ボタンロック式のドアノブが開かなくなって、困っていませんか?
室内のドアノブとしてよく使われているボタンロック式のドアノブは、不注意や不具合によって急に開かなくなってしまうことがあります。
状況によっては自分でドアを開けられる可能性もありますので、まずは対処法を試してみることもおすすめです。
今回は、ボタンロック式のドアノブが開かないときの対処法を解説したいと思います。
鍵屋に依頼した場合の解錠・修理・交換費用についてもご紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。
- ボタンロック式のドアノブが開かない原因
- インロック
- ドアノブが空回りする
- ドアノブが取れた
- ボタンロック式のドアノブのトラブル対処法
- インロックしたときの対処法
- ドアノブが空回り・取れたときの対処法
- どうしても開けられないときは鍵屋に依頼
- ボタンロック式のドアノブトラブル解消作業を鍵屋に依頼した場合
- ボタンロック式ドアノブのトラブル解消作業料金表
- ボタンロック式ドアノブの解錠・修理・交換施工事例
- ボタンロック式ドアノブのトラブルを防ぐ方法
- 鍵で施錠するタイプのドアノブに交換する
- 定期的にメンテナンスを行う
- スマートフォンを携帯する
- ボタンロック式ドアノブが開かないときは生活救急車にお任せください!
ボタンロック式のドアノブが開かない原因
室内や築年数の古いアパートの玄関などで使用されていることが多い、ボタンロック式のドアノブ。
不注意や経年劣化による不具合が原因で、開かなくなってしまうトラブルが起こりやすくなっています。
ドアノブが開けられなくなってしまったとき、原因によっては自分で解決できる場合もあります。
ここではまず、ボタンロック式のドアノブが開かなくなる主な原因をご紹介します。
- 【ボタンロック式ドアノブが開かなくなる原因】
- ・インロック
- ・ドアノブが空回りしている
- ・ドアノブが取れてしまった
インロック
ボタンロック式のドアノブのトラブルで多いのが、インロックトラブルです。
このタイプのドアノブは、室内側のボタンを押して扉を閉めるだけで、鍵を閉めることができるという特徴があります。
そのため、鍵を室内に入れたまま誤ってロックをかけてしまい、外側から開けられなくなってしまうというトラブルが多く発生しています。
鍵も一緒に閉じ込めてしまった場合は自分で開けることが難しいため、鍵の解錠に対応している業者への依頼が必要です。
ただ、賃貸の場合は管理会社がスペアキーを保管している可能性もありますので、まずは管理会社に相談することもおすすめです。
衝撃で勝手に閉まることもある
ボタンロック式の鍵は、『ラッチ固定式』と呼ばれる簡易的なタイプが取り付けられています。
ラッチ固定式の鍵が劣化すると、ドアが閉まった衝撃などが引き金となって勝手に施錠されるというトラブルが発生することがあります。
専用の鍵が室内に保管されている場合は、自分で開けることができなくなってしまうため、こちらの『ボタンロック式のドアノブのトラブル対処法』でご紹介している方法を参考に対応してみてください。
ドアノブが空回りする
ボタンロック式のドアノブの鍵が閉まっていないのに開かないときは、空回りが起こっている可能性が考えられます。
この空回りが起こる原因として考えられるのが、ドアノブの内部に取り付けられている『バネ』の劣化や破損です。
ドアノブの内部のバネはラッチの動作にかかわる部品のため、破損するとドアノブが効かず、開かなくなってしまう原因となります。
バネの破損は部品交換などの修理が行えないため、ドアノブ全体やラッチケースの交換が必要です。
ドアノブが空回りしてドアが開かなくなってしまった場合は、ラッチを直接操作することで開けられる場合がありますので、下記リンク先の手順を参考にしてみてください。
ドアノブが取れた
ドアノブはネジで固定されており、何度も操作を繰り返すことでネジが緩んで取れてしまうことがあります。
ボタンロック式のドアノブは、表面にネジが付いていないため、緩んでいる事に気付きにくいという特徴があります。
ドアノブが取れて開けられなくなってしまったときは、外側から誰かに開けてもらうか、難しいときは自分でラッチを操作して脱出しましょう。
ネジの緩みが原因で取れてしまったときは、再度しっかり固定し直すことで使い続けることができます。
ただ、ネジ穴が広がって固定できなくなった場合、ネジ穴の加工が必要となりますので、鍵屋等の専門業者に取付を依頼しましょう。
ドアノブが破損するケースもある
ドアノブは強い衝撃を加えたり、サビなどが発生してもろくなっていると、折れてしまう事もあります。
特に、浴室や脱衣所などの湿度が高い場所に設置されているドアノブは、サビが発生して故障しやすくなります
パッと見では劣化が確認できなくても、内部の部品が錆びていてちょっとした衝撃で折れることもあるので注意が必要です。
折れてしまったときも取れたとき同様に、ラッチを直接操作することでドアを開けられる可能性があるので、下記リンク先の対処法を試してみてください。
ドアノブが破損した場合、修理で対応する事が難しいため、部分交換もしくはドアノブ全体の交換が必要となります。
ドアノブの交換を鍵屋に依頼した場合の費用については、こちらの『ボタンロック式のドアノブトラブル解消作業を鍵屋に依頼した場合』でご紹介しているので、合わせてチェックしてみてください。
ボタンロック式のドアノブのトラブル対処法
ボタンロック式のドアノブトラブルでドアが開かなくなってしまったとき、応急処置を行うことで自分で開けられる場合があります。
誰かが閉じ込められていてすぐに開けたいというときは、下記の方法を試してみてください。
- 【ボタンロック式のドアノブが開かないときの対処法】
- ・インロックしたときの対処法
- ・ドアノブが空回り/取れたときの対処法
- ・どうしても開けられないときは鍵屋に依頼
インロックしたときの対処法
鍵穴が付いていないタイプのボタン錠をインロックしてしまったときは、『非常解錠装置』がないか確認してみましょう。
『切り欠き』や『ノブの真ん中に小さな穴が開いている』場合は、家にあるものを使って解錠できる可能性があります。
- 【インロックしたときの解錠方法】
- ・切り欠きがある場合
- →硬貨などのコインをさしこんで、回して解錠する
- ・小さな穴が空いている場合
- →キリなどの先端が細いものを、押し込んで解錠する
鍵穴が付いている場合のボタン錠が取り付けられている場合は、専用の鍵がないと解錠できないので注意しましょう。
鍵を室内に置いたまま閉めてしまったときは、自分で開けることが難しいため、鍵屋への依頼をご検討ください。
賃貸玄関の場合は管理会社に相談
賃貸の玄関の鍵をインロックしてしまったときは、管理会社や大家さんにスペアキーが保管されていないか確認してみましょう。
スペアキーがあれば、鍵屋に依頼しなくても鍵を開けることができます。
万が一管理会社がスペアキーを保管していなかったり、管理会社の対応時間外で連絡が取れないときは、鍵屋に解錠を依頼しましょう。
業者によっては、早朝や深夜の作業にも対応している事がありますので、電話で問い合わせてみることがおすすめです。
ドアノブが空回り・取れたときの対処法
施錠されているわけではないのに、ドアノブの不具合でドアが開かなくなってしまったときは、ラッチを直接操作して開けられる場合があります。
万が一室内に閉じ込められてしまったときも、自分で脱出できる可能性がありますので、ぜひ参考にしてみてください。
- 【ドアが開けられないときの対処法】
- 1.ドアとドア枠の隙間に差し込める薄さで、頑丈なものを用意する。
- (クレジットカード・下敷・トイレットペーパーの芯を広げたものなど)
- 2.用意した道具をドアの隙間に差し込んで、ラッチを押し込む。
- 3.ラッチを押し込めたら、ドアを押し開ける。
- 4.再発を防ぐために、マスキングテープなどでラッチを引っ込めた状態で固定しておく。
ドアノブの空回りや破損は修理では改善する事ができないため、新しい部品に交換が必要となります。
故障したまま放置していると、再度不具合が発生する原因となりますので、早めに交換を行いましょう。
どうしても開けられないときは鍵屋に依頼
専用の鍵が室内にあるときなど、どうしても自分で開けることが難しい場合は専門の鍵屋への依頼をご検討ください。
鍵屋では開かなくなったドアや鍵の解錠作業から、ドアノブの修理・交換作業まで幅広い作業に対応しております。
トラブルの原因によっては解錠ができても、そのまま同じドアノブを使い続けることが難しい場合もあります。
ドアノブの修理や交換作業は個人で行うことが難しいため、無理せず専門業者に依頼するのが安心です。
鍵屋に依頼する時の注意点
鍵屋は全国に多数展開しているため、依頼する業者によって作業料金が異なります。
中には簡単な作業にもかかわらず、高額な費用を請求してくる悪質な業者がいるという話も耳にするため、業者選びは慎重に行うことが大切です。
急いでいると連絡がついた鍵屋にすぐに依頼してしまいがちですが、できれば2~3社程度から見積もりを取って料金を比較すると、悪質な業者に引っかかりにくくなるのでおすすめです。
ボタンロック式のドアノブトラブル解消作業を鍵屋に依頼した場合
ボタンロック式のドアノブが開かなくなったとき、どうしても自分で解決できないときは、鍵屋への依頼もご検討ください。
鍵屋では鍵やドアの解錠や故障したドアノブの交換など、さまざまな作業に対応する事ができます。
ただ、どのくらいの費用がかかるのかわからないと、依頼しにくく感じてしまう方もいらっしゃると思います。
そこで次の見出しからは、ボタンロック式のドアノブトラブル解消作業の料金をご紹介します。
ボタンロック式ドアノブのトラブル解消作業料金表
生活救急車で、ボタンロック式のドアノブ解錠・修理・交換を行う場合の基本料金表をご紹介します。
鍵屋への依頼を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
作業内容 | 作業料金(税込み) |
---|---|
ドアノブ/ラッチ 修理・調整 | 8,800円~ |
ドアノブ交換 | 11,000円₊部品代 |
刻みキー解錠 | 8,800円~ |
ボタンロック式のドアノブのトラブルが発生した場合、行う作業内容によって料金が異なります。
インロックのような特に不具合が原因ではないときは、解錠作業のみで対応できるため、比較的安価な費用で解決することができます。
一方で経年劣化などが原因でドアノブの交換が必要になる場合は、解錠費用に加えてドアノブの交換費用が発生する分、高くなる点に注意が必要です。
より詳しい料金に関しては、次の見出しでご紹介している施工事例を参考にしてみてください。
ボタンロック式ドアノブの解錠・修理・交換施工事例
鍵屋にボタンロック式ドアノブの解錠・修理・交換を依頼した場合、現場の状況によって行う作業や費用が異なるため、正確な料金に関しては現地でのお見積りにてご案内しております。
ただ、依頼する前に大体の料金でも知っておくと安心できると思うので、ここでは生活救急車で実際に対応した、ボタンロック式ドアノブの解錠・修理・交換施工事例をご紹介します。
トイレドアの解錠
トイレのドアが風で閉まった際に、鍵がかかってしまったとのことです。
円筒錠が付いており、非常解錠もあるのですが、ドライバーで操作しても開かなかったようです。
使用年数も40年近いようで、非常解錠装置も破損しておりました。
交換をお勧めしましたが、予算の関係で解錠のみで対応しました。
項目内容 | 料金(税込) |
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トイレドア解錠 簡易錠 | 11,000円 |
合計 | 11,000円 |
室内ドアの解錠
衣裳部屋の解錠のご依頼をいただき、訪問しました。
荷物を中に入れた状態で、うっかり円筒錠のボタンを押して閉めてしまい、開かなくなったとのことです。
シリンダーの解錠作業にて、対応いたしました。
項目内容 | 料金(税込) |
---|---|
室内ドアの解錠 5枚以上 | 17,600円 |
合計 | 17,600円 |
トイレの解錠とドアノブ交換
トイレの解錠依頼で、訪問しました。
勢いよく扉を閉めた際に、勝手に鍵がかかってしまったとのことでした。
解錠作業を行ったうえで、鍵は必要ないとのことで鍵なしのドアノブに交換させていただきました。
項目内容 | 料金(税込) |
---|---|
トイレ解錠 5枚 | 12,600円 |
トイレドアの錠前交換 | 15,300円 |
GOAL 部品代 | 2,100円 |
合計 | 30,000円 |
室内ドアの錠前交換
ドアノブの修理依頼で、訪問しました。
室内ドアのドアノブが経年劣化により、中で折れて空回りしている状況でした。
修理は不可のため、同じGOALの円筒錠を使用した錠前交換にて対応しました。
項目内容 | 料金(税込) |
---|---|
ドアの錠前交換 | 25,300円 |
GOAL 部品代 | 12,100円 |
合計 | 37,400円 |
ボタンロック式ドアノブのトラブルを防ぐ方法
ボタンロック式ドアノブは、不注意によってトラブルが起こりやすいため、日ごろから対策を行っておくと安心です。
- 【ボタンロック式ドアノブのトラブル予防法】
- ・別のドアノブに交換する
- ・定期的にメンテナンスを行う
- ・スマートフォンを携帯する
鍵で施錠するタイプのドアノブに交換する
ボタンを押して施錠するという仕組み上、インロックトラブルが発生しやすいという特徴があるボタンロック式ドアノブ。
築年数の古い物件では玄関の鍵として使用されていることもあり、鍵を忘れると開けられなくなってしまうので注意が必要です。
効果的な対処法としては、インテグラル錠などの『専用の鍵』を使って施錠・解錠を行うドアノブに交換する方法があります。
勝手に施錠されてしまうというトラブルもなくなるうえに、円筒錠よりも防犯性を高められるという点がメリットです。
室内のドアノブの場合は、施錠機能が搭載されていないドアノブに交換するか、の内側からサムターンで施錠・解錠を行うチューブラ錠へ交換を行う方法がおすすめです。
定期的にメンテナンスを行う
ドアノブの耐用年数は10年程度といわれていて、長年使用していると突然開かなくなったり、ドアノブが取れてしまうといったトラブルが起こりやすくなります。
少しでも動作に違和感を感じたり、サビなど見た目に劣化が現れたときは、部分的な交換やドアノブ全体の交換を検討することがおすすめです。
ドアが開かなくなってしまうと、部品の交換作業に加えて解錠作業も必要となり、修理費用が高くなってしまうので注意しましょう。
また、ドアノブに物をぶつける、ぶら下がったり負荷をかけるなど、乱暴に取り扱っていると、寿命が短くなってしまいます。
長期間使い続けるためにも、ドアノブに負担をかけないようにやさしく操作を行うように心がけましょう。
スマートフォンを携帯する
普段から気を付けていても、鍵やドアノブ本体の故障が起こる可能性はゼロではありません。
トイレや浴室などの、個室に閉じ込められてしまったときの対策として、外と連絡が取れるようにスマートフォンなどを常に携帯すると安心です。
また、個室の中にラッチを内側から操作できるような道具を常備しておくと、自分でもすぐに脱出できる可能性があります。
使い終わったクレジットカードやハンガーなど、ドアの隙間に差し込めるものをおいておきましょう。
トラブルはどのタイミングで起こるかわからないため、万が一の時のためにしっかり対策を行っておくことをおすすめします。
ボタンロック式ドアノブが開かないときは生活救急車にお任せください!
対処法を試してもボタンロック式ドアノブが開かないときは、鍵屋でも作業を行う事ができます。
鍵屋に依頼した場合は、行う作業内容によって料金が異なるため、まずは見積を取ることがおすすめです。
生活救急車では、出張料・見積料・キャンセル料は無料で承っております。
『まずは料金を見てから判断したい』という場合でも対応可能ですので、お気軽にお問い合わせください。