車の鍵が開かないときはどうする？対処法や解錠費用を解説

車の鍵が開かなくて困っていませんか？

鍵が開かないとき、原因によっては自分で解決することもできますが、紛失やインロックなどは対応している業者に依頼する必要があります。

そこで今回は、車の鍵が開かないときの状況別の対処法を解説したいと思います。

鍵屋で対応した場合の費用についてもご紹介しておりますので、ぜひ参考にしてみてください。

車の鍵が開かない原因とは

車の鍵が開かないとき、原因によって対処法が異なるため、まずは開かない原因を調べましょう。

車の鍵を失くして開かない

車の鍵のトラブルで多いのが、鍵を紛失して開けられなくなってしまうケースです。

『バッグからものを出した時に落としてしまった』、『お店のテーブルに置き忘れた』など、外出先で紛失してしまうと車を動かせずに困ってしまうと思います。

鍵が見当たらないときはまず、下記のような場所にないか落ち着いて探してみることもおすすめです。

もう十分探したけど見つからないから、すぐに対処法が知りたいという場合は、こちらの『車の鍵が開かないときの依頼先一覧』を参考に対応してみてください。

鍵が見つからなくて焦っていると、見落としてしまっている可能性もあります。バッグの中の物は、一度すべて出して確認すると見つけやすくなります。

身の回りを探してもなかったときは、親切な方が落とし物センターに届けてくれている可能性もありますので、立ち寄ったお店に電話で問い合わせたり、実際にお店に戻って確認してみてもいいでしょう。

車の鍵をインロックして開かない

鍵を車内に入れたまま施錠してしまうインロックも、車の鍵が開けられない原因で多いトラブルです。

近年で主流になっているスマートキーは、基本的に車内に鍵を置いた状態では施錠ができないようになっていますが、電池残量が減っていたり、電波障害が生じて施錠されてしまうこともあります。

また、車に乗っている子供やペットがイタズラして鍵をかけてしまった、というトラブルも多くなっているので注意が必要です。

インロックが起こってしまったときは、鍵屋・ディーラー・ロードサービスなどさまざまな業者で対応することができます。

下記の見出しでは、それぞれの業者の特徴をご紹介しておりますので、状況に合わせて選んでみてください。

車の鍵があるのに開かないとき

車の鍵は手元にあるのに開けることができない場合は、下記のような原因が考えられます。

スマートキーの電池切れ

近年主流になっている『スマートキー』や『リモコンキー』などの、遠隔操作が可能な鍵が開かない場合は、『電池切れ』が原因となっていることが多いです。

スマートキーからは常に微弱な電波が発しており、使用していない状態でも電池は徐々に減っていくため、電池の耐用年数である2年程度を目安に定期的に交換が必要となります。

すぐに電池の交換を行うことが難しいときは、スマートキーに内蔵されている『メカニカルキー』を使用することで鍵を開けることができます。

メカニカルキーの取り出し方は下記リンク先の見出しでご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

鍵/鍵穴が劣化している

玄関の鍵のように鍵穴に物理的な鍵を差し込んで解錠するタイプの鍵が開かないときは、物理的な鍵本体や鍵穴に不具合が起こっている可能性が考えられます。

物理的な鍵本体に不具合があるときは、別の鍵を使うことで車を開けることができますが、鍵穴に不具合があるときは修理が必要になることが多いです。

鍵の修理が必要な場合は自分で解決することが難しいため、専門の業者に依頼しましょう。

バッテリー上がり

スマートキー、リモコンキーの電池は十分にあるのに鍵を開けることができないときは、バッテリーが上がっている可能性があります。

車の電気系統の部品はバッテリーに蓄えられた電力によって動いているため、電気が減ってしまうと鍵が開けられなくなるほか、エンジンをかけることもできなくなります。

バッテリー上がりが起こっているときは、ロードサービスに依頼することでトラブルを解消することができます。

車の鍵が開かないときに自分でできる対処法

車の鍵が開かないとき、下記の方法で自分で開けることができる場合があります。

業社に依頼する前に、自分で何とかしてみたいという方はぜひ参考にしてみてください。

スマートキーの電池を交換する

使用しているスマートキーや、リモコンキーのボタンを押しても反応しないという場合は、電池切れが起こっている可能性が高いです。

電池切れが原因となっているだけなら、新しい電池に交換するだけで開けることができます。

車の鍵の電池交換は基本的に誰でも簡単に行うことができるので、下記の方法を参考に行ってみてください。

電池の種類や電池交換方法は、車のメーカーや車種によって異なる場合があります。

詳しい電池交換方法は車の取扱説明書や、メーカーの公式サイトなどを確認してみてください。

メカニカルキーを使う

電池交換をすぐに行うことが難しい場合は、スマートキーやリモコンキーに搭載されているメカニカルキー（物理的な鍵）を使用して、車の鍵を開けることができます。

スマートキーの物理的な鍵は、カバーについているスライドロックやボタンを押すことで取り出すことが可能です。

車種によっては鍵穴がハンドルやカバーで隠れているタイプもありますので、見当たらない場合はメーカーのホームページなどを確認することをおすすめします。

また、エンジンの始動はスマートキーをエンジンボタンに近づけることで行うことができます。

詳しい指導方法についても、各メーカーのホームページを確認してみてください。

スペアキーを使う

車の鍵は納車時に2本程度付属していることが多いため、家にいるときに鍵を紛失した場合はスペアキーがないか確認してみましょう。

スペアキーが見つかれば、業者に依頼しなくても鍵の解錠を行うことが可能です。

また、外出先であっても失くした場所から家までの距離によっては、業者に依頼するよりもスペアキーを取りに帰る費用の方が安い場合もあります。

取りに帰る手間と時間はかかりますが、できるだけ費用を抑えたいという場合はスペアキーを取りに帰ることも検討してみてはいかがでしょうか。

車の鍵が開かないときの依頼先一覧

車の鍵を自分ではどうしても開けられないときは、下記のような専門の業者に依頼して解決することができます。

どの業者に依頼するかによって、鍵が開けられるまでの時間や費用などが異なりますので、次の見出しからそれぞれご紹介したいと思います。

ディーラー

車の販売を行うディーラーでは、下記のようなトラブルに対応することができます。

対応できるトラブル	所要時間
鍵の紛失	1～2週間
インロック	即日
バッテリー上がり	即日
鍵の劣化、故障	店舗による

ディーラーの場合、基本的に車の鍵のトラブル全般に対応してもらうことができます。

鍵を紛失してしまって開けられない場合、ディーラーに問い合わせることで、対応メーカーの鍵なら車種問わず鍵の取り寄せを行うことが可能です。

鍵の取り寄せには1～2週間かかることが多いので、すぐに鍵が必要な場合には不向きですが、発生する費用は『鍵本体の料金のみ』であるため、他の業者に依頼するよりも価格が安くなるというメリットがあります。

一方で、鍵を車内に残したまま施錠してしまった『インロックトラブル』やバッテリー上がりによるトラブルに関しても、ディーラーによっては解錠・修理に対応できる場合があります。

対応の可否はディーラーによって異なりますので、お近くの店舗に問い合わせて確認してみてください。

また、鍵に不具合が見られる場合も、ディーラーに依頼することで修理・交換を行ってもらうことができます。

まずは購入した販売店や、近くのディーラーに電話で問い合わせし、対応方法を聞いてみましょう。

JAFなどのロードサービス

JAFや加入している自動車保険に付帯するロードサービスでは、下記のようなトラブルに対応することができます。

対応できるトラブル	所要時間
インロック	即日
バッテリー上がり	即日
車の牽引	即日

ロードサービスに加入している場合、下記のような鍵が開けられないトラブルに対して無料で対応してもらうことができるというメリットがあります。

JAFの場合は24時間365日対応してもらうことができるうえに、料金はかかりますが非会員の依頼も受けているので、夜間・早朝のトラブルでも安心です。

ただ、年末年始やゴールデンウィークなどの長期連休中は、トラブルの発生件数が増えることで、すぐに駆けつけてもらうことが難しいというデメリットもあります。

インロックして『子供やペットが車内に閉じ込められている』などの緊急を要するトラブルが起こっている場合は、鍵専門の業者に依頼した方が早く解決できる可能性が高くなります。

鍵屋

出張対応が可能な鍵屋では、下記のようなトラブルに対応することができます。

対応できるトラブル	所要時間
鍵の紛失	即日
インロック	即日
鍵抜き	即日

鍵屋ではトラブルが起こっている現場まで出張し、その場で作業を行うことができるというメリットがあります。

鍵を紛失してしまった場合、ディーラーに依頼すると1週間から10日前後の時間がかかりますが、鍵屋は現地で作成を行うため、その日のうちに車に乗ることが可能です。

ただ、鍵屋の場合、外国車や高級車、イモビライザーを搭載した鍵の作成作業は、料金が高額となります。

『すぐに鍵が必要なわけではない』、『できるだけ作成費用を抑えたい』という場合は、ディーラーに依頼して純正キーを取り寄せる方法がおすすめです。

次の見出しでは、鍵屋に依頼した場合の費用について詳しくご紹介しておりますので、是非参考にしてみてください。

車の鍵が開かないときに鍵屋に依頼する場合

車の鍵が開かないときに、『鍵を紛失した』、『インロックしてしまった』場合は、鍵屋でも対応することができます。

鍵屋の場合は、トラブルが発生している現地に出張し、その場で解錠作業、鍵の作成作業を行うことが可能なため、車を移動する手間がかからないというメリットがあります。

また、鍵の作成についても基本的に即日で行うことができるため、作業完了後はそのまま車に乗っていただくことができます。

次の見出しからは、鍵屋に依頼した場合の費用について詳しくご紹介しておりますので、ぜひ参考にしてみてください。

車の鍵の解錠・鍵作成料金表

生活救急車で、車の解錠・鍵作成作業を行う場合の基本料金表をご紹介します。

鍵屋への依頼を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

作業内容	作業料金（税込み）
【国産車】インロック/インキー（刻みキー）	8,800円～
【国産車】インロック/インキー（特殊）	33,000円～
【国産車】トランク解錠（トランクオープナーから解錠）	ドア解錠料金に準ずる
【国産車】トランク解錠（鍵穴から）	状況による
【国産車】鍵作成（刻みキー）	14,300円～
【国産車】鍵作成（特殊）	55,000円～
【国産車】鍵作成（イモビライザー）	見積/料金問合せ
【国産車】鍵折れ/鍵抜き（ドア鍵穴）	8,800円～
【外国車】インロック/インキー（刻みキー）	16,500円～
【外国車】インロック/インキー（特殊キー）	55,000円～
【外国車】トランク解錠（トランクオープナーから解錠）	ドア解錠料金に準ずる
【外国車】トランク解錠（鍵穴から）	状況による
【外国車】鍵作成（刻みキー）	14,300円～
【外国車】鍵作成（両側刻み）	55,000円～
【外国車】鍵作成（特殊）	88,000円～
【外国車】鍵作成（イモビライザー）	88,000円～

車の鍵が開かないときに鍵屋に依頼した場合は、行う作業や車種・鍵の種類によって費用が異なります。

特に外国車やイモビライザーが搭載された鍵、スマートキーなどは解錠や鍵の作成費用が高くなることがありますので、あらかじめしっかり見積もりを確認されることをおすすめします。

また、鍵の種類によっては作成が行えない場合もありますので、まずはお電話でお問い合わせください。

より詳しい鍵の解錠、作成費用については、次の見出しの施工事例を参考にしてみてください。

車の鍵の解錠・鍵作成の施工事例

鍵屋に車の解錠・鍵作成作業を依頼した場合、現場の状況によって行う作業や費用が異なるため、正確な料金に関しては現地でのお見積りにてご案内しております。

ただ、依頼する前に大体の料金でも知っておくと安心できると思うので、ここでは生活救急車で実際に対応した、車の鍵解錠・作成作業の費用事例をご紹介します。

ダイハツ軽トラックのインロック解錠

自動車のインロック解錠のご依頼をいただきました。

配送業者さんからのご依頼で、街中の道路沿いでエンジンをかけたまま誤って閉めてしまったとのことでしたので、解錠作業にて対応しました。

スバルサンバーのインロック解錠

自動車のインロック解錠のご依頼でした。

予備キーもあったようですが、一緒に閉じ込めてしまったかもしれないとのことで、ピッキングにて解錠しました。

ホンダS2000のインロック解錠

自動車のインロック解錠のご依頼でした。

ホンダS2000で、鍵を車内に入れたまま鍵を閉めてしまったとのことで、鍵を作成して解錠しました。

日産　サニーの鍵作成

車の鍵を紛失したとのことで訪問しました。

平成5年式の日産サニーで、鍵作製にて対応しました。

ダイハツミライースの鍵作成

車の鍵を紛失したとのことで、鍵の作成依頼をいただきました。

2015年式のイモビライザーなしのダイハツミライースで、鍵作製にて対応しました。

車の鍵トラブルを防ぐための対策方法

外出先で車の鍵のトラブルが発生してしまうと、せっかくの楽しいお出かけの気分も下がってしまうと思います。

トラブルを起こさないためにも、日頃から下記のような対策を行っておくと安心です。

定期的に鍵の電池交換を行う

スマートキーやリモコンキーなど電池で稼働している鍵は、電池切れが起こると鍵を開けられなくなってしまいます。

電池の寿命である2年程度を目安に、使用していなくても交換を行っておくとトラブルを防ぐことができます。

また、車内に専用の電池やマイナスドライバーなどを常備しておき、電池の反応が悪くなったらいつでも交換できるようにしておく方法もおすすめです。

交換方法はこちらの『スマートキーの電池を交換する』、もしくは車のメーカーの公式サイトに掲載されている交換方法を参考にしてみてください。

メカニカルキーの手入れを行う

さしこんで解錠するタイプの鍵を使用している場合、鍵に付着した汚れが原因で解錠できなくなってしまう事もあります。

定期的に歯ブラシやきれいな布を使って、鍵をきれいに掃除しておくと不具合が起こりにくくなります。

また、きれいに掃除した後に鍵専用の潤滑剤をスプレーする、鉛筆で鍵をなぞることで動きをスムーズにすることも可能です。

メンテナンスを行っても動きが悪い場合は、鍵の傷や劣化が考えられますので、予備の鍵を使うようにしましょう。

メカニカルキーを常備する

『車から荷物をおろすとき』など、車から離れる時間が短時間でも、車内に鍵を残したままにしておくとインロックの恐れがあります。

スマートキーをいつでも肌身離さず持ち歩くことがいちばんですが、不安な場合はメカニカルキーをあらかじめ抜いてポケットなどに入れておく方法がおすすめです。

メカニカルキーを持っていれば、万が一インロックが起こってしまったときでも、物理的な鍵を使用して解錠することができます。

車の鍵が開かないときは生活救急車にお任せください！

車の鍵が開かなくなってしまったとき、『インロック』や『鍵の紛失』によるトラブルであれば、生活救急車でもご対応が可能です。

生活救急車の場合、出張料や見積料、キャンセル料は、基本的に無料でご対応しております。

鍵が1本もない、外出先で失くしてしまったなど、すぐに鍵が欲しいときでも、その場で作成することができるので、レッカーなどを手配する手間がかかりません。

車種や鍵の種類、イモビライザーの有無によって対応の可否が異なりますので、まずはお電話にてお問い合わせください。