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マンションのドアが開かなくなる原因は何?対処法や修理費用を解説

マンションのドアが開かなくなる原因は何?対処法や修理費用を解説 鍵のコラム

マンションのドアが開かなくて、困っていませんか?

一般的な戸建て住宅に比べて気密性が高いマンションは、ドアが開かないトラブルが発生しやすくなります。

ドアが開かないときはさまざまな原因が考えられるため、修理を行う前にまずは原因を特定することが必要です。

そこで今回は、マンションのドアが開かなくなる原因と対処法を解説したいと思います。

鍵屋に修理を依頼した場合の費用についても掲載しておりますので、是非参考にしてみてください。

マンションのドアが開かなくなる原因

マンションのドアが開かなくなってしまったときは、下記のような原因が考えられます。

解錠や修理を行うためにはまず、原因を特定する必要がありますので、各見出しを参考に探してみてください。

ドアに原因があるケース

ドアに原因があるケース

『鍵は開いているのに、ドアを開ける事ができない』という場合は、下記のようなドアに原因がある可能性が考えられます。

  • 【ドアに原因があるとき】
  • ・室内外の気温差
  • ・ドアの建付け不良

室内外の気圧差

鉄筋コンクリート造などの気密性のマンションで起こりやすいのが、室内外の気圧差が原因でドアが開かなくなるケースです。

防音性の高さや隙間風が入ってこないなどのメリットがありますが、状況によってはドアが開かなくなってしまうというトラブルの原因となってしまいます。

気密性の高いマンションの各部屋には、『給気口』と呼ばれる外気を取り込むための設備が備わっていますが、ここが閉じてしまっていたり、給気口から取り込む空気よりも、排気口から排出される空気の量の方が多いと室内の気圧が下がってしまいます。

これにより室内と室外の気圧差が生じ、ドアが開きにくい、開かないといった症状が発生します。

気圧差によるトラブルは故障などではないため、こちらの『気圧差をなくす』の見出しでご紹介している方法で解決できる可能性が高いです。

ドアの建付け不良

ドアは『蝶番』と呼ばれる部品を使用して、ドア枠に固定されています。

蝶番を固定するネジが緩んできていたり、蝶番本体が破損しているとドアが傾き、開かなくなってしまうことがあります。

ドアの建付けが悪くなると、ドアが開かない症状のほかに『ドアが閉まらない』、『鍵の開閉動作がしにくい』、『床やドア枠にドアが擦れる』といった不具合が起こることも多いです。

取り付けられている蝶番が『建付け調整できるタイプ』なら自分でも調整を行う事ができますが、『調整できないタイプ』の場合、個人での作業が難しくなるため専門の業者に依頼する必要があります。

『調整できるタイプ』の蝶番が設置されているときは、こちらの『蝶番の調整方法』を参考に修理を行ってみてはいかがでしょうか。

鍵に原因があるケース

鍵に原因があるケース

『そもそも鍵を開けることができない』という場合は、ドアではなく、鍵に関連する部品にトラブルが起こっている可能性が考えられます。

鍵を開けることができない場合は、下記のようなトラブルが起こっていないか確認してみましょう。

  • 【鍵に原因があるとき】
  • ・ラッチが故障している
  • ・鍵穴が故障している
  • ・錠前が故障している

ラッチが故障している

ドアの側面に取り付けられている、三角形の『ラッチ』と呼ばれる部品に不具合が起こっていると、ドアが開かなくなることがあります。

ラッチはドアが開かないように、ストッパーとしての役割を担っている部品の名称です。

連動しているドアノブの操作を行う事でラッチが引っ込み、ドアを開ける事ができるという仕組みとなっています。

『鍵は開いているのにドアが開かない』、『ドアノブが空回りしている感触がある』という場合は、ラッチが原因となっている可能性が高いです。

このラッチに汚れが付着したり、ドアノブと連動している部品が破損するなどのトラブルが起こるとドアノブが開かなくなってしまいます。

汚れが原因の場合は掃除のみで解決することができますが、内部部品が故障しているときは部品の交換が必要なため、鍵屋に依頼することがおすすめです。

ラッチの不具合が原因でドアが開かないときは、こちらの『ラッチを直接操作してみる』でご紹介している方法を使って、一旦ドアが開けられる可能性もありますので、試してみてはいかがでしょうか。

鍵穴が故障している

外側から鍵が開かなくてドアを開ける事ができないという場合は、鍵穴もしくは差し込む鍵に不具合が起こっている可能性があります。

差し込む鍵に不具合がある場合は、別の鍵を使って開ける事ができますが、鍵穴自体に不具合が起こっているときは修理もしくは交換が必要です。

風で飛んできた砂埃などの汚れが原因となっている場合は、掃除などのメンテナンスで改善できる可能性があるため、下記リンク先の見出しでご紹介しているメンテナンスを試してみてください。

メンテナンスを行っても改善しないときは、鍵穴が故障している可能性があります。

特に10年近く使用している場合は経年劣化による症状と考えられるため、鍵屋に依頼して交換を行うことがおすすめです。

錠前が故障している

鍵が内側から操作できなくて、ドアが開かないという場合は、ドアの内側に取り付けられている『錠ケース』と呼ばれる部品の不具合が考えられます。

錠ケースにはデッドボルトと呼ばれる『カンヌキ』の役割を担っている部品が搭載されていて、このデッドボルトが飛び出したまま動かなくなるとドアが開けられなくなってしまいます。

鍵穴と同じく汚れが原因となっている場合は掃除などの簡易的なメンテナンスで改善できる可能性もありますが、破損している場合は新しい錠ケースに交換が必要です。

マンションのドアが開かないときに自分でできる対処法

マンションのドアが開かないとき、軽度の不具合であれば自分で改善できる可能性があります。

原因が特定できたら、下記の対処法を行ってみてください。

気圧差をなくす

気圧差をなくす

鉄筋コンクリート造などの気密性の高いマンションにお住いの場合はまず、給気口のチェックをしてみましょう。

  • 【チェックするポイント】
  • ・給気口が開いているか
  • ・給気口にゴミが目詰まりしていないか
  • ・換気扇がついていないか

給気口が閉まっているときは、一度開いて外からの空気を取り込んでみましょう。

この時、換気扇を『強』や『中』で回している場合は『弱』に変更するか、一旦オフにすることでより早く解決できる可能性が高くなります。

給気口が開いているのにドアが開かないという場合は、ゴミがつまっていないか確認してみてください。

ゴミやホコリがたまったままになっていると、外からの空気をうまく取り込めず、気圧差が起こりやすくなります。

付属の取扱説明書に従って日頃からきれいに掃除を行うと、トラブルを防ぐことができるのでおすすめです。

蝶番の調整方法

蝶番の調整方法

ドアの開閉がスムーズに行えない、ドア枠や床に当たっているという場合は、蝶番を使って、ドアの建付け修理を行いましょう。

調整機能付きの蝶番が取り付けられている場合は、下記の方法で調整を行う事ができます。

ネジの種類 調整方法
固定ねじ ドアを固定するためのネジ
調節時に1回転ゆるめてから行う
前後調整ネジ 前後の傾きを調整するネジ
右回り→ドアが前へ移動
左回り→ドアが後ろへ移動
左右調整ネジ 左右の傾きを調整するネジ
右回し→ドアが戸先側に移動
左回し→ドアが吊元側に移動
上下調整ネジ ドアの上下の位置を調整するネジ
右回し→ドア本体が上がる
左回し→ドア本体が下がる

蝶番のネジは一気に回すのではなく、1回転ずつその都度様子を見ながら行いましょう。

調整が難しく感じるときや、そもそも調整機能が蝶番についていないという場合は、鍵屋などの専門業者に依頼することも検討してみてください。

ラッチを直接操作してみる

ラッチを直接操作してみる

鍵は開いているのにドアノブの操作をしてもドアを開ける事ができないときは、ラッチを直接操作してドアを開けられる可能性があります。

『使わなくなったクレジットカード』、『下敷』などの、ドアとドア枠の隙間に差し込める程度の厚さの物を準備して行いましょう。

  • 【ラッチの操作方法】
  • 1.ドアとドア枠の隙間にカードを差し込む。
  • 2.カードを押し引きして、ラッチを押し込む。
  • 3.ラッチが押し込めたら、ドアノブを操作してドアを開ける。
  • 4.ラッチをマスキングテープなどで固定してドアが閉まらないように対策し、鍵屋に修理を依頼する。
  • >>>マンションのドアが開かないときに鍵屋に依頼する場合

鍵のメンテナンスをしてみる

鍵のメンテナンスをしてみる

鍵の操作に不具合があってドアを開ける事ができないときは、鍵穴のメンテナンスを行うことがおすすめです。

鍵穴のメンテナンスは下記の方法で簡単に行う事ができるので、試してみてはいかがでしょうか。

  • 【鍵穴のメンテナンス方法】
  • ・鍵穴の汚れをエアダスターを使って飛ばす。
  • ・鍵穴の汚れを掃除機を使って吸い取る。
  • ・鍵穴専用の潤滑剤をさす。

ドアが開かず、家の中に入れないときは、ホームセンターなどでエアダスターを購入して掃除を行うことがおすすめです。

また、鍵穴専用の潤滑剤をさすことで、鍵の操作をスムーズにする効果も期待できます。

ただ、間違った潤滑剤を使用すると余計に症状が悪化する恐れもありますので、必ず『鍵穴専用』と記載のある潤滑剤を購入するように注意してください。

メンテナンスを行っても症状が改善しない場合は、経年劣化による故障が考えられるため、鍵屋に交換を依頼しましょう。

マンションのドアの修理を行うときの注意点

マンションのドアの修理を鍵屋に依頼する場合、状況によっては管理会社の許可をもらう必要があります。

勝手に作業を行うと、後のトラブルに発展する場合がありますので、鍵屋に依頼する前に注意点の確認も行っておくことをお勧めします。

ここでは、『賃貸の場合』と『分譲の場合』の2パターンに分けて注意点をご紹介します。

賃貸の場合はかならず管理会社に相談

賃貸の場合はかならず管理会社に相談

賃貸マンションのドアが開かなくなってしまった場合は、場所問わずまず管理会社への相談することが最優先です。

勝手に鍵屋を呼んで作業を行った場合、個人の過失が原因でなくても費用が自己負担となってしまったり、管理会社とトラブルに発展する可能性があります。

特に鍵や錠ケースなどの部品が劣化して交換が必要となった場合、鍵の所有者はあくまで管理会社となりますので勝手に交換を行う事ができません。

深夜や早朝で管理会社と連絡が取れない場合は、一旦『ドアを解錠する』作業には対応できる事もありますが、許可が下りない限り交換には対応できないので注意が必要です。

賃貸マンションのドアが開かないときは、必ず管理会社に相談し、許可をもらったうえで鍵屋に依頼するようにしましょう。

作業内容
自己判断で依頼できる作業 ・ドアの解錠作業
・ドアの一部修理作業
管理会社の許可が必要な作業 ・ドアの部品交換
・ドアの破壊解錠

分譲の場合はドアの所有権を確認

分譲の場合はドアの所有権を確認

分譲マンションのドアが開かない場合、管理会社との契約内容やトラブルが起こっている場所によって対応方法が異なります。

開かなくなってしまったのが室内のドアの場合は、自分の判断で解錠作業や修理・交換を鍵屋に依頼することが可能です。

ただ、注意したいのが玄関ドアに不具合が起こっているケースです。

マンションによっては、玄関ドアまで専有部分扱いであることもあれば、玄関ドアは共用部分として扱われていることもあります。

専有部分であれば個人の持ち物であるため、自己判断で修理・交換作業を鍵屋に依頼することが可能となります。

一方で、共用部分として扱われている場合、部品交換を勝手に行ってしまうと契約違反となり、トラブルに発展することもありますので注意が必要です。

分譲マンションでも管理会社や契約内容によって対応方法が異なりますので、まずは契約書を見てみる、わからないときは管理会社に問い合わせてから対応すると安心です。

作業内容
自己判断で依頼できる作業 ・専有部分の解錠
・共用部分(玄関ドア)の解錠
・専有部分の修理
・専有部分の交換
管理会社の許可が必要な作業 ・共用部分の修理
・共用部分の交換

マンションのドアが開かないときに鍵屋に依頼する場合

汚れや建付け不良などの軽度のトラブルの場合は、比較的低価格で改善できる場合が多いですが、部品の交換が必要となると高額な費用がかかることもあります。

このように、マンションのドアが開かないときに鍵屋に依頼する場合、行う作業内容によって費用が異なるため、まずは見積を依頼するのが安心です。

鍵屋に依頼する前に大体の費用を知っておくと安心できると思いますので、ここではマンションのドアが開かないときの作業料金表や施工事例をご紹介したいと思います。

マンションのドアが開かないときの修理料金表

生活救急車で、マンションドアの解錠・修理・部品交換作業を行う場合の基本料金表をご紹介します。

鍵屋への依頼を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

作業内容 作業料金(税込み)
刻みキー解錠 8,800円~
ディンプルキー解錠 33,000円~
ラッチ修理・調整 8,800円~
その他 修理・調整 8,800円~
鍵交換 シリンダー交換(開き戸) 11,000円₊部品代
ラッチ交換 11,000円+部品代
錠前交換 25,300円+部品代

マンションのドアが開かなくなってしまったときはまず、ドアの解錠作業が必要となります。

解錠作業は8,800円~45,000円程度が相場費用となっていて、ドアに発生している不具合の状況や、原因箇所によって異なります。

開かなくなっている原因が部品にある場合、そのまま使い続けるとドアが開かないトラブルが再発する可能性が高いため、基本的に修理や部品交換をご提案させていただいています。

修理・交換作業が必要となる場合は、作業費用₊部品代が追加で発生するため、一般的な解錠作業費に比べて高額となります。

必要となる作業内容や使用する部品については、実際に現地を確認したうえでご提案させていただいておりますので、まずは現地見積をご利用ください。

生活救急車の場合、現地までの出張料やお見積料、キャンセル料は無料となっております。

『一旦料金を見てから判断したい』『後日お願いしたい』という場合でも承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。

マンションのドアがあかないときの解錠施工事例

鍵屋にマンションの解錠作業を依頼した場合、現場の状況によって行う作業や費用が異なるため、正確な料金に関しては現地でのお見積りにてご案内しております。

ただ、依頼する前に大体の料金でも知っておくと安心できると思うので、ここでは生活救急車で実際に対応した、マンションの解錠作業の費用事例をご紹介します。

玄関ドアの解錠

玄関ドアの解錠

玄関錠が施錠状態のまま、中からも外からも開かないとのことで、ご相談をいただきました。

経年劣化により錠ケースが固まっている状態でしたので、外からパーツクリーナーを使って簡単なメンテナンスを行いました。

項目内容 料金(税込)
玄関 解錠 中度故障不具合 11,000円
合計 11,000円

リビングドアのラッチ錠交換

リビングドアのラッチ錠交換

マンションリビングドアのレバーハンドルラッチ故障で、修理依頼をいただきました。

レバーを回しても動かなくなったそうで、再発しないようにラッチをテープで固定し、レバーを外してひもで開けている状態で下。

経年劣化によって割れてバラバラになっていたため、新しいラッチに交換を行いました。

項目内容 料金(税込)
リビングドアラッチ錠交換 簡易錠 11,000円
KAWAJUN 部品代 4,400円
合計 15,400円

開かなくなった玄関ドアの解錠

開かなくなった玄関ドアの解錠

玄関ドアの解錠ができないとの状況で、ご相談をいただきました。

確認したところ扉が傾いており、枠と擦れてしまっていたため、開け閉めがスムーズに行えない状況でした。

蝶番の調整を行い、傾きを調整して改善ました。

項目内容 料金(税込)
玄関解錠 中度故障不具合 22,000円
合計 22,000円

玄関解錠・錠前メンテナンス

玄関解錠・錠前メンテナンス

玄関の解錠依頼で訪問しました。

内外どちらからも開かないとのことで、錠前に不具合がある可能性が高い状況でした。

まずは解錠を行い、動きの悪い錠前の分解メンテナンスを行いました。

項目内容 料金(税込)
玄関解錠 中度故障不具合 22,000円
錠前メンテナンス 軽作業 8,800円
合計 30,800円

玄関解錠と錠前交換

玄関解錠と錠前交換

玄関ドアが開かなくなったとのことで、解錠のご依頼でした。

ドアノブをとりあえず外したものの、開かないとのことです。

鍵を回しても空回りをしていたそうで、確認してみると錠前が破損しておりました。

錠前をドリルで壊して解錠し、新しい部品に交換を行いました。

項目内容 料金(税込)
玄関解錠 軽度故障不具合 11,000円
玄関ドア錠前交換 15,300円
ALPHA 部品代 6,700円
合計 33,000円

玄関解錠と鍵交換

玄関解錠と鍵交換

玄関解錠のご依頼をいただき、現場に訪問しました。

中に人はいる状態でしたが、中からも外からも開かなくなってしまったとのことでした。

錠前の故障により解錠ができない状態となっていて、シリンダーも外されていたので、錠前を破壊して解錠後、シリンダーと錠前の交換を行いました。

項目内容 料金(税込)
玄関ドア錠解錠 中度故障不具合 22,000円
玄関ドア錠前交換 21,300円
GOAL 部品代 2,460円
合計 45,760円

マンションのドアが開かないときは生活救急車にお任せください

マンションのドアが開かないとき、鍵の故障が原因となっているときは、自分で解錠が難しい場合があります。

鍵屋ではドアの解錠作業をはじめ、鍵の修理や交換など、さまざまな作業に対応しているため、早ければ即日解決することも可能です。

生活救急車なら、現地までの出張料や見積料、キャンセル料は無料で承っております。

『一旦料金を確認してから判断したい』『見積だけほしい』という場合でも対応可能ですので、お気軽にお問い合わせください。