引き戸の鍵をオートロックに交換する方法がわからなくて、困っていませんか?
鍵の閉め忘れ対策などに効果的なオートロック錠は、引き戸にも取り付けることができます。
ただ、引き戸にオートロック錠を取り付ける場合は、種類や解錠方法、メリット・デメリットをあらかじめ確認しておくことがおすすめです。
そこで今回は、引き戸の鍵をオートロックに交換する方法について解説したいと思います。
取り付け費用の相場についても掲載しておりますので、合わせてぜひチェックしてみてください。
- 引き戸の鍵をオートロックにする方法
- 電子タイプのオートロック錠を取り付ける
- 電気タイプのオートロック錠を取り付ける
- メカニカルタイプのオートロック錠を取り付ける
- 引き戸をオートロックにするときは新規取付
- 引き戸に取り付けられるオートロック錠の解錠方法
- 暗証番号を入力して解錠
- 専用のカードをかざして解錠
- 指紋を読み取らせて解錠
- オートロック錠に交換するメリット・デメリット
- オートロック錠のメリット
- オートロック錠のデメリット
- オートロックの取り付け作業を鍵屋に依頼する場合
- オートロックの取り付け相場料金
- オートロックの取り付け施工事例
- 引き戸の鍵をオートロックに交換するときは生活救急車にお任せください!
引き戸の鍵をオートロックにする方法
引き戸の鍵をオートロックに交換する場合、主に下記の3つの種類から選ぶことができます。
それぞれの特徴については、各リンク先の見出しでご紹介します。
電子タイプのオートロック錠を取り付ける
電子タイプのオートロック錠は、電池を使用して稼働するタイプです。
定期的に電池交換は必要となるものの、取付時に配線工事などは必要ないため、鍵屋や家電量販店などのさまざまな業者が取り付けに対応しています。
比較的機能性も高く、機種によっては『ランダムテンキー』や『不正解錠を知らせるアラーム』などの、防犯機能を搭載したタイプも販売されています。
配線工事が必要ない分、次にご紹介する電気タイプよりも導入費用が安価なため、オートロックを希望する多くの方が電子タイプを取り入れている傾向があります。
ただ、先ほどもご紹介しましたが電池で稼働しているため、定期的な電池交換が必要です。
電池切れが起こると解錠することができなくなってしまうので、電池交換が面倒に感じる方は、次にご紹介する電気タイプやメカニカルタイプがおすすめです。
電気タイプのオートロック錠を取り付ける
電気タイプのオートロック錠は、電気配線から送り込まれる電力を使用して稼働しているタイプです。
導入時には電気配線工事が必要となるので、後付けというよりかは、建物の建設時やドアのリフォームを行う工事とともに取り付けられる場合が多い種類となっています。
電気配線によって稼働しているため、煩わしい定期的な電池交換が不要で、電池切れによる締め出しトラブルなどが発生しないというメリットがあります。
電子タイプと同じく機能性が抜群で、入退室記録を管理したり、スマートフォンと連携して施錠・解錠を行えるなど、機種によっては利便性を上げることも可能です。
ただ、停電時には鍵の操作を行う事ができなくなってしまうため、災害が起こった際の対策として、いつでも物理的な鍵を持ち歩くなどの対策を行うとより安心です。
また、配線工事を行うには資格が必要となるので、対応できる業者が限られてしまう、電子タイプに比べて導入費用が割高になってしまう点に注意しましょう。
メカニカルタイプのオートロック錠を取り付ける
メカニカルタイプタイプのオートロック錠は、電池や電気を使用せず、機械的な構造のみで施錠・解錠を行うタイプです。
代表的な商品である『長沢製作所/キーレックス』は、住宅から店舗、オフィスまで、さまざまな場所で取り入れられています。
メカニカルタイプは、基本的に鍵の施錠・解錠のみが行えるシンプルな鍵で、便利機能などはついていないものの、子供からお年寄りまで使いやすいという特徴があります。
また、定期的な電池交換や導入時の配線工事が不要なため、維持も簡単で、取り付け費用を比較的抑えることができるというメリットといえるでしょう。
初めて引き戸の鍵をオートロックにしようと考えている方でも、取り入れやすいのがメカニカルタイプです。
引き戸をオートロックにするときは新規取付
引き戸の鍵をオートロックにする場合、『もともとある鍵を取り外して交換したい』という方も、中にはいらっしゃるかもしれません。
オートロックの錠前と、一般的な引き戸の鍵を取り付ける穴の規格は異なり、そのまま取り付けることができません。
そのため、基本的には『新しくドアに取り付け穴を開けて、オートロック錠を取り付ける』といった新規取付作業にて対応する場合が多いです。
ただ、既存の鍵がすでにオートロックの錠前で、不具合・故障で新しい鍵に交換したいという場合は、もともと開いている取り付け穴を使用して交換できる場合もあります。
どのような作業が必要になるかは現場の状況によって異なるため、詳しくは鍵屋などの業者にご相談ください。
オートロックの引き戸の鍵は主に2種類
引き戸の鍵には、『戸先錠』と『召し合わせ錠』の主に2種類の鍵があります。
オートロックタイプの錠前は『戸先』部分に取り付けられる製品がほとんどで、召し合わせ部分に対応したタイプ非常に少なくなっています。
そのため、引違戸などの2枚の扉をオートロックにしたい場合は、それぞれの扉の戸先部分にオートロック錠を取り付けるという方法が用いられる場合が多いです。
ただ、2台のオートロック錠を取り付けるとなると、高額な費用がかかってしまうというデメリットがあります。
できるだけ費用を抑えたいという場合は、『よく出入りする扉のみ』にオートロックを取り付ける方法も、検討してみてください。
引き戸に取り付けられるオートロック錠の解錠方法
オートロック錠は鍵穴ではなく、番号やカードなどの特殊な鍵を使用して解錠する機種が多いです。
鍵穴がないことで、ピッキング等の不正解錠を防ぐことができ、防犯性が高いという特徴もあります。
そんな、オートロック錠の解錠方法を一部ご紹介したいと思います。
それぞれの特徴については、各リンク先の見出しでご紹介します。
暗証番号を入力して解錠
あらかじめ登録した、4~12桁程度の番号を入力して解錠する方法です。
暗証番号を覚えておく必要がありますが、物理的な鍵を使用しないため、鍵の紛失や携帯し忘れによる締め出しトラブルの心配がないというメリットがあります。
ボタンの配置が換わらない機種の場合、汚れや傷によって番号を予測される恐れがあるため、定期的な番号変更を行っておくと安心です。
また、電子・電気を使用するタイプの中には、毎回番号の配置が換わる『ランダムテンキー機能』が搭載されていることもあります。
機能性の高い機種は、部品代が高くなる分総額費用も高額になるため、予算と照らし合わせて選ぶことがおすすめです。
専用のカードをかざして解錠
付属の専用カードキーや、あらかじめ登録しておいた対応のICカードを、リーダーにかざして解錠する方法です。
簡単な操作で鍵を開けることができるため、小さな子供からお年寄りまで、幅広い年齢層に適しています。
カードの登録・削除は自分でも行う事が可能なので、合鍵として誰かにわたしたいときや、鍵を紛失して特定の鍵の登録情報を削除したいときなど、すぐに対応できる点がメリットといえます。
ただ、一般的な鍵に比べると薄くて破損しやすいため、管理には十分注意する必要があります。
また、スマートフォンなどの強い電波を発するものと一緒に保管すると、時期不良が発生して鍵が開けられないといったトラブルが起こる恐れもあります。
持ち歩く際は財布やカードケースなどに入れて、できるだけスマートフォンから離して保管するようにしましょう。
指紋を読み取らせて解錠
あらかじめ登録しておいた指紋を読み取らせて、解錠する方法です。
指紋は複製することが難しく、不正解錠がほとんど不可能であり、非常に防犯性が高いという特徴があります。
機種によっては数十~数百の指紋を登録することができるので、たくさんの人が出入りするうえに防犯性が求められるオフィスなどで用いられることが多いです。
ただ、指紋認証タイプのオートロック錠は、本格的なものを取り付けようとすると数十万円という高額な費用がかかってしまうというデメリットがあります。
一方で、インターネットショップなどで数万円程度で販売されている機種は、指紋認証の精度が低かったり、少しの傷や汚れで読み取りができないなどのトラブルが起こりやすくなります。
『オートロック機能が欲しい』という目的である場合は、暗証番号やカード式など、ほかの解錠方法の鍵を選んだ方がトラブルが起こりにくいのでおすすめです。
オートロック錠に交換するメリット・デメリット
引き戸をオートロックにする場合、利便性や防犯性が高まるというメリットがありますが、実はいくつかデメリットもあります。
オートロックを導入するときは、一般的な鍵に比べて高額な費用がかかってしまうため、あらかじめ確認しておくと安心です。
ここでは、オートロック錠に交換するメリット・デメリットをそれぞれご紹介します。
オートロック錠のメリット
オートロック錠を引き戸に取り付けるメリットは、下記のようなものが挙げられます。
- 【引き戸をオートロックにするメリット】
- ・鍵の閉め忘れを防ぐ
- ・鍵の紛失を防ぐ
- ・鍵の防犯性を高める
引き戸の鍵をオートロックに交換する最大のメリットは、『閉め忘れを防ぐことができる』点です。
気を付けていても、誰しも鍵を閉め忘れてしまう事はあるものです。
ただ、そんな隙を狙われて空き巣被害に遭ってしまう方も多いので、普段から閉め忘れが多いという方はオートロックへの交換がおすすめです。
また、暗証番号や指紋認証などの物理的な鍵を使用しないタイプの鍵を選べば、鍵の紛失防止にも効果的です。
さらに、一般的な引戸錠のように鍵穴がないため、ピッキング等の不正解錠を防ぐことができる点もメリットといえます。
オートロック錠のデメリット
次に、オートロックのデメリットをご紹介します。
- 【引き戸をオートロックにするデメリット】
- ・締め出しトラブルが多い
- ・故障のリスクが高い
- ・導入費用が高い
オートロックのトラブルで最も多いのが、『締め出しトラブル』です。
カードで解錠するタイプなど、物理的な鍵が必要な場合、鍵を室内に置いたままドアを閉めると開けられなくなってしまうので注意が必要です。
締め出しを防ぐには、暗証番号や指紋認証など、持ち歩く鍵が必要ないタイプの鍵を選ぶことをお勧めします。
また、電子・電気を使用しているタイプは、長年使用することで電子部品が故障して開かなくなってしまうことがあります。
特に玄関は雨や砂埃などが影響してトラブルが発生しやすくなるため、比較的丈夫なメカニカルタイプの設置を検討しましょう。
さらに一般的な鍵に比べて、部品代や取り付け費用が高額となる点にも注意しましょう。
オートロックの取り付けを鍵屋に依頼する場合の費用については、次の見出しからご紹介しているので、合わせてチェックしてみてください。
オートロックの取り付け作業を鍵屋に依頼する場合
引き戸にオートロックの鍵を取り付ける場合は、DIYでの作業が難しいため、鍵屋などの専門業者への依頼が必要です。
費用に関しては、使用する部品の種類や行う作業内容によって異なるため、まずは見積を依頼して確認することがおすすめです。
依頼する業者によって出張料や見積料、依頼しなかった場合のキャンセル料の有無は異なるため、問い合わせの際にあらかじめ確認しておくといいでしょう。
次の見出しからは、オートロックを取り付ける場合の相場費用や、生活救急車で実際に対応した施工事例をいくつかご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
オートロックの取り付け料金相場
引き戸にオートロックを取り付ける場合の費用は、使用する部品によって大きく異なります。
ここでは、オートロックの取り付けを鍵屋に依頼した場合の相場費用についてご紹介します。扉加工や高性能な錠前の場合は、相場よりも高くなることがございます。
作業内容 | 料金相場 |
---|---|
電子タイプの取り付け費用 | 55,000円~150,000円 |
メカニカルタイプの取り付け費用 | 50,000~100,000円 |
鍵屋にオートロック錠の取り付けの依頼をした場合、取り付け作業費用+部品代で基本的に行う事ができます。
取り付け作業費用は一律である場合が多く、総額費用が高くなるか、安くなるかは使用する部品の価格によって変わってきます。
特に、防犯機能や便利機能が搭載された、機能性の高いオートロック錠を取り付ける場合は、部品代が上がる分総額費用も高くなりますので注意しましょう。
取り付け費用をできるだけ抑えたい場合は、メカニカルタイプや最低限の機能が搭載された電子タイプの部品を選ぶことがおすすめです。
また、電気タイプのオートロックの取付けは、『電気配線工事の資格』を所有している業者に依頼する必要があります。
ごく一般的な鍵屋では対応していない場合も多いので、電気タイプの取り付けを希望しているときは、問い合わせの際にあらかじめ伝えておくとスムーズです。
オートロックの取り付け施工事例
鍵屋にオートロックの取り付けを依頼した場合、現場の状況によって行う作業や費用が異なるため、正確な料金に関しては現地でのお見積りにてご案内しております。
ただ、依頼する前に大体の料金でも知っておくと安心できると思うので、ここでは生活救急車で実際に対応した、オートロックの取り付け作業の施工事例をご紹介します。
電子錠の新規取付
職場の入り口引戸から子供がよく出入りし、勝手に入ってくることがあるため、暗証番号の鍵を付けたいとのことでご依頼でした。
5万円以内という予算希望があり、取り付ける扉は引き戸になりますので、比較的安価なキーレックスの取り付けを行いました。
項目内容 | 料金(税込) |
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合計 | 49,500円 |
デジタル錠の交換
デジタル錠の不具合でご相談をいただき、訪問しました。
半ドアの状態でサムターンを強く回し、不具合が発生したとのことで、TAIKOの部品を使用して交換を行いました。
項目内容 | 料金(税込) |
---|---|
合計 | 55,462円 |
玄関ドアの電子錠取付
寮の玄関ドアに、自動施錠暗証番号式の鍵を取り付け希望とのことでした。
鍵から暗証番号に変更して、利便性を高めたいとのことで、TAIKOのデジタル錠を使用して、取り付けを行いました。
項目内容 | 料金(税込) |
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玄関ドア錠前取付 | 44,000円 |
アルミ扉への取付 | 5,500円 |
TAIKO 部品代 | 5,442円 |
ストライク彫込 | 2,500円 |
合計 | 57,442円 |
引き戸の鍵をオートロックに交換するときは生活救急車にお任せください!
引き戸の鍵をオートロックに交換したい場合は、配線工事不要な電子タイプ、メカニカルタイプであれば鍵屋でも対応する事ができます。
交換費用に関しては使用する部品によって異なるため、まずはお見積りをご利用ください。
生活救急車では、出張料・見積料・キャンセル料は無料で承っております。
『まずは料金を確認してから判断したい』という場合でもご対応可能ですので、お気軽にご相談ください。