玄関のドアに油漏れが起こっていて、困っていませんか?
油漏れが起こったまま放置していると、ドアの汚れが落ちなくなってしまうだけでなく、その他の不具合が起こる原因となります。
そこで今回は、玄関ドアに油が漏れている原因や対処法を解説したいと思います。
鍵屋に依頼した場合の費用についてもご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
玄関ドアに油漏れが起こる原因とは
玄関にベタベタした液体が伝っていると、驚いてしまう方もいらっしゃると思います。
これは、『ドアクローザー』と呼ばれる、ドアが閉まるスピードを調整するための部品によくある不具合の一つ、油漏れです。
油が漏れた状態で使い続けていると、その他のトラブルにつながる恐れもありますので、早めに修理を行いましょう。
ここではまず、ドアクローザーの油漏れが起こる原因についてご紹介したいと思います。
油漏れはドアクローザーの不具合
ドアクローザーに油漏れが起こっているとき、下記のような原因が考えられます。
- 【ドアクローザーの油漏れの原因】
- ・経年劣化
- ・過度な負荷がかかった
- ・調整ネジを緩めすぎた
経年劣化
油漏れの原因として最も多いのが、経年劣化です。
使用頻度や環境によって前後しますが、ドアクローザーの耐用年数は15~20年程度といわれていて、長年使い続けることで徐々に劣化が生じます。
15年以上使用している場合は交換のサインとなりますので、早めに新しい部品に付け替えましょう。
過度な負荷がかかった
~5年程度しか使っていないのに油漏れが起こった場合は、ドアクローザーに過度な負荷がかかっている可能性が考えられます。
ドアクローザーは見た目が似ていても、製品によって力の強さが異なります。
ドアの大きさや重さに合ったドアクローザーが設置されていないと、ドアクローザーの負担が大きくなり、故障の原因となります。
また、ドアを乱暴に開閉していると、同じく負荷がかかってしまうので注意が必要です。
調整ネジを緩めすぎた
ドアが閉まるスピードは、ドアクローザーの調整ネジを緩めることで速く、締めることで遅く調整することができます。
ドライバーなどの工具を使うだけで誰でも簡単に調整することができますが、ネジを緩めすぎてしまうと油が漏れてしまう原因となります。
この場合は、ネジを締め直すだけで一旦油漏れを止めることは可能ですが、一度油が漏れてしまうとドアクローザー本体は故障してしまうため、交換が必要です。
玄関ドアの油漏れは修理で直る?
ドアクローザーに油漏れが起こった場合、『油を足して元通りに使えないの?』と疑問に思う方もいらっしゃると思います。
ただ、一度油漏れが起こったドアクローザーは修理で直すことができないため、丸ごと交換が必要です。
油が漏れ続けてしまうと別の不具合が起こる原因となりますので、早めに新しい部品に交換しましょう。
こちらの『玄関ドアに油漏れが起こったときの対処法』で、詳しい方法についてご紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。
玄関ドアの油漏れは放置しても大丈夫?
玄関ドアに油漏れが起こっているとき、そのまま放置していると他のトラブルが起こる原因となります。
ここでは、玄関ドアの油漏れを放置すると起こりうるトラブルについてご紹介します。
- 【油漏れを放置すると】
- ・油漏れを放置すると起こる症状
- ・賃貸で油漏れが起こっているときは
油漏れを放置すると起こる症状
玄関の油漏れは、ドアクローザーが寿命を迎えることで起こる症状です。
放置していると下記のような不具合も併発することがありますので、早めに修理を行うことがおすすめです。
- 【ドアクローザーの油漏れで起こるトラブル一覧】
- ・ドアの閉まるスピードが速くなる
- ・ドアクローザーから異音がする
- ・ドアクローザーが止まらない
ドアクローザーはドアが閉まるスピードを調整するための設備となっていますが、劣化するとうまく調整できなくなってしまいます。
油漏れと併発する症状として多いのが、ドアが勢いよくバタンと閉まるようになってしまうトラブルです。
ドアに手を挟んで大ケガにつながる恐れもありますので、早めに交換を行うことをおすすめします。
また、ドアを開け閉めする際に『バキバキ』、『ギーギー』などの大きな異音が発生したり、ドアを開けた状態でストップさせることができなくなることもあります。
油漏れと併発している場合は修理での対応ができないため、専門の業者に早めに依頼して交換を行いましょう。
賃貸で玄関の油漏れが起こっているときは
賃貸の玄関に取り付けられているドアクローザーで油漏れが起こっているとき、『自分で交換するべきなのか』迷ってしまう方もいらっしゃると思います。
乱暴に扱っていたなどの借主に過失がある場合を除き、基本的に室内の設備が故障した場合は管理会社・大家さんの負担で修理・交換を行ってもらうことが可能です。
ただ、油漏れが起こっていることを気付いていながら放置していて、ドアが劣化してしまった場合、修理費用を請求される場合もあるので注意が必要です。
ドアクローザーから油漏れが起こっているのを見つけたときは、早めに管理会社や大家さんに相談し、どう対処すればいいのか指示をもらいましょう。
勝手に修理・交換するのはNG
ドアクローザーの油漏れを発見したとき、勝手に業者を呼んで交換を行うことはNGです。
賃貸の設備はあくまで借りている物であるため、勝手に交換・修理を行うと管理会社や大家さんとのトラブルにつながる恐れがあります。
物件によっては取り付けられる種類が決まっていたり、管理会社と提携している業者に依頼するなどの決まり事がある場合もあるようです。
また、勝手に交換してしまった分の交換費用は基本的に自己負担となってしまうため、損をしてしまうことにもなります。
ドアクローザーの不具合が起こっているのを発見したら、まずは管理会社・大家さんに相談しましょう。
玄関ドアに油漏れが起こったときの対処法
ドアクローザーに油漏れが起こったとき、すぐに交換が難しい場合もあると思います。
そのままにしてしまうと、ドアに油が染みついて取れなくなってしまうこともあるので、応急処置を行っておくと安心です。
そこでここでは、玄関ドアに油漏れが起こったときの対処法をご紹介します。
- 【油漏れが起こったときの対処法】
- ・ドアクローザーの交換は専門業者に依頼
- ・玄関ドアについた油の掃除方法
ドアクローザーの交換を専門業者に依頼
ドアクローザーの交換は、『ドアに合った部品を選ぶ』、『脚立を使った高所での作業』などがあり、難易度が高いため個人での交換はお勧めしません。
部品選びを間違えてしまうとドアクローザーの劣化を早めてしまったり、ドアが閉まるスピードに不具合が起こることがあります。
また、DIYでの交換に慣れていない方は、取り付け位置を間違えてしまう、高所での作業中にケガをする恐れもありますので大変危険です。
取り付けに失敗すると、業者に依頼して再取り付けをすることになりかねませんので、無理せず鍵屋にお任せください。
生活救急車に依頼した場合の費用については、こちらの『ドアクローザーの交換を鍵屋に依頼する場合』の見出しでご紹介しているので、合わせてチェックしてみてください。
業者に依頼するときは相見積もりが安心
ドアクローザーの交換は鍵屋をはじめとしたさまざまな業者が対応しているため、どこに依頼するべきか迷ってしまう方もいらっしゃると思います。
中には高額な料金を請求するなどの悪質な業者もいるとの話も耳にするので、依頼する業者選びは慎重に行う必要があります。
まずは2~3社から見積もりを取ってそれぞれの作業料金を比較すると、大体の相場費用を知ることができます。
あまりにも安い・高いなど、他の業者に比べて差が大きい業者は避けておくと安心です。
生活救急車では出張料・見積料・キャンセル料は無料となっておりますので、『まずは見積だけ依頼したい』という場合もお気軽にご相談ください。
玄関についた油を掃除する方法
玄関に付いてしまったドアクローザーの油汚れは、放置するとドアに染みついて取りにくくなってしまいます。
油汚れを発見したら、早めに掃除を行いましょう。
ここでは、『木製扉』、『アルミ製扉』のドアの素材別に掃除方法をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
木製扉の掃除方法
木製扉に付いてしまった油汚れは、下記の手順で掃除を行いましょう。
- 【木製扉の掃除方法】
- 1.市販の油吸い取りシートを使って、ドアに付着した油を吸い取る。
- 2.ある程度油が吸い取れたら、濡らした雑巾で染みついた油汚れを拭き取る。
- 3.頑固な油が染みついているときは、木製家具用の中性洗剤を使用して拭き取る。
- 4.乾いた雑巾で水分を拭き取り、乾燥させる。
アルミ製扉の掃除方法
アルミ製扉に付いてしまった油汚れは、下記の手順で掃除を行いましょう。
- 【アルミ製扉の掃除方法】
- 1.市販の油吸い取りシートを使って、ドアに付着した油を吸い取る。
- 2.雑巾に中性洗剤を染み込ませて、染みついた油汚れを拭き取る。
- 3.乾いた雑巾で水分を拭き取り、乾燥させる。
ドアクローザーの交換を鍵屋に依頼する場合
ドアクローザーの交換は、鍵屋などの専門業者に依頼して行うことができます。
ただ、業者に依頼する場合、『どのくらいの費用がかかるのかわからなくて依頼しにくい』という方もいらっしゃると思います。
そこでここでは、ドアクローザーの交換を鍵屋に依頼する場合の料金表や施工事例をご紹介します。
ドアクローザーのトラブル修理・交換料金表
生活救急車で、ドアクローザーの修理・交換を行う場合の基本料金表をご紹介します。
鍵屋への依頼を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
作業内容 | 作業料金(税込み) |
---|---|
ドアクローザー 修理・調整 | 8,800円~ |
ドアクローザー 油漏れ取り替え | 16,500円+部品代 |
ドアクローザー 交換 | 16,500円+部品代 |
鍵屋にドアクローザーに関する作業を依頼した場合、行う作業内容によって料金が異なります。
スピード調整や取り付け直しなどは、8,800円~22,000円程度が相場料金となっています。
一方で、油漏れが起こったときは交換が必要となり、16,500円+部品代で行うことができます。
部品の価格によって料金は前後するため、より詳しい料金が知りたい場合は、次の見出しの施工事例を参考にしてみてください。
ドアクローザーの修理・交換施工事例
鍵屋にドアクローザーの修理・交換を依頼した場合、現場の状況によって行う作業や費用が異なるため、正確な料金に関しては現地でのお見積りにてご案内しております。
ただ、依頼する前に大体の料金でも知っておくと安心できると思うので、ここでは生活救急車で実際に対応した、ドアクローザーの修理・交換の作業事例をご紹介します。
玄関のドアクローザー交換
玄関ドアクローザー劣化による油漏れにより、ドアが勢いよく閉まる状態でした。
NHNのドアクローザーから、RYOBIのドアクローザーに交換いたしました。
項目内容 | 料金(税込) |
---|---|
玄関ドアクローザー交換 | 16,500円 |
RYOBI 部品代 | 16,500円 |
合計 | 33,000円 |
油漏れによるドアクローザー交換
玄関ドアクローザーの、油漏れによる交換のご依頼でした。
MIWA製が付いており、廃盤製品のためRYOBIに交換させていただきました。
項目内容 | 料金(税込) |
---|---|
ドアクローザー交換 | 16,500円 |
RYOBI 部品代 | 18,700円 |
合計 | 35,200円 |
玄関のドアクローザー交換
ドアクローザーが油漏れしているとの、ご相談をいただきました。
経年劣化による油漏れが発生している状態でしたので、万能型の202Pを使用して交換いたしました。
項目内容 | 料金(税込) |
---|---|
玄関ドアクローザー交換 | 16,500円 |
RYOBI 部品代 | 25,300円 |
合計 | 41,800円 |
加工作業を伴う玄関ドアクローザー交換
玄関のドアクローザーが経年劣化により油漏れを起こしており、ドアが勢いよく閉まる状態になっていました。
万能型のRYOBIの部品を使用し、ドア枠に加工を施したうえで交換を行いました。
項目内容 | 料金(税込) |
---|---|
ドアクローザー交換 | 16,500円 |
取付に伴うドア枠加工 軽作業 | 8,800円 |
RYOBI 部品代 | 25,300円 |
合計 | 50,600円 |
玄関ドアの油漏れは生活救急車にお任せください!
玄関ドアに油漏れが起こっている場合は、鍵屋に交換を依頼しましょう。
油漏れを放置すると、ドアが勢いよく閉まって思わぬ事故の原因となることがありますので、早めの交換がおすすめです。
生活救急車でもドアクローザーの修理・交換作業を承っております。
出張料・見積料・キャンセル料は無料で対応しておりますので、お気軽にご相談ください。