ドアノブのノブだけ交換するときの費用がわからなくて、困っていませんか?
ドアノブは種類によっては、ノブ(取っ手部分)のみの交換を行うことができます。
ただ、使用する部品の種類や機能性によって交換料金が異なるため、あらかじめ確認しておくと安心です。
そこで今回は、ドアノブのノブだけ交換するときの料金についてご紹介したいと思います。
ドアノブのノブだけ交換するときの相場費用
ドアノブといっても室内用のドアノブや、玄関用のドアノブもあれば、プッシュプルハンドルなど少し特殊な形状をしたものもあります。
どの部品を使用するかによって料金が異なるため、それぞれの交換費用の相場をご紹介したいと思います。
- 【部品別の交換費用相場】
- ・握り玉タイプ
- ・レバーハンドルタイプ
- ・鍵付きタイプ
- ・プッシュプルハンドル
- ・サムラッチハンドル
ドアノブのノブだけ交換することはできる?
ドアノブは主にノブ(取っ手)部分と、錠ケース(ラッチケース)の2つの部品が別々に取り付けられているため、基本的に部分的な交換が可能です。
ただ、ドアノブといってもさまざまな種類があり、必ずノブだけの交換が行えるわけではないので注意が必要です。
ノブだけの交換は、下記のような場合に行う事ができます。
- 【ノブだけ交換が可能なケース】
- ・サイズが同じ
- ・ドアノブの種類が同じ
ノブだけ交換を行いたい場合は、錠ケースやラッチケースのサイズに合った部品を選ぶ必要があります。
ドアノブの種類が同じであっても、サイズが違っているとノブだけの交換ができないので注意しましょう。
万が一、希望の部品ともともと取り付けられている錠ケースやラッチケースの規格が合わないときは、錠前ごとの交換が必要となったり、ドアへの加工作業が必要になることがあります。
この場合は、ノブだけの交換費用に比べて高額な費用がかかってしまうという点に注意が必要です。
ドアノブの種類が異なっても交換できる場合もある
握り玉タイプからレバーハンドルタイプなど、ドアノブの種類が違っていてもサイズが合っていれば、交換できるケースもあります。
メーカーによっては、互換性のある交換部品を販売していることもあるので、デザインなどに特にこだわりがなければ、万能部品を使うことがおすすめです。
握り玉タイプのドアノブの相場料金
握り玉タイプは昔ながらの丸型のドアノブの名称で、築年数の古い物件に取り付けられていることが多い種類です。
握り玉の中でも3種類に分けられ、『円筒錠』、『チューブラ錠』、『インテグラル錠』があります。
円筒錠やチューブラ錠は主に室内で使用される部品で、鍵付きタイプでもほとんど防犯性はなく、トイレや浴室向きとなっています。
一方で、インテグラル錠は玄関や勝手口でも使用されることがあり、上記の2種類に比べると比較的防犯性が高いのが特徴です。
それぞれのノブだけ交換する場合の相場費用は、下記の表を参考にしてみてください。
ドアノブの種類 | 相場料金 |
---|---|
円筒錠 | 16,000円~25,000円 |
チューブラ錠 | 17,000円~25,000円 |
インテグラル錠 | 23,000円~40,000円 |
レバーハンドルタイプのドアノブの相場料金
レバーハンドルタイプは、近年住宅をはじめとした幅広い建物で使用されているドアノブの種類です。
簡単な動作で開ける事ができるという利便性の高さが魅力で、最大限可能な限りすべての人が利用しやすい製品を示す、『ユニバーサルデザイン』にも当てはまります。
握り玉タイプのドアノブに比べてデザイン性も高く、カラーや形状の種類も多数展開されているため、部屋のインテリアに合わせて選べる点もポイントです。
部品のサイズによっては、握り玉の錠ケース/ラッチケースを使って、ノブだけ交換することも可能です。
レバーハンドルタイプの交換相場費用:22,000円~35,000円
鍵付きドアノブの相場料金
玄関や勝手口、トイレなどの取り付け場所によっては、鍵が搭載されているタイプのドアノブが使用されていることがあります。
室内に使用されている鍵付きドアノブは『ラッチ固定式』と呼ばれる、簡易的な鍵がついている物が多く、一般的なドアノブの交換費用とそれほど変わりません。
一方で、玄関や勝手口に使用されているような『デッドボルト式』の鍵は、比較的防犯性が高いものが使用されていて、搭載されている鍵の種類によって費用が大きく変わってきます。
鍵付きドアノブのノブ交換費用相場:33,000円~45,000円
プッシュプルハンドルの相場料金
プッシュプルハンドルは、戸建て住宅やマンションなどの築年数の比較的浅い物件で使用されていることが多いドアノブです。
押す(プッシュ)、引く(プル)といった簡単な動作で開けることができるため、利便性の高いドアノブとして近年人気が高まっています。
プッシュプルハンドルは基本的に互換性のある部品が少ないため、ノブだけ交換するときは同じメーカーの同じ製品を使用する必要があります。
部品が廃盤となってしまった場合は、錠前ごと(ノブ+錠ケース)の交換や、ドアへの加工作業を伴う場合がある点に注意しましょう。
プッシュプルハンドル交換費用相場:35,000円~55,000円
サムラッチハンドルの相場料金
サムラッチハンドルは、親指(サム)でラッチを操作するタイプのドアノブで、築年数の古い物件でよく用いられています。
別名アンティーク錠・装飾錠とも呼ばれていて、華やかな装飾が施されていることが特徴となっています。
デザイン性が高いぶん、部品代もごく一般的なドアノブに比べて高くなるため、交換費用も比例して高額になる場合が多いです。
サムラッチハンドル交換費用相場:45,000円~60,000円
ドアノブのノブだけ交換を鍵屋に依頼する場合
ドアノブのノブだけを交換する作業は、錠ケースのサイズに合った部品を選ぶ必要があるため、鍵屋に依頼するのが安心です。
ただ、鍵屋に依頼するとなるとどのくらいの費用がかかるのかわからなくて、依頼しにくく感じてしまう方もいらっしゃると思います。
そこで次の見出しからは、ドアノブのノブだけの交換を鍵屋に依頼した場合の施工事例をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
ノブだけ交換を行った場合の施工事例
鍵屋にノブだけの交換作業を依頼した場合、現場の状況によって行う作業や費用が異なるため、正確な料金に関しては現地でのお見積りにてご案内しております。
ただ、依頼する前に大体の料金でも知っておくと安心できると思うので、ここでは生活救急車で実際に対応した、ノブだけの交換施工事例をご紹介します。
トイレドアの玉座交換
トイレドアの、玉座修理のご依頼でした。
玉座が外れかかっており、固定するために閉めるネジ穴も潰れてしまっている状態。
締めても締まり切らないため、交換を行いました。
項目内容 | 料金(税込) |
---|---|
トイレドアの玉座交換 | 11,000円 |
SHOWA 部品代 | 5,000円 |
合計 | 16,000円 |
事務所玄関のドアレバー交換
玄関ドアのレバーハンドルがガタついており、修理のご依頼でした。
台座が割れていてネジが締まりきらない状態で、修理は不可のため、レバーハンドルの交換を行いました。
項目内容 | 料金(税込) |
---|---|
玄関ドアのレバーハンドル交換 | 11,000円 |
GOAL 部品代 | 11,000円 |
合計 | 22,000円 |
玄関ドアの玉座交換
防犯面で不安なことがあったとのことで、鍵交換依頼をいただきました。
現状と同等の製品に、交換を行いました。
項目内容 | 料金(税込) |
---|---|
玄関ドアの玉座交換 | 11,000円 |
SHOWA 部品代 | 12,100円 |
合計 | 23,100円 |
鍵なしドアノブから鍵付きドアノブに交換
室内のレバーハンドルが付いているドアに、新しく鍵を取り付けたいとのことです。
そこまで防犯性は必要なく、室内外どちらからも鍵が掛けられたらそれでいいとのご希望でした。
中についている錠前をそのまま使用して、鍵付きのレバーハンドルに交換を行いました。
項目内容 | 料金(税込) |
---|---|
室内ドアノブ交換 | 11,000円 |
NAGASAWA 部品代 | 16,500円 |
合計 | 27,500円 |
玄関ドアのプッシュプルハンドル交換
玄関のプッシュプルハンドルが、破損しているとのご相談を頂きました。
修理不可のため、部品を取り寄せて交換を行いました。
項目内容 | 料金(税込) |
---|---|
玄関ドア取手交換 | 11,000円 |
三協アルミ 部品代 | 27,500円 |
合計 | 38,500円 |
ドアノブのノブだけの交換が難しい場合の費用
下記のような場合は、ドアノブのノブだけの交換が難しい場合があります。
- 【ノブだけの交換が難しいケース】
- ・サイズの合う部品がないとき
- ・ドアノブの種類を変えたいとき
ノブだけ交換を行う場合は、錠ケース(ラッチケース)のサイズに合った部品を選ぶ必要があります。
部品がすでに廃盤となってしまっていて、サイズの合うものが見つからないときは、錠前ごと(ノブ+錠ケース)の交換が必要です。
また、握り玉タイプからレバーハンドル、鍵なしから鍵付きなど、種類の異なるドアノブに交換したいときは、ドアへの加工作業を伴う場合があります。
既存のドアノブによっては、汎用タイプの部品を展開していることもありますので、すべての場合に加工が必要になるわけではありませんが、加工が必要な場合は総額費用も高額になる場合がありますので注意しましょう。
詳しい費用や交換作業の内容については、実際に現場を拝見する必要があるため、まずは無料のお見積もりをご利用ください。
玄関ドアノブの錠前交換
玄関ドアノブの不具合で、ご依頼をいただきました。
使用年数40年近いサムラッチが付いており、経年劣化による摩耗でサムラッチが硬く動かない状況でした。
できるだけ安いものをご希望で、外観は気にしないとのことで、GOALのUWLを使用して交換しました。
項目内容 | 料金(税込) |
---|---|
玄関ドア錠前交換 | 25,300円 |
GOAL 部品代 | 5,500円 |
合計 | 30,800円 |
加工作業を伴うドアノブ交換
トイレドアノブが外れてしまい、ネジもうまく止まらないとのことでご相談を頂きました。
経年劣化や使用頻度、木材の劣化によるトラブルで、部品も誤操作により使用に制限をかけておられる状態でした。
リーズナブルな同等製品と、レバーハンドルの2パターンをご提案し、ドアに加工を施したうえでレバーハンドルに交換を行いました。
項目内容 | 料金(税込) |
---|---|
ドアノブ交換 | 25,300円 |
加工 軽作業 | 8,800円 |
TOMFU 部品代 | 13,200円 |
合計 | 47,300円 |
ドアノブのノブだけ交換するよくある目的
長い間同じドアノブを使っているけど、特に不具合が起こっていない場合は、なかなか交換するタイミングがわからないという方もいらっしゃると思います。
そこで、生活救急車でよくご依頼をいただく場合に多い、ドアノブ交換の目的をご紹介したいと思います。
交換するかどうか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
見栄えを改善したい
ドアノブは金属製のものが一般的であるため、取り付けられている環境や使い方によっては徐々に見栄えが悪くなってきます。
特にお風呂場やキッチンなどの水回りは湿気によって錆が発生しやすく、掃除では簡単に落ちないので厄介です。
サビを放置してしまうと徐々に内部の部品にまで広がり、動作不良の原因となることもありますので、早めに交換を行うと安心でしょう。
また、物をぶつけたりして傷が付いていたり、塗装がはがれてしまうと見栄えが悪くなり、家の景観にも影響してきます。
ドアノブの寿命は10年程度といわれているため、特に不具合が起こっていなくても、見栄えや今後起こりうるトラブルを考慮して交換される方も多くいらっしゃります。
利便性を高めたい
近年では、住宅をはじめとした多くの建物で、レバーハンドルタイプのドアノブが使用されることが増えています。
レバーハンドルタイプのドアノブは、ノブを下げてドアを押す・引くといった簡単な動作で開ける事ができるため、小さな子供やお年寄りなど、力の弱い人でも操作がしやすいというメリットがあります。
一方で、築年数の古い建物で使用されているのが握り玉タイプのドアノブで、こちらは握って『捻る』という動作が必要となり、人によっては難しく感じる場合もあるというデメリットがあります。
上記のデメリットを考慮して、握り玉からレバーハンドルタイプのドアノブに交換したいという目的でご依頼をいただくケースも非常に多いです。
防犯性を高めたい
アパートや築年数の古い物件では、ドアノブに鍵が搭載されている『インテグラル錠』という機種が、玄関に使用されていることもあります。
鍵が取り付けられてから10数年以上一度も交換したことがないという場合は、鍵の防犯性が非常に低い可能性があり、空き巣などの侵入リスクが高まります。
特にディスクシリンダーやピンシリンダーなど、ギザギザした形状の鍵はピッキングによる被害が非常に多いため、防犯性の高い鍵への交換を検討することがおすすめです。
ドアノブに鍵が搭載されているタイプである場合は、ノブのみを防犯性の高い鍵が使用されているタイプに交換することができます。
近年ではディンプルキーと呼ばれる、内部構造が複雑な鍵が主流となっているので、防犯対策を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
ドアノブのノブの交換は生活救急車にお任せください!
ドアノブのノブのみの交換を行う場合、錠ケースのサイズに合った部品選びなどの難しい作業を伴うため、鍵屋への依頼がおすすめです。
鍵屋なら現場に合った部品や、ご希望のドアノブを取り付けるための作業のご提案から行っております。
生活救急車の場合、出張料・見積料・キャンセル料は基本的に無料でご対応しておりますので、『まずは料金が知りたい』という場合でも、お気軽にご相談ください。