をご希望でした。
修理をご希望でしたので、一度脱着から初め、緩み止めを塗布したのち、取り付け直しを行いました。
項目内容 | 料金(税込) |
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玄関 ドアノブ修理 中作業 | 22,000円 |
合計 | 22,000円 |
事務所玄関のドアレバー交換
玄関ドアのレバーハンドルがガタついており、修理のご依頼でした。
台座が割れており、ネジが締まりきらない状態となっていました。
経年劣化による破損で修理はできないため、レバーハンドル交換で対応となりました。
項目内容 | 料金(税込) |
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玄関ドアのレバーハンドル交換 | 11,000円 |
GOAL 部品代 | 11,000円 |
合計 | 22,000円 |
玄関プッシュプルハンドルの修理
玄関プッシュプルハンドルの、修理依頼でした。
伺うと外側のハンドルが外れかかっている状態でしたので、ハンドルを外して分解しました。
一部不足部品があった箇所を直して、再度組み立てを行いました。
項目内容 | 料金(税込) |
---|---|
玄関ハンドル修理 中作業 | 22,000円 |
合計 | 22,000円 |
玄関サムラッチハンドルの修理
玄関のサムラッチハンドルが、外れた状態でご相談をいただきました。
ドアノブに負荷がかかる状態でご使用になられており、徐々に緩んでしまったようです。
リフォーム前とのことで修理をご希望で、サムラッチ全体のメンテナンスとドアノブの取付け作業にて対応しました。
項目内容 | 料金(税込) |
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玄関 ドアノブ取付修理 中作業 | 22,000円 |
合計 | 22,000円 |
玄関ドアの玉座交換
玄関の鍵交換依頼で訪問しました。
防犯面で不安なことがあったとのことで、鍵を変えたいとのご意向でした。
交換できる数種の見積もりをご提示し、現状と同等の部品を使って交換を行いました。
項目内容 | 料金(税込) |
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玄関ドアの玉座交換 | 11,000円 |
SHOWA 部品代 | 12,100円 |
合計 | 23,100円 |
玄関ドアのプッシュプルハンドル交換
玄関プッシュプルハンドルの破損により、修理不可だったため部品を取り寄せて交換しました。
項目内容 | 料金(税込) |
---|---|
玄関ドア取手交換 | 11,000円 |
三協アルミ 部品代 | 27,500円 |
合計 | 38,500円 |
玄関ドアのサムラッチ錠交換
玄関サムラッチ錠が、解錠できない状況でご依頼をいただきました。
経年劣化による錠前故障が原因と推測され、修理が不可のため錠前交換をご提案。
NAGASAWA社製の、サムラッチ空錠を使用して交換を行いました。
項目内容 | 料金(税込) |
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玄関ドア錠交換 錠前 | 25,300円 |
NAGASAWA 部品代 | 29,700円 |
合計 | 55,000円 |
玄関ドアの取っ手修理・交換作業費用が高くなるケース
上の見出しでは、玄関ドアの取っ手修理・交換を鍵屋に依頼する場合の相場費用をご紹介しましたが、ここからは相場費用よりも高くなるケースについてご紹介します。
見積もりを確認したときに、相場よりも高い費用が記載されていると、『ぼったくりかな?』と不安になってしまう事もあるかと思いますが、状況によっては妥当な費用な場合もあります。
- 【修理・交換費用が高くなるケース】
- ・追加作業が必要になるとき
- ・防犯性の高い部品を使用するとき
追加作業が必要になるケース
玄関の取っ手を『握り玉からレバータイプに交換したい』、『既存の取っ手がすでに廃盤となっている』などの場合。
既存の取っ手と新しく取り付ける取っ手のサイズが合わないときは、取り付け穴の加工作業が必要です。
この場合は、取っ手の交換作業費+部品代+加工作業代が発生するため、通常の交換費用よりも高くなります。
交換費用が高く感じる場合は、見積もりの内訳を確認し、追加作業などが発生していないか確認してみましょう。
防犯性の高い鍵が搭載されている部品を使用するとき
握り玉タイプやサムラッチタイプなど、シリンダー(鍵穴)と一体化しているタイプの取っ手を交換する場合、搭載されている鍵の種類によっては総額費用が高くなることがあります。
特にディンプルキーなどの内部構造が複雑で、防犯性の高い鍵が搭載されていると部品代が高くなる傾向があります。
できるだけ交換費用を抑えたい場合は、比較的部品代がリーズナブルな刻みキータイプの鍵が搭載されている部品を選ぶことがおすすめです。
玄関ドアの取っ手を交換するタイミング
ここまでは、玄関ドアの取っ手を修理・交換する費用についてご紹介しました。
とはいっても、どんなタイミングで取っ手の交換を行ったらいいのか迷ってしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。
次の見出しからは、玄関ドアの取っ手を交換するタイミングをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
- 【玄関ドアの取っ手を交換するタイミング】
- ・取っ手に不具合が起こっているとき
- ・取っ手の耐用年数を超えたとき
玄関ドアの取っ手に不具合が起こっているとき
特に玄関の取っ手は、外から飛んでくる汚れや雨などが影響してトラブルが発生しやすくなりますので、定期的なメンテナンスや交換がおすすめです。
- 【玄関ドアの取っ手に起こる不具合(例)】
- ・取っ手のねじの緩み
- ・取っ手が外れた
- ・取っ手の動作不良(開かない・閉まらない)
- ・取っ手の破損
よくある不具合の初期症状としては、取っ手のネジが緩んでガタツキが起こる、取っ手が外れてしまうといったトラブルです。
取っ手自体に不具合が発生していなければ、ネジの締め直しや取り付け直しなどの軽度の修理で解決することができます。
ただ、取っ手本体が破損していたり、開かない・閉まらないといった動作不良が発生している場合は、交換が必要です。
普段から取っ手を乱暴に扱っていると故障や破損が発生しやすくなりますので、不具合を防ぐためにも日頃から丁寧に扱うことを心がけましょう。
取っ手の耐用年数を超えた場合
玄関に取り付けられている取っ手の耐用年数は、10年程度といわれています。
『不具合は起こっていない』という場合は、そのまま使い続けたくなってしまうかと思いますが、急なトラブルを防ぐためにも10年を目安に交換しておくと安心です。
また、握り玉タイプの取っ手を10年近く使用している場合は、搭載されている鍵の防犯性が非常に低い場合もあります。
特に、『ピンシリンダー』や『ディスクシリンダー』といったシリンダーが搭載されている場合は、ピッキング被害に遭うリスクが高まりますので、防犯性の高い鍵に交換しておくと安心です。
玄関ドアの取っ手の修理・交換は生活救急車にお任せください!
玄関ドアの取っ手修理・交換作業は、鍵屋に依頼して行うことができます。
生活救急車では『利便性を高めたい』、『なるべく費用を抑えたい』など、ご希望に合った作業や部品のご提案・お見積りから対応させていたいております。
出張料・見積料・キャンセル料は基本的に無料で承っておりますので、まずは料金を確認したいという場合でもお気軽にお問い合わせください。