総合受付コールセンター
0120-137-365

ラッチが引っかかってドアが閉まらないときはどうする?対処法や修理費用を解説

ラッチが引っかかってドアが閉まらないときはどうする?対処法や修理費用を解説 鍵のコラム

ラッチが引っかかって困っていませんか?

ラッチが引っかかるとドアが最後まで閉まらなくなってしまったり、勝手に開いてしまうなどの不具合が発生します。

原因によっては自分で改善できる場合もありますので、『一旦自分で何とかしてみたい』という方はまず、原因の特定から始めてみましょう。

今回は、ラッチが引っかかってドアが閉まらないときの原因や対処法を解説したいと思います。

鍵屋に修理を依頼した場合の費用についても掲載しているので、ぜひ参考にしてみてください。

ラッチが引っかかるときの原因

ラッチの引っかかりを感じるときは、ラッチ本体や周辺の部品に不具合が起こっている可能性が考えられます。

原因が特定できれば自分でも直せる可能性がありますので、まずはどこに不具合が起こっているかを特定してみましょう。

ラッチが引っかかる原因を特定する方法

ラッチが引っかかる原因を特定する方法

ラッチが引っかかる症状が起こる原因は、『ラッチ本体に原因があるケース』と『ラッチ以外に原因があるケース』の大きく分けて2パターンが考えられます。

どちらに原因があるかは、下記の方法で特定することができます。

  • 【引っかかる原因を特定する方法】
  • 1.ラッチを押し込んだ状態で、マスキングテープなどで固定する。
  • 2.固定した状態で、ドアを閉めてみる。
  • ドアがきちんと閉まる→ラッチに問題がある可能性が高い
  • ドアが引っかかる→ラッチ以外に問題がある可能性が高い

それぞれの原因については、次の見出しから詳しくご紹介したいと思います。

ラッチ本体に原因があるケース

ラッチ本体に原因があるケース

そもそもラッチって何?どんな役割があるの?という方もいらっしゃると思います。

ラッチとはドアの側面から飛び出している三角形の部品の名称で、主にドアの開閉を担っています。

ドアを閉めるとドア枠に設置された『ラッチ受け』にラッチが引っかかることで、ドアが勝手に開いてしまうのを防ぎ、ドアノブを操作してラッチを引っ込めることでドアを開ける事ができます。

そんなラッチが引っかかってドアの開閉に不具合が起こっているときは、下記のような原因が考えられます。

  • 【ラッチ本体に原因があるとき】
  • ・ラッチのメンテナンス不足
  • ・ラッチの固定ネジが緩んでいる
  • ・ラッチ本体の故障

ラッチのメンテナンス不足

ラッチやドアの内部に取り付けられているラッチケースに汚れが溜まっていると、動作に不具合が起こることがあります。

特に玄関に取り付けられているラッチは、外から飛んできた砂埃をはじめとした汚れがたまりやすくなるので、定期的にメンテナンスを行っておくと安心です。

また、浴室や脱衣所に取り付けられている場合、湿気や水気によって錆が発生し、動作不良の原因となることがありますので、換気を徹底するなどの対策が必要となってきます。

メンテナンス不足が原因となっているときは、自分で掃除や潤滑剤のさし直しなどのメンテナンスを行う事で、改善できる可能性が高いです。

ラッチの固定ネジが緩んでいる

ラッチはドア側面にネジで固定されていますが、このネジが緩んでケースが飛び出てしまうと、ドア枠に引っかかって閉まりにくくなることがあります。

また、ラッチとドアノブはドアの内部で連動していて、ドアノブを操作することでラッチを引っ込めることができます。

ネジが緩んでラッチとドアノブがうまく連動できなくなってしまうとラッチを引っ込めることができず、引っかかりが起こる原因となります。

ネジの緩みはプラスドライバーを使って自分で直すこともできますので、下記リンク先の見出しでご紹介している手順を参考に、自分で修理を行ってみてはいかがでしょうか。

ラッチの故障

ラッチの耐用年数は10年前後といわれていて、長年操作を繰り返すことで徐々に劣化して不具合が起こりやすくなります。

不具合の原因としては、ラッチの内部に取り付けられているスプリングと呼ばれるバネが伸びたり、破損してしまうことです。

内部部品が故障してしまったときは、部分的な交換や修理を行う事ができないため、ラッチ本体やドアノブ丸ごと交換が必要となります。

ラッチの交換は比較的簡単な作業となりますが、既存のドアノブやドアの取り付け穴の規格に合わない部品を選ぶと、取り付けられないので注意しましょう。

DIYに自信がない方は、鍵屋に依頼して交換を行う事も検討してみてください。

ラッチ本体以外に原因があるとき

ラッチ本体以外に原因があるとき

ラッチに不具合がないのに、引っかかって閉まらない場合は、下記のようにラッチ以外の場所に原因がある可能性が考えられます。

  • 【ラッチ本体以外に原因があるとき】
  • ・ストライクの位置ずれ
  • ・ドアの建て付け不良
  • ・ドアクローザーのスピード

それぞれの原因については、次の見出しから詳しくご紹介したいと思います。

ストライク(ラッチ受け)の位置ずれが原因

ラッチはドアが閉まると、ドア枠に取り付けられているストライク(ラッチ受け)に収納される仕組みになっています。

このストライクはネジで固定されているため、長年使い続けることでネジが徐々に緩み、位置がズレてしまう事があります。

ストライクの位置がズレてしまえば、ラッチがうまく収納されなくなり、引っかかったり、ドアが勝手に開いてしまうなどの症状が発生する原因となります。

ネジの緩みが原因となっているときは、自分で締め直し、位置を調整することで改善することができます。

ドアの建付けが原因

ドアは『蝶番』と呼ばれる金具で、戸枠に取り付けられています。

この蝶番の固定ネジが緩んでしまったり、蝶番本体に歪みが発生すると、ドアの位置がズレて戸枠に当たり、引っかかる原因となります。

また、経年劣化や地震などの外部からの衝撃で建物自体が歪んでいるときも、ラッチが引っかかることがあります。

蝶番のネジの緩みや歪みが生じているときは、ネジの締め直しや位置調整などを行う事で改善できる可能性が高いです。

ただ、蝶番は調整できるタイプとできないタイプがありますので、鍵屋などの専門の業者に依頼することをお勧めします。

ドアクローザーのスピードが原因

ドアクローザーが取り付けられているドアのラッチが引っかかるときは、ドアクローザーのスピードが遅すぎる可能性があります。

ドアが完全に閉まりきるためには、ある程度のスピードが必要で、遅すぎるとラッチが引っかかり、完全に締めることができません。

ドアクローザーのスピードが遅すぎるという場合は、調整を行って改善する事ができますので、下記のリンク先の見出しを参考に行ってみてください。

ラッチが引っかかるときの応急処置方法

ラッチが引っかかってドアが閉まらないとき、原因が特定できた場合は自分でも修理を行うことができます。

まずは自分で何とかしてみたいという方は、下記の手順を参考に修理や調整を行ってみてはいかがでしょうか。

ラッチのメンテナンスを行う

ラッチのメンテナンスを行う

ラッチを使い始めて5年前後という場合は、汚れや潤滑剤切れが原因で動作不良が起こっている可能性が考えられます。

まずは下記のような、メンテナンスから行ってみましょう。

  • 【ラッチのメンテナンス方法】
  • 1.ラッチに掃除機を当てて、内部の汚れを吸い取る。
  • 2.きれいな布を使って、ラッチの周辺の汚れを拭き取る。
  • 汚れが固着している場合は水拭きし、乾いた布でしっかり水分をふき取る。
  • 3.鍵穴専用の潤滑剤を、ラッチの隙間にシュッとひと吹きしてなじませる。

鍵穴に使用する潤滑剤は、必ず『鍵穴専用』と記載のあるものを選びましょう。

ごく一般的なオイルを含む潤滑剤を使用すると、ラッチ内に溜まった汚れとくっついて固まり、さらに不具合が悪化する恐れがありますので注意が必要です。

鍵穴専用の潤滑剤は、ホームセンターやインターネットショップなどで購入する事ができますので、チェックしてみてください。

潤滑剤がないときは鉛筆で代用できる

潤滑剤をすぐに準備することが難しい場合は、『鉛筆』で代用することができます。

鉛筆の芯に含まれる黒鉛には潤滑成分が含まれているため、ラッチの動きをスムーズにする効果があります。

使用する鉛筆は、2B以上の黒鉛が多く含まれている濃さのものを選ぶとより効果的です。

鉛筆を削ってラッチにまぶす、もしくはラッチに直接塗り込んでなじませましょう。

ラッチのネジを締め直す

ラッチのネジを締め直す

ラッチケースのネジが緩み始めている場合は、締め直すことで引っかかりを改善する事ができます。

ドア側面に取り付けられている、ラッチケースの上下のネジをプラスドライバーで締め直しましょう。

使用するドライバーはネジのサイズに合っていないと、ネジ頭が潰れて取り付け・取外しができなくなることもありますので注意が必要です。

また、ネジが緩んだまましばらく放置しているとネジ穴が広がって、しっかり締められない可能性があります。

ネジ穴が広がってしまったときは、鍵屋に加工とネジの締め直しを依頼することがおすすめです。

ストライクの位置を調整する

ストライクの位置を調整する

戸枠に設置されているストライク(ラッチ受け)のネジが緩んでいたり、ラッチとの位置が合っていないときは調整を行いましょう。

  • 【ストライクの位置調整方法】
  • 1.ネジが緩んでいないときは、軽くネジを緩める。
  • ※ネジを完全に外すと取り付けられなくなることもあるので、あくまで『軽く』緩めましょう。
  • 2.ストライクをラッチの位置と合うように、上下に動かしながら調整する。
  • 3.ストライクの位置を調整できたら、ネジを締め直してしっかり固定する。
  • 4.ドアを閉めてみて、ラッチが引っかからないか確認する。

ドアクローザーのスピードを調整する

ドアクローザーのスピードを調整する

ドアクローザーが取り付けられているドアが重い、閉まるスピードが遅いという場合は、調整を行いましょう。

調整は本体側面についている、『調整ネジ』を回して行う事ができます。

ドアクローザーの機種によってネジの数は1~3個と異なり、複数のネジがある場合は、調整できる範囲が異なります。

ここでは、調整ネジが3つ付いている場合の、ドアクローザーの調整方法についてご紹介します。

【ドアクローザーのネジの種類】

ネジの種類 速度が変化する位置
第一速度調整弁 閉まり始め
第二速度調整弁 中間地点
第三速度調整弁 中間~ドアが閉まるまで

速度調節を行いたい位置が決まったら、『反時計回りに』ネジを回して速度を速めることができます。

ネジを調節するときに注意したいのが、『ネジを回しすぎないこと』です。

一度に回しすぎるとドアが閉まる速度が速くなりすぎてしまい、ケガをする恐れがありますので、少しずつ回し、その都度速度の確認を行いましょう。

調整が難しく感じる場合は、鍵屋でも作業を行う事ができますので、お気軽にお問い合わせください。

ラッチの引っかかり修理を鍵屋に依頼する場合

ここまでご紹介した修理方法を試してみても改善できなかったときや、原因がわからない場合は、鍵屋でも修理に対応する事ができます。

鍵屋でラッチが引っかかるときの修理を行う場合、作業内容によってかかる費用が異なるので、正確な料金についてはお見積りをご利用ください。

ただ、大体の費用でも知っておくと安心できると思いますので、ここではラッチの引っかかり修理を鍵屋に依頼した場合の費用についてご紹介します。

ラッチの修理・交換料金表

生活救急車で、ラッチの引っかかり修理を行う場合の基本料金表をご紹介します。

鍵屋への依頼を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

作業内容 作業料金(税込み)
ドアノブ/ラッチ修理・調整 8,800円~
ラッチ交換 11,000円+部品代
錠前交換 25,300円+部品代

汚れや潤滑剤切れなどの軽度のトラブルなら、メンテナンスなどの修理や調整作業のみで解決できる可能性が高いです。

一方でラッチが故障している場合はラッチ本体や、ドアノブ全体の交換作業が発生するため、修理に比べて費用が高額となる場合があります。

詳しい費用や行う作業内容については、現場を実際に拝見させていただく必要があるので、正確な料金に関しては現地見積となっています。

生活救急車では、出張料・見積料・キャンセル料は無料で承っておりますので、『まずは料金が知りたい』という場合でも、お気軽にお問い合わせください。

ラッチの修理・交換の施工事例

鍵屋にラッチの修理・交換を依頼した場合、現場の状況によって行う作業や費用が異なるため、正確な料金に関しては現地でのお見積りにてご案内しております。

ただ、依頼する前に大体の料金でも知っておくと安心できると思うので、ここでは生活救急車で実際に対応した、ラッチの修理・交換作業の費用事例をご紹介します。

リビングドアのラッチ交換

リビングドアのラッチ交換例

リビングのドアノブが壊れ、開閉に難がある状況でご相談をいただきました。

リビングドアのレバーハンドルでしたので、開閉頻度や経年劣化によるラッチ部の破損により、正常な動作ができなくなっていました。

ラッチ部の交換作業にて対応しました。

項目内容 料金(税込)
玄関 ラッチ交換 11,000円
MURAKOSHI  部品代 4,400円
合計 15,400円

室内ドアのラッチ修理

室内ドアのラッチ修理

室内ドアがパタパタ開いてしまうとのご相談をいただきました。

経年により建付けがズレて錠前のラッチがストライクに干渉し、機能を果たしていない状態でした。

蝶番側の調整とストライクの加工を行い、調整を行いました。

項目内容 料金(税込)
室内ドア ラッチ修理 中作業 22,000円
合計 22,000円

室内のドアノブ修理

室内のドアノブ修理

室内ドアノブが開きはするが閉まらないとのことで、現場に訪問しました。

きれいな状態でしたので、再度取り付け調整で修理を行いました。

項目内容 料金(税込)
ドアノブ修理 中作業 22,000円
合計 22,000円

トイレ扉の錠前交換

トイレ扉の錠前交換

トイレ扉のレバーが垂れ下がってしまい、トイレが閉まらないとのことでご相談をいただきました。

錠前が、使用頻度や経年劣化で破損したものと思われます。

錠前を新しいものと交換して、対応しました。

項目内容 料金(税込)
トイレ 錠前交換 22,000円
KAWAJUN 部品代 3,267円
合計 25,267円

玄関ドアのラッチ交換

玄関ドアのラッチ交換

玄関ラッチが扉を開けた後に戻らず、扉が閉まらないとのことでお伺いしました。

使用年数20年ほどでしたので、ラッチの交換を行いました。

項目内容 料金(税込)
玄関ドアのラッチ交換 25,300円
GOAL 部品代 8,250円
合計 33,550円

トイレの錠前一式交換

トイレの錠前一式交換

トイレの鍵が壊れてしまったので、見てほしいとのご依頼をいただきました。

錠ケース内部が破損しており、全体的に固く、引っかかる状態でした。

錠ケースと合わせて、レバー一式の交換を行いました。

項目内容 料金(税込)
トイレ 錠前交換 25,300円
トイレ 修理作業 軽作業 8,800円
NAGASAWA 部品代 13,200円
合計 47,300円

ラッチが引っかかるときは生活救急車にお任せください!

ラッチが引っかかる不具合が発生しているときに、自分で修理しても改善しない場合は、鍵屋への依頼もご検討ください。

鍵屋では現場の状況を確認し、適切な修理・交換作業のご提案をさせていただき、ご希望であればその日のうちに作業を行う事もできます。

生活救急車の場合、出張料・見積料・キャンセル料は基本的に無料で承っております。

『まずは見積もりを見てから判断したい』という場合でもご対応できますので、お気軽にご相談ください。