いきなり玄関のドアノブをガチャガチャされたときの対策方法を探していませんか?
特に夜中に操作された場合や一人暮らしをしている方なら、何かあったときのために対策を行っておくことが安心です。
ただ、そもそもなんで玄関のドアノブをガチャガチャされるのか疑問に思っている方もいらっしゃると思います。
そこで今回は、ドアノブをガチャガチャする人の話と対策についてご紹介します。
ドアノブをガチャガチャされたら対策は必要?
家にいるときに急にドアノブをガチャガチャされて怖い思いをしたことがある方もいらっしゃると思います。
実際にドアスコープなどを覗いてみた方のほとんどはガチャガチャしてきた人物と面識がなく、誰なのかわからないことがほとんどのようです。
ただ集合住宅などでは住民が間違えてしまったパターンも考えられるため、対策の可否に迷ってしまうこともあると思います。
ここでは、ドアノブをガチャガチャされたら対策は必要かどうかについてご紹介します。
ドアノブをガチャガチャされているときの対処法
まさに今ドアノブをガチャガチャされていてどう対処していいか不安!という方は、下記の手順で対処しましょう。
- 【ドアノブをガチャガチャされているときの対処法】
- 1.しっかり施錠してあるかチェック(ツーロック、ドアバー、ドアチェーンもすべて施錠する)
- 2.インターフォンがある場合はモニターで状況を確認するのもおすすめ
- 3.危険なのでドアは開けない。声をかけられても居留守を使う
- 4.不安な時は110番通報する
ドアをガチャガチャされているときに最も重要なのは『部屋に侵入させないこと』です。できるなら玄関の鍵やドアバー、チェーンなどをすべて閉めた状態にしておくことがおすすめです。
玄関をガチャガチャされているだけなら、住民が間違えていることもあるのでしばらく様子を見てもいいでしょう。万が一外から声をかけられていたり不安や危険を感じたときは、迷わず110番通報しましょう。
ただし警察に通報してもすぐに来てもらえるとは限らないため、鍵をしっかりかけておくことが何よりも大切です。身を守るためにも日頃から鍵をかけることを習慣づけておきましょう。
余裕がある場合は鍵をガチャガチャされている音を録音しておくと、警察が来てからスムーズに状況を説明できると思います。
夜中にドアノブをガチャガチャしてくるのは誰?
ドアノブをガチャガチャされたとき、第一に考えられるのが近所に住んでいる住民が間違えてしまったという可能性です。
特に夜も深い時間帯は酔っぱらって帰宅した住民が階数や部屋の位置を間違えて鍵を差し込んでしまい、ガチャガチャ操作してしまうというトラブルはよく耳にします。
近所の住民が間違えてしまっただけなら特に問題はないですが、それが空き巣や居空きだった場合は危険です。
空き巣などの不審者は鍵を閉め忘れている家を狙って、深夜に一つずつドアノブを操作して回っていることもあるようなので注意しましょう。
空き巣・居空きだけじゃない!顔見知りの犯行の場合も考えられる
玄関をガチャガチャするのは空き巣や居空きなど全く知らない人だけとは限りません。
合鍵を持っている管理人や友人・以前の恋人などが勝手に家を訪ねてきていることもあります。
そんな身近な人がストーカーになってしまうことも考えられるため、玄関の防犯性は鍵だけではなく他の対策も合わせて行っておくと安心できるかと思います。
次の日に玄関周りをチェックしてみる
玄関をガチャガチャした犯人が空き巣であった場合は、何度も偵察に来ている可能性が考えられます。そのため、まずは明るい時間帯に玄関周りをしっかり確認しておきましょう。
空き巣に狙われている場合、玄関にマーキングがされていることがあります。マーキングとはその家の住民の生活リズムや家族構成などを表すサインで、表札やインターフォン付近、集合ポストなど目につきにくい場所に書かれていることが多くあります。
玄関の周りに下記のような記号があった場合は空き巣に狙われている可能性があるため、早めに対策を行っておくことがおすすめです。
- 【よくあるマーキング例】
- ・W(Woman=女性)
- ・M(Man=男性)
- ・S(single=一人暮らし)
- ・学(学生)
- ・ル8~18(8時から18時までは留守)
万が一マーキングを発見したらスマートフォンなどで撮影し、除光液などを使って落としておきましょう。万が一落ちない場合は、塗りつぶしたりやすりで削り落とすなどの方法で対応することができます。
賃貸にお住いの場合は管理会社や大家さんなどに伝えておくと、万が一の場合にすぐに対応してもらえるかもしれません。
侵入盗に狙われやすい家の特徴
一戸建ての住宅に比べてマンションやアパートなどの集合住宅は顔見知りではない人が立ち入っていてもわからないため、不審者に狙われやすくなります。
下記のような住宅に住んでいる場合は、万が一の場合に備えてしっかり対策を行っておきましょう。
- 【狙われやすい家の特徴】
- ・マンション、アパートなどの集合住宅
- ・オートロックが付いていない
- ・築年数の古い住宅
- ・女性の一人暮らし
特にオートロックがついていなかったり、築年数が古く防犯対策が十分にされていなさそうな物件を狙って空き巣に入るのでしっかり対策を行っておくことが大切です。
また、女性が一人暮らしをしている家は空き巣だけでなく、人がいる時間帯を狙ってくる居空きや強盗などの標的になる恐れもあるため注意しましょう。
ドアノブをガチャガチャされたあとの対策とは
ドアノブをガチャガチャされたあとはそのままにせず、しっかり対策を行っておくようにしましょう。
今回はたまたま施錠してあったから、住民が間違えただけだったからという場合でも次はもっと危険な目に遭うかもしれません。
怖い思いをしないためにも日頃から防犯対策を行っておくことがおすすめです。
ここでは、ドアノブをガチャガチャされたあとの対策をご紹介します。
玄関の鍵の防犯性を強化する
ドアノブをガチャガチャされたときに一番有効な対策はしっかり施錠を行っておくことです。間違えた住民でも不審者でも施錠されていれば室内に入ってくることは基本的にできません。
ただ築年数の古い物件には刻みキーと呼ばれる防犯性の低い鍵が取り付けられていることが多くピッキングなどで簡単に解錠できてしまうため、鍵の表面に複数のくぼみが付いている防犯性の高いディンプルキーやキーレス錠へ交換しておくとあらゆる手口を使って解錠してこようとする不審者にも対抗することができます。
中でもキーレス錠は通常、鍵穴が見えない仕様になっているためピッキングが困難なうえにオートロック機能がついているものを選べば鍵の閉め忘れ対策も行うことができます。
ただし賃貸にお住いの場合は鍵の交換を勝手に行うことは基本的に禁止されているため、事前に管理会社や大家さんに相談・許可をもらうことを忘れないようにしましょう。
手軽な対策『補助錠』
玄関の鍵を交換するとなると、基本的に鍵の専門業者に依頼して作業してもらうことが一般的です。そのため、鍵本体の料金に加えて数万円の作業費が必要となります。
ただし中には防犯性を上げたいけど、高い作業費はかけられないという方もいらっしゃると思います。
そんなときにおすすめなのが『補助錠』の設置です。補助錠はホームセンターやネットショップなどで2,000円程度から購入することができ、製品によって簡単に自分で取付を行うこともできます。
手軽に鍵を増やすことができるため、費用を抑えつつ防犯性を強化したい方は補助錠の設置を検討してみてはいかがでしょうか。
玄関周りの防犯性を強化する
玄関周りの対策は鍵以外にも、下記のようなものがあるのでチェックしてみてください。
- 【玄関周りの対策】
- ・防犯カメラを設置する
- ・センサーライトを設置する
- ・ドアスコープカバーを付ける
- ・ポストの対策をする
玄関に防犯カメラやセンサーライトを設置しておくことで、防犯対策をきちんと行っている家というのを不審者にアピールすることができます。
人目に付きやすい状態にしておく、記録を残しておくと万が一何かあったときにスムーズに対応することが可能です。防犯カメラやセンサーライトは、インターネットショップなどで簡易的なものも販売されているためぜひチェックしてみてください。
また、賃貸で気を付けたいのがドアスコープやドアポストです。特にドアポストは室内の様子をのぞき見されることもあるため、目隠しなどで対策を行っておくことがおすすめです。
賃貸の場合は物件の防犯性もチェックする
一人暮らしをしている方は特に、賃貸物件の防犯性をしっかりチェックしておくことも大切です。
- 【賃貸の防犯チェック】
- ・オートロックがあるか
- ・モニター付きインターフォンがあるか
- ・集合ポストに鍵はついているか
- ・管理人が常駐しているか
不審な人物が簡単に部屋の前まで入ってこられないようなオートロックや、距離を置いて相手の確認ができるモニター付きインターフォンがある物件は比較的安心感が高くなります。
特にモニター付きインターフォンは実際に応答しなくても姿だけ確認する事ができるので、居留守を使えるうえにスマートフォンなどで撮影しておけば万が一の場合もスムーズに対応できます。
また集合ポストに鍵が付いていないと、勝手に中を取り出されて個人情報が流出してしまうことがあります。ついていない場合は、自分で南京錠などを購入して対策を行うことがおすすめです。
ドアノブをガチャガチャする人の話と対策まとめ
今回は、ドアノブをガチャガチャする人の話と対策についてご紹介しました。
マンションやアパートなどの集合住宅に住んでいる場合は、近隣の住民が間違えた可能性もありますが不審者が徘徊していた場合は注意が必要です。
ドアノブをガチャガチャ操作されても玄関の防犯性を強化しておけば部屋の中に入られるのを防ぐことができるため、今回ご紹介した方法を参考に対策を行ってみてはいかがでしょうか。