総合受付コールセンター
0120-137-365

玄関ドアの鍵が引っかかる原因と対処法~内側・外側ごとの修理方法~

玄関ドアの鍵が引っかかる原因と対処法~内側・外側ごとの修理方法~ 鍵のコラム

玄関ドアの鍵が引っかかって操作しにくいという場合に、そのまま使い続けてしまう方もいらっしゃると思います。

鍵が引っかかる原因には、汚れや潤滑剤切れなどの軽度なものもあれば、鍵の経年劣化などのすぐに修理が必要な場合もあります。

放置すると鍵が開かなくなってしまう恐れもあるので、早めの対策がおすすめです。

今回は鍵が引っかかる原因や自分でできる修理方法をご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

玄関ドアの鍵が引っかかる原因

玄関ドアの鍵を開けようと思ったときに回しにくい、引っかかる感触がある場合、鍵にトラブルが起こっている可能性が考えられます。

そのまま放置して使い続けると鍵が故障して交換が必要になるケースもあるため、早めに修理を行うことがおすすめです。

不具合が発生している原因によっては自分で解決もできるので、まずはどこに原因があるのかを確認しましょう。

子鍵を差し込んだときに引っかかる『外側』のトラブルなのかツマミを回した時に引っかかる『内側』のトラブルなのか、症状が発生している場所によって原因が異なる場合もあります。

まずは、どちらに症状が発生しているかをチェックする事から始めてみましょう。

リンク先の見出しにて、それぞれの原因について詳しく解説します。

鍵穴にホコリ・ゴミがつまっている

鍵穴にホコリ・ゴミがつまっている

鍵穴は小さくて狭いですが、風に吹かれた細かい砂やホコリ、小さな虫などが入り込んでしまっている、ゴミが付いた子鍵をそのまま鍵穴に差し込んだ際に、内部にゴミが付着してしまうことがあります。

鍵穴にゴミが溜まってしまうと子鍵とのかみ合わせが悪くなり、引っかかりや回しにくいなどの動作不良が発生する原因となってしまいます。

また、鍵穴の調子が悪いときに市販のオイル系潤滑剤や食用油などの間違った潤滑剤を使用した場合、油にどんどん汚れがくっついて溜まってしまっている可能性もあります。

『ゴミが溜まっている』、『間違った潤滑剤を使用した』ことによる不具合は、鍵穴の掃除をして様子を見てみましょう。

鍵穴の掃除は自分でも行うことができるので、こちらの『専用潤滑剤を使った鍵穴の洗浄方法』の見出しを参考にメンテナンスを行ってみてください。

鍵穴内部の潤滑剤が切れている

鍵穴内部の潤滑剤が切れている

鍵穴にはもともと抜き差し、施錠・解錠がスムーズに行えるように潤滑剤が塗布されています。

この潤滑剤は鍵を使用するごとに徐々に擦り減ってくるため、長年使用していると動きが悪く感じることがあります。

引っかかりを失くすためには潤滑剤をさし直す方法が効果的ですが、間違った潤滑剤を使用すると症状を悪化させる原因となるので注意しましょう。

潤滑剤を用いた対処法は、こちらの『専用潤滑剤を使った鍵穴の洗浄方法』を参考に行ってみてください。

経年劣化によるシリンダーや錠前の故障

経年劣化によるシリンダーや錠前の故障

鍵のメンテナンスを行っても症状が改善しないとき、10年近く鍵を使用しているときはシリンダーや錠前が故障している可能性も考えられます。

鍵の耐用年数は10~15年程度といわれており、長年使用し続けることで徐々に内部部品が劣化して動作不良が発生しやすくなります。

また、家族が多くて使用頻度が高い場合や、無理やり施錠・解錠を行うなど乱暴な使い方をしているときは耐用年数よりも前に不具合が発生することもあるので注意が必要です。

外側からの開閉の身に引っかかりが感じられる場合はシリンダーの内部部品の劣化や故障が考えられるため、シリンダーの交換で改善することができます。

一方でシリンダーと内側のサムターン、どちらの動きにも引っかかりが感じられるときはドアの内部に取り付けられている『錠ケース』に不具合が発生している可能性が高いため、鍵屋に依頼して錠前の交換を行いましょう。

>>>シリンダー・錠前の交換を鍵屋に依頼した場合の費用

持ちての鍵が劣化・変形している

持ちての鍵が劣化・変形している

外側の鍵の操作が固いときは、『別の鍵を使っても同じような症状が発生するのか』も確認しておきましょう。

合鍵を使用しているなら純正キーを、古い鍵を使っているときは比較的新しい子鍵を使って操作を行い、別の鍵を使って『操作が正常に行えた』ときはシリンダーではなく『持ちての鍵』に不具合が起こっている可能性があります。

使用しているのが合鍵の場合、純正キーと比べるとどうしても誤差が生じてしまうため、作成した鍵屋の技術力によっては鍵の操作が行いづらく感じてしまうことがあるようです。

また、使用している鍵が純正キーでも長年使用することで摩耗したり、変形してしまうとシリンダーとかみ合わなくなり、不具合が発生することもあります。

鍵に細かい傷が付いていたり、擦り減っているときは新しい鍵を使って今後は操作を行いましょう。

新しい鍵が1本もないという場合は、メーカーに依頼することで新しい純正キーを取り寄せることができます。

ただ、1~2週間程度の時間がかかるため、急いでいるときは鍵屋に依頼して鍵穴から新しい鍵を作成する方法も検討してみてください。

ドアの傾きやストライクの位置ずれ

ドアの傾きやストライクの位置ずれ

ドアの外側と内側の両方の操作に引っかかりが見られるときは、ドアが傾いていないか・ストライクの位置がズレていないかチェックしましょう。

開き戸の場合は蝶番と呼ばれる部品でドアをドア枠に固定していますが、何度も開閉するうちに蝶番を取り付けているネジが緩んでドアが傾いてしまうことがあります。

蝶番のネジにゆるみが見られる場合はネジを締め直すだけで、基本的にはドアの傾きを直して鍵の操作も正常に行えるようになります。

一方で引き戸の場合はレールや戸車(引き戸の下に付いている車輪)の不具合によってドアが傾いている可能性があるため、この場合は鍵屋に依頼して修理を行うことをおすすめします。

また、ストライク(デッドボルトを収める戸枠に設置された部品)のネジも同様に、長年使用し続けるとネジが緩んで位置がズレてしまいます。

位置がズレると、デッドボルトが動作する際にストライクが干渉して引っかかりを感じる場合があります。

ドアが傾いている、ストライクの位置がズレているときは、こちらの『蝶番・ストライクの位置調整』の見出しを参考に修理を行ってみてください。

内側の鍵が引っかかるのは錠前かストライクの不具合

内側の鍵が引っかかるのは錠前かストライクの不具合

内側のサムターン(ツマミ)を操作するときに引っかかりを感じる場合は、錠前の故障またはストライクの不具合が発生している可能性があります。

こちらの『経年劣化によるシリンダーや錠前の故障』でもご紹介しましたが、錠前は長く使用し続けることで徐々に劣化して不具合が発生しやすくなります。

錠前を10年近く使用している場合は内部部品の破損や変形などの修理ができない不具合が起こっている可能性が考えられるため、新しい錠前へ交換することをおすすめします。

>>>鍵屋に依頼した場合の費用事例はこちら

一方で戸枠に設置されているデッドボルトを収納するストライクのネジが緩むと位置がズレてしまうため、デッドボルトの操作に干渉して引っかかりを感じることがあります。

ストライクが原因で不具合が起こっている場合は、こちらの『蝶番・ストライクの位置調整』の見出しを参考にストライクのネジを締め直しましょう。

鍵が引っかかるときの修理方法

ここまで鍵が引っかかるときの原因をご紹介しましたが、メンテナンスで解決するような軽度の故障の場合は自分でも直せる可能性があります。

すぐに解決したいときは鍵屋に依頼するのがおすすめですが、まずは自分で修理してみたい・修理費用を少しでも抑えたいという方は、次の見出しからご紹介する修理方法を参考に行ってみてはいかがでしょうか。

専用潤滑剤を使った鍵穴の洗浄方法

専用潤滑剤を使った鍵穴の洗浄方法

鍵の耐用年数に達していない、一度もメンテナンスを行ったことがないという方はまず、専用の潤滑剤を使った鍵穴の洗浄を試してみましょう。

汚れや潤滑剤切れが原因なら、この修理方法で解決できる可能性が高いです。

ただ、潤滑剤は『必ず鍵穴専用と記載があるもの』を使用しましょう。クレ556などのオイル系の潤滑剤や食用油などを使用すると、内部のゴミと絡まって余計に症状を悪化させてしまう原因となります。

一方で専用の潤滑剤は油分を含まず粉末状となっている、速乾性があることでゴミと絡まりにくく、使用しても不具合が発生しにくいという特徴があります。

鍵穴専用の潤滑剤は、メーカーの公式ショップやネットショップなどで購入することができます。日頃のメンテナンスにも使えるので、自宅に1本置いておくと安心です。

ここからは、専用潤滑剤を使った鍵穴の洗浄手順をご紹介します。

  • 【鍵穴の洗浄方法】
  • 1.エアダスターや掃除機を使って、鍵穴内部のゴミを除去する。
  • 2.鍵穴専用潤滑剤を、鍵穴に『シュッ』とひと吹きする。
  • 3.子鍵を抜き差しして、潤滑剤をなじませる。
  • 4.動作確認を行い、問題なければ洗浄完了です。

鍵穴専用の潤滑剤を使っても症状が改善されないときは、鍵穴内部に頑固な汚れがこびりついている可能性が考えられます。

特に専用と記載のない潤滑剤を継続的に使用していた場合は簡単には落とすことができないため、鍵を分解してパーツごとにきれいにする必要があります。

鍵は複雑な構造をしており、個人で分解すると元に戻せず鍵交換が必要となる場合があるので、鍵屋に依頼して分解洗浄を行うことをおすすめします。

鍵屋に分解洗浄を依頼した場合の費用については、次の見出しを参考にしてみてください。

鍵屋の『分解洗浄』はパーツの隙間もしっかり洗浄

鍵屋の『分解洗浄』はパーツの隙間もしっかり洗浄

玄関ドアの、シリンダーの動きが固いとのご相談をいただきました。

主に子鍵の抜き差しが固いとのことで、原因はシリンダーの経年劣化と考えられました。

シリンダーを取り外して分解、洗浄、注油を行いました。

項目内容 料金(税込)
玄関ドア シリンダーメンテナンス 中作業 22,000円
合計 22,000円

蝶番・ストライクの位置調整

蝶番・ストライクの位置調整

蝶番やストライクのネジが緩んで、デッドボルトとのかみ合わせが悪くなっているときは位置調整を行いましょう。

位置調整を行うときはネジをすべて外してしまうと戻せなくなってしまうため、『軽く緩める程度』にとどめます。

また蝶番の調整はドアが傾いている状態によって使用するネジが異なるため、難しく感じるときは鍵屋に依頼することがおすすめです。

【蝶番の調整(ドアの歪み調整)】

蝶番には、主に『蝶番を固定するネジ』と『扉の位置調整を行うネジ』の2種類があります。

今回は、『緩んだ固定ねじを締める方法』をご紹介しますが、ネジの位置はドアのメーカーによって異なるため、詳しくは取扱説明書をご覧ください。

誤って位置調節ネジを回してしまうと、症状が悪化してしまう可能性もあるので注意しましょう。

  • 1.ドアを開けた状態で作業を行う。
  • 2.上下の蝶番の固定ねじを、時計回りに回して締め直す。
  • 3.ドアを閉め、鍵がかかるか確認し、引っかかりがなくなったら完了。

鍵の引っかかりがなくならないときは、ドアが上下・左右に傾いている可能性があるため、位置調整が必要です。

ドアの位置調整は難しい作業となるため、鍵屋に依頼して行うことがおすすめです。

>>>鍵の引っかかり修理を生活救急車で対応した料金事例

  • 【ストライクの調整】
  • 1.ストライクのネジを、軽く緩める。
  • すでに緩んでいるときは、そのまま調整を行いましょう。
  • 2.上下・左右にストライクを動かして、デッドボルトが収まるように調節する。
  • 3.位置が決まったらネジを締めて仮止めし、ドアを閉めて鍵をかけてみる。
  • 4.引っかかりがなくなったら、ネジをしっかり締めつけて完了。

ストライクの位置調整を行っても改善しないときはドアが歪んでいる、鍵自体に問題がある可能性が考えられます。

原因がわからない場合は、鍵屋への依頼も検討してみてください。

鍵が引っかかるトラブルを鍵屋に依頼した場合

鍵が引っかかるトラブルを鍵屋に依頼した場合

鍵がひっかかる原因がわからなかった、自分で修理をしても改善しなかったときは鍵屋に依頼して修理を行うことがおすすめです。

鍵屋に依頼した場合、『鍵の分解洗浄』や『故障したシリンダー・錠前の交換』、『ストライクの調整』などさまざまな作業に対応しています。

分解洗浄やストライクの調整などの軽作業の場合は~30,000円程度で行える場合もありますが、錠前やシリンダーの交換となると~55,000円程度の費用がかかることもあります。

このように行う作業によって費用が大きく異なるため、業者に依頼するときは先に見積もりを取って費用を見てから判断することをおすすめします。

また、見積は3社以上から取ることで大体の料金相場を知れたり、サービス内容を比較することもできるのでぜひ参考にしてみてください。

鍵の引っかかり修理を生活救急車で対応した料金事例

鍵の引っかかり修理を行うとき、原因や行う作業によって費用が異なるため、正確な料金に関しては現地でのお見積りにてご案内しております。

ただ、依頼する前に大体の料金でもいいから知りたいという方もいらっしゃると思うので、ここでは生活救急車で実際に対応した鍵の引っかかり修理費用事例をご紹介します。

玄関ドアの蝶番調整・ストライクの位置調節

玄関ドアの蝶番調整・ストライクの位置調節

玄関錠の鍵の、開け閉めがしづらいとのご依頼をいただきました。

今はだれも住んでいない住宅のようで、管理のために来られているとのことです。

開け閉めし辛い原因は扉の建付け不良により、デッドボルトとストライクの位置がズレていたためです。

蝶番の調整とストライクの位置調整で、スムーズに開閉できるようになりました。

項目内容 料金(税込)
玄関ドアの鍵修理 丁番の調整、ストライクの位置調整 軽作業 8,800円
合計 8,800円

鍵が抜けにくい玄関ドアの鍵修理

鍵が抜けにくい玄関ドアの鍵修理

玄関の鍵が、抜けにくいとのことで訪問しました。GOALのV18シリンダーがついており、鍵穴内と錠前に引っかかりが見受けられたので、シリンダーも錠前もしっかりと洗浄して対応しました。

項目内容 料金(税込)
玄関ドア鍵修理 軽作業 数量2 17,600円
合計 17,600円

引っかかりのある玄関錠の分解洗浄

引っかかりのある玄関錠の分解洗浄

玄関扉の鍵を内外から開けるときに引っかかりがあり、そのうち開かなくなるのでは?と不安とのことでした。

引っかかりの原因は、扉内の錠ケースの汚れの堆積やオイルが古くなるなどの経年劣化です。

錠ケースの分解洗浄と錠ケースの交換をご提案し、分解洗浄作業にて対応しました。

項目内容 料金(税込)
中作業 玄関ドア錠本体洗浄 22,000円
合計 22,000円

不具合による玄関ドアの錠前交換

不具合による玄関ドアの錠前交換

玄関ドアの鍵が、開け閉めし辛いとのことでご相談をいただきました。

経年劣化により、シリンダーも錠前に不具合が出ている状態でした。

錠前全体を交換することで、解決いたしました。

項目内容 料金(税込)
玄関 錠前交換 25,300円
SHOWA 部品代 20,350円
合計 45,650円

鍵が引っかかる原因と対処法まとめ

今回は、鍵が引っかかる原因と対処法についてご紹介しました。

鍵が引っかかるときは、汚れや経年劣化、ドアの傾きなどさまざまな原因が考えられます。

汚れなどの軽度の不具合が原因の場合は自分でも修理を行うことができるため、今回ご紹介した対処法を参考に行ってみてはいかがでしょうか。

一方でシリンダーや錠前の故障などの個人での修理が難しいときは、鍵屋に作業を依頼するのが安心です。

生活救急車でも、鍵の引っかかり修理作業を承っております。現地でのお見積りから対応しておりますので、お困りの場合はお気軽にお問い合わせください。