鍵交換のご検討の際に押さえておくポイントと自分で鍵交換する方法を紹介します。
鍵交換を自分でやってみる前に
自分で鍵を交換したいと思い、店頭やネットショッピングで探してみると種類が豊富で画像や写真を見ても「交換できる鍵はどれ?」「鍵の値段はいくら?」「この鍵に交換したいけど、今のドアに合うの?」「どんな種類や機能がある?」「GOALやMIWA、トステム・・・メーカーの違いは?」「家の自宅玄関ドアや勝手口、引き戸、トイレ、会社の事務所、店舗など場所別に選ぶには?」「なるべく安く変えたい」「防犯性は大丈夫?」などと迷うときがあります。
DIYで間違ってしまわないよう鍵交換するときに、押さえておくと良いポイントをご紹介します。また、自分で交換したい!という方は動画もぜひチェックしてみて下さい。
ちなみに、賃貸マンションやアパートなどで交換する場合は、元の鍵穴であるシリンダーを残しておくことで退去時に元に戻すことができます。管理会社や大家さんに相談しましょう。
よくある鍵の不具合と自分でできる対処法
鍵の不具合は突然起こることも多く、焦ってしまいがちですが、原因がわかれば意外と簡単に対処できるケースもあります。
ここでは、よくあるトラブルと自分でできる範囲の対処法を紹介します。
鍵が回らない・差さらないときは
代表的なのは「鍵が回らない」「鍵穴にささらない」といった症状です。
この場合、鍵穴にゴミや埃がたまっていたり潤滑の不足が原因であるケースが多いです。
対処法としては、鍵専用の潤滑スプレー(シリコン系)を使用し、鍵穴に吹きかけてから鍵を数回抜き差ししてみましょう。
ただし、油系潤滑剤は鍵穴の内部でホコリが付着してしまい、回らなくなる恐れがあるため使用は避けてください。
鍵が抜けにくい・抜けない場合
次によくあるのは「鍵が抜けにくい」というケースです。
これは鍵本体の変形や摩耗、もしくはシリンダー内部の部品に問題があることが考えられます。
軽く左右に揺らしながらゆっくり引き抜くと改善する場合もありますが、何度も同じ症状が出るようなら鍵の交換やスペアキーの作成を検討することが必要です。
鍵が空回りする・施錠できない場合
ほかにも、「鍵が空回りする」「鍵をかけても施錠できない」といったトラブルもあります。
これは内部の部品の緩みや劣化が原因で、部品が正しく噛み合っていない状態です。
こういった場合、分解して調整できることもあります。
しかし、内部構造に詳しくない場合は無理に触らず、専門の業者に依頼することが安全です。
季節や環境が原因のケースもある
寒暖差で金属が膨張・収縮して鍵の動きが悪くなることもあります。
これは特に冬場や湿度の高い時期に起きやすく、一時的なものであればしばらくして自然に戻る場合もあります。
しかし何度も続くようならドアと鍵の取り付け位置にズレがないか確認してみましょう。
鍵交換の注意点・リスク
鍵交換は業者に頼まず、自分で行う方法もあります。しかし自分で鍵交換を行う際は、以下のような注意点があることを認識しましょう。
- ●業者に依頼するよりも費用がかかる可能性がある
- ●防犯性が損なわれることがある
それぞれのポイントを詳しく解説します。
業者に依頼するよりも費用がかかる可能性がある
業者に頼らず自分で鍵交換をすれば、依頼費用などを節約できる点がメリットと考える人も多いでしょう。しかし必ずしも安くなるとは限らず、むしろ業者に依頼した方が安上がりになる可能性もあります。
なぜなら間違った鍵と交換したり、作業中に部品を破損、紛失したりすることによって、無駄な費用が発生することもあるためです。すると結局、業者に頼むよりも高いコストがかかる可能性もあります。最初から業者に頼んでおけば、無駄な費用がかかる心配はありません。
防犯性が損なわれることがある
鍵の交換はある程度スキルがある人が行わないと、防犯性が損なわれる危険性もあります。鍵自体の交換がスムーズにできたとしても、素人による交換作業の場合は、ピッキングに対する脆弱性などが残りかねません。
防犯性を維持しながら鍵を交換したいなら、業者に依頼するのが安全です。
業者に依頼する場合の交換費用の目安
鍵交換を業者に依頼する際に、発生しうる交換費用の目安を紹介します。
【 シチュエーション別】鍵交換費用の目安
鍵交換の費用はシチュエーションによりけりです。以下2つのシチュエーションでの交換費用を紹介します。
- ●鍵を紛失した際の交換費用
- ●鍵が壊れた際の交換費用
なお下記の相場は集合住宅に住んでいる場合には、当てはまりません。集合住宅に住んでいて鍵の交換が必要になった場合は、管理会社に確認して手続きを行いましょう。
鍵を紛失した際の交換費用
鍵を紛失した場合には、新たに鍵を作成するだけではなく、シリンダー(鍵穴)の交換もセットで必要となります。万が一紛失した鍵が発見されても、使えないようにするためです。
そのため費用は高くつき、15,000円から30,000円程度となります。ただし複雑な構造であったり、防犯性が高い鍵を交換したりする場合には、必要な部品や作業工数が増えることに伴い、費用も上乗せされる可能性があります。
鍵が壊れた際の交換費用
鍵が壊れた場合には、壊れ加減に応じて作業内容が変わり、費用も変動します。作業ごとの費用相場は下記の通りです。
- ●シリンダーの交換:15,000円~30,000円
- ●鍵前の交換:30,000円~60,000円
- ●鍵開け:8,000円~20,000円
例えば鍵が回らない、抜けないといった状況だと、シリンダーの交換が必要となるため、最大30,000円程度かかります。
また、扉が開かない状況になってしまうと、まずは鍵開けの作業が必要となり、プラスでシリンダーや鍵前の交換作業が発生します。そのため最大10万円以上かかる可能性もあるでしょう。
【 種類別】鍵交換費用の目安
鍵交換費用の目安は、鍵の種類に応じても異なります。以下の種類ごとに、かかる費用の目安を紹介します。
- ●ディスクシリンダー
- ●ピンシリンダー
- ●ディンプルシリンダー
- ●ロータリーディスクシリンダー
- ●暗証番号錠
- ●カードキー
- ●生体認証錠
ディスクシリンダー
ディスクシリンダーは5,000円から15,000円程度が相場です。構造がシンプルな分、安価で済むケースが多くなります。
ピンシリンダー
ピンシリンダーは5,000円から20,000円程度が相場です。ディスクシリンダー同様にシンプルな構造であるため、交換費用は安く済みます。
ディンプルシリンダー
ディンプルシリンダーは15,000円から50,000円程度が相場です。構造が複雑になる分、必要な部品も変わるため、交換費用は高くなります。
ロータリーディスクシリンダー
ロータリーディンプルシリンダーは10,000円~20,000円程度が相場です。通常のディンプルシリンダーに比べるとピッキング対策が強まっているため、交換費用はやや高くなります。
暗証番号錠
暗証番号錠への交換費用の相場は50,000円~100,000円程度です。しかしあくまでも相場であり、販売者や錠のスペック次第では、さらに高額の費用がかかる可能性もあります。
カードキー
カードキータイプは電池で動く電子式と電気で動く電気式があり、それぞれ費用が異なります。電子式は80,000円~120,000円程度が相場です。一方で電気式は通電工事が必要な場合もあるため、100,000円~200,000円程度が相場となります。
また取り付けたい扉の種類(材質)、カードキーの製品スペックによっては、さらに費用がかかることもあります。
生体認証錠(バイオメトリックス錠)
生体認証錠への交換費用相場は50,000円~250,000円程度です。生体認証錠は非常に高いセキュリティ性能を備えている分、他の種類の鍵と比べると交換費用が高価になります。
またカードキータイプと同様に、扉の種類(材質)や生体認証錠のスペック次第で、さらに費用が高くなることもあります。
鍵交換のタイミング
鍵の交換が必要になるタイミングは大きく以下の2つが挙げられます。
- ●防犯性を高めたい
- ●鍵を紛失・破損した
それぞれ詳しく解説します。
防犯性を高めたい
今よりも防犯性を高めたいなら、鍵の交換を検討すべきタイミングです。鍵の種類に応じて、防犯性は大きく異なります。例えばディスクシリンダー、ピンシリンダーといったタイプは、ピッキングに弱く防犯性は高いとは言えません。また鍵をなくすリスクも常にあります。
一方でディンプルシリンダーや生体認証錠などは、セキュリティ面も抜群です。特に生体認証錠だと、鍵を紛失したり破損したりするリスクもなくなるため、かなり防犯性を高めることができます。
鍵を紛失・破損した
鍵を紛失したり、破損したりした時は、マストで鍵交換すべきタイミングです。鍵を交換しないと、その後自宅に入れなくなってしまいます。特に鍵を紛失した場合、予備の鍵がある場合でも、紛失した鍵を使えなくするために交換しておいた方が良いでしょう。
鍵交換をしないでおくと、第三者が鍵を拾って、自宅に入れてしまう可能性があります。
DIYと業者依頼のときの費用と手間を比較
鍵交換をする際に「自分でやるか、業者に頼むか」で迷う方も多いと思います。
それぞれにメリット・デメリットがあり、費用や作業の手間にも大きな差があります。
ここでは、DIYと業者依頼の違いを比較しながら、それぞれの特徴を見ていきましょう。
自分で交換する場合の費用と手間
DIYで鍵を交換する場合、市販の交換用シリンダーは3,000円〜1万円程度で購入できます。
ネット通販やホームセンターなどで手に入り、説明書や取り付け動画も豊富にあるため、ある程度の知識や工具があれば対応可能です。
ただし、扉の厚みや鍵の型番が合っていないと取り付けできないこともあり、場合によっては購入した部品が無駄になるリスクもあります。
また、取り付けにはドライバーや六角レンチなどの工具が必要になり、慣れていないと1時間以上かかる場合もあるでしょう。
ミスをするとドアを傷つけたり、鍵が正常に機能しない恐れもあるため、慎重に作業する必要があります。
業者に依頼する場合の費用と安心感
鍵交換を業者に依頼する場合は、出張費込みで10,000円〜30,000円程度が相場です。
費用はやや高くなりますが、専門知識を持ったプロが作業するため、仕上がりの確実さやスピードには安心感があります。
鍵の種類によっては取り寄せが必要なケースもありますが、多くの場合は即日対応してもらえるのもメリットです。
また、万が一トラブルがあった場合でも、業者であれば保証対応が受けられる場合があります。
セキュリティ性の高い鍵や、特殊な構造のドアに対応している点も安心材料といえるでしょう。
どちらが向いているかの目安
費用を抑えたい、ある程度のDIYに慣れているという方であれば、自分で鍵交換をしてみるのもひとつの手です。
ただし初めて交換する方や確実な作業を求める場合、あるいは防犯面での不安がある場合は、業者に依頼した方が安心です。
鍵交換をDIYで行いたいと考えている方は、準備する道具や作業の流れ、注意点をあらかじめ把握しておくことが大切です。
しかし、初めてだと「本当に自分でできるのか?」と不安になることもあるはずです。
当サイトでは、鍵交換の基本的な手順から、実際にやる際のポイントまで詳細に解説したページもご用意しています。
費用を抑えて安全に作業を進めたい方は、ぜひ生活救急車の鍵トラブル別作業内容と料金案内を参考にしてください。
「鍵交換を自分でやってみたいけれど、本当にできるか不安…」
そんな方のために、当サイトではDIYによる鍵交換の手順や注意点、準備する道具などをわかりやすくまとめたガイドをご用意しています。
自力での交換を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
また、交換作業で気をつけるべきポイントや、うまく取り付けるコツなども写真や画像付きで紹介しているので、実際の作業前に「DIYで鍵交換する方法を詳しくご紹介」を読んでおくと安心です。
自分で鍵交換をするときの道具を紹介
鍵の交換を自分で行う場合、スムーズに作業を進めるためには必要な道具を事前にそろえておくことが大切です。
ここでは、一般的な鍵交換で使用される基本的な道具と、それぞれの用途について解説します。
ドライバー(プラス・マイナス)
鍵の取り外し・取り付け作業には、ほとんどの場合でドライバーが必要です。
特にプラスドライバーは必須ですが、錠前の種類によってはマイナスドライバーも使うことがあります。
ネジのサイズが合わないと締め付けが甘くなるため、数種類のサイズを用意しておくと安心です。
六角レンチ(アレンキー)
ディンプルキータイプや面付錠など、一部の鍵ではネジの代わりに六角ボルトで固定されていることがあります。
このような場合には六角レンチが必要です。
セットになっているタイプを持っておくと、さまざまなサイズに対応できます。
メジャー・定規
新しい鍵を購入する前に、ドアの厚みや取り付け位置などを正確に測るためにメジャーや定規が役立ちます。
鍵の型番とサイズが一致していないと取り付けできないことがあるため、正確な採寸が重要です。
潤滑スプレー(シリコン系)
交換後に鍵の動きが渋い場合、潤滑スプレーを使うことで滑らかな動作に改善できます。
必ず「シリコン系」の潤滑剤を選びましょう。
油分の多いスプレーは、内部にホコリを呼び寄せてしまうため、鍵穴には不向きです。
軍手・マスキングテープ
作業中に手を傷つけないようにするために軍手があると便利です。
また、ドア周辺を傷つけないよう、マスキングテープで保護しておくと見た目にもきれいに仕上がります。
スマートフォン・カメラ
分解手順を記録しておくために、作業前や途中経過をスマートフォンで撮影しておくと安心して進められます。
元に戻す際に迷わず作業できるため、初めて交換する方には特におすすめです。
鍵の種類を知る
交換する予定の鍵はどんな鍵なのか、まずは種類やドアの幅やサイズといった規格を把握しておきましょう。間違えて購入してしまうと、せっかく購入した鍵が取付けられない場合や、ドアを加工しなければ取付けることができません。まずはどんな鍵が取り付けられているかを知ることがとても大切です。
鍵と錠前とシリンダーの違いは?
💁 鍵屋さんの言葉で言う「鍵」とは「キー(key)」の事を意味します。「キー(key)」と「錠」がセットになったものを「錠前」と呼び、「シリンダー」とは「鍵穴」の事を意味します。
玄関ドアでよく使われる錠前は、プッシュ・プル錠、面付箱錠、ケースロック、引戸錠、引違戸錠があります。
錠前にも種類がたくさんあり、それぞれの特徴によって使い分けられています。交換する錠前はどれになるのか、確認しておきましょう。
マンションなど集合住宅の玄関では「面付箱錠」という、室内側のドアに錠ケースを取付けるため、錠ケースが丸見えになっている錠前がよく使われています。
室内ドアでは「モノロック(円筒錠)」と「本締付モノロック(インテグラル錠)」がよく使われいます。デットボルトがないのが円筒錠、デッドボルトがついているのがインテグラル錠でこちらの方が防犯性が上がりますが、錠前全体で見るとそれほど高くないため、室内で使われています。
鍵の種類を特定する
ネットで調べてみると、「鍵」とか「錠前」とか「シリンダー」とか似たような言葉が混合しているときがあります。まずはこの言葉の意味と使い分けについてご説明します。
鍵屋さんの言葉で言う「鍵」とは「キー(key)」の事を意味します。「キー(key)」と「錠」がセットになったものを「錠前」と呼び、「シリンダー」とは「鍵穴」の事を意味します。
次は建物で使われる主な錠前をご紹介します。錠前にも種類がたくさんあり、それぞれの特徴によって使い分けられています。交換する錠前はどれになるのか、確認しておきましょう。
プッシュ・プル錠 | 面付箱錠 | ケースロック |
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部品代の相場 | 部品代の相場 | 部品代の相場 |
15,000円~80,000円前後 | 5,000円~20,000円前後 | 10,000円~20,000円前後 |
よく使われる箇所 | よく使われる箇所 | よく使われる箇所 |
玄関 | マンションなど集合住宅の玄関 | 玄関 |
押したり引いたりすることで扉の開閉をするノブが付いた錠前です。比較的新しい住宅の玄関に取り付けられています。 | 室内側のドアに錠ケースを取付けるため、錠ケースが丸見えになっている錠前です。 | 錠ケースが四角形の箱型で、ノブとシリンダーが別々に分かれている錠前です。面付箱錠との区別として、ケースロックはドアの中に錠ケースを納める錠前になります。 |
浴室錠 | モノロック(円筒錠) | 本締付モノロック(インテグラル錠) |
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部品代の相場 | 部品代の相場 | 部品代の相場 |
2,000円~17,000円前後 | 2,000円~15,000円前後 | 4,000円~18,000円前後 |
よく使われる箇所 | よく使われる箇所 | よく使われる箇所 |
浴室、トイレ、洗面所など室内 | 室内ドア | 室内ドア |
室内側からはツマミを回すことで施錠して、外からは施錠・解錠することができませんが、万が一の非常時に開けられるよう、外からはコインやマイナスドライバーを使って開ける溝があります。 | 内側のボタンを押して、外側のノブが回らないようにする錠前です。デットボルトがなく防犯性が低いため、室内用の錠前です。 | 本締錠が付いたモノロックです。別名インテグラル錠とも呼ばれています。デッドボルトがついていますので、通常のモノロックよりは防犯性が上がりますが、錠前全体で見るとそれほど高くないため、室内で使われています。 |
本締錠 | 空錠 | 引戸錠 |
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部品代の相場 | 部品代の相場 | 部品代の相場 |
2,000円~30,000円前後 | 1,500円~23,000円前後 | 2,500円~25,000円前後 |
よく使われる箇所 | よく使われる箇所 | よく使われる箇所 |
室外・室内問わず補助錠など | リビング、廊下など | 玄関、室内の引戸 |
ノブやレバーなど取っ手がない施錠のみの金具です。補助錠や次に紹介する空錠と組み合わせて使う事があります。 | リビングから廊下に出る際のドアなど、施錠が必要のないドアに用いる錠前です。本締錠とセットで施錠のできるドアにすることもあります。 | 室内の引戸に使われる錠前です。鎌状のデッドボルトが引っかかるようにロックします。 |
引違戸錠 | ||
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部品代の相場 | ||
4,000円~40,000円前後 | ||
よく使われる箇所 | ||
引戸の玄関 | ||
2枚の引戸の間に取り付けて使用する錠前で。玄関が引戸になっている一戸建ての建物でよく見かけます。 |
※相場について、電子錠など特殊な鍵はこれらの表記以上の価格になる場合があります。
『画像引用:美和ロック公式ホームページより(http://www.miwa-lock.co.jp/)
鍵穴はどこで買える?ホームセンターの鍵は危ない?
自分で鍵交換をする際、最も気になるのは「交換用の鍵穴(シリンダー)はどこで買えるのか?」という点ではないでしょうか。
結論から言うと、鍵穴はホームセンターや通販サイト、鍵専門店などで購入できますが、それぞれにメリットと注意点があります。
鍵はホームセンターでも買える?
多くのホームセンターでは、住宅用のシリンダーが市販されています。
価格帯は3,000円〜1万円程度と手頃で、スタッフに相談しながら選べる点が魅力です。
ただし、鍵の種類やドアの厚みによって取り付け可能な製品が限られるため、事前に型番やサイズをしっかり確認しておく必要があります。
型番はシリンダーの側面や本体に刻印されていることが多いため、スマートフォンなどで撮影してから来店するとスムーズです。
ホームセンターの鍵は安全性に問題があるの?
「ホームセンターの鍵は危ないのでは?」と心配される方もいますが、必ずしもそうとは限りません。
市販の鍵にもピッキングに強いディンプルキータイプや、防犯性の高いシリンダーが多く並んでいます。
ただし、店舗によっては旧式のディスクシリンダーが売られていることもあり、これらはピッキングに弱いため注意してください。
防犯性能を重視する場合は、「防犯建物部品」としてCPマークがついた製品を選ぶと安心です。
通販や鍵専門店の利用も選択肢に入れよう
防犯性を重視するなら、鍵専門店や信頼できる通販サイトで購入するのもおすすめです。
専門店では住宅のタイプや防犯ニーズに応じて適切な製品を提案してもらえるため、自分で選ぶことに不安のある方には安心です。
また、通販で購入する場合は、返品対応の可否や正規品であるかどうかの確認も忘れずに行いましょう。
ドアの規格を把握する
ドアの規格をチェックするポイントとして、ドアの厚みと、バックセット(錠前の中心からドアの端までの長さ)、フロント(面座)の長さを測りましょう。ここを押さえることで、メーカーに関係なく好きな錠前やシリンダーを選ぶことができます。
ドアの厚みを調べる
ドアの厚みでも、錠前の種類が異なってきます。サイズの許容範囲はある程度ありますが、厚みを測る際に気を付けるポイントもあります。鍵の周りに付いている装飾なども厚みとしてサイズに含めてしまうと、間違ってしまいます。図を参考に測ってみて下さい。
バックセットを調べる
バックセットとはドアの端から錠前の中心までの距離の事です。商品の説明文にはバックセットのことを「B.S」や「B/S」と表記していることが多いです。同じシリーズの錠前でも、バックセットが細かく分かれている場合もありますので忘れず確認しておきましょう。
フロントの長さを測る
フロントとはデッドボルトやラッチボルトが出てくる面にある板の事です。この箇所にメーカー名や型式記号などがよく書かれています。この長さもメーカーによって異なり、購入した錠前のフロントのサイズが大きかったときは、ヤスリで削って広くするなど調整をしなくてはいけません。
測ったサイズと同じ規格の商品を購入する
錠前のそれぞれのサイズがわかれば、その規格に合った鍵を選びましょう。もし不安であれば、測ったサイズを店員さんに伝えて、ドアに合う錠前を教えてもらいましょう。
自分で鍵を交換する手順・取付け方法
目的の鍵を購入しましたら、さっそく交換してみましょう。シリンダーの交換方法を例にしてご紹介します。
シリンダーの交換方法
今回はこちらの鍵を例にして交換方法をご紹介します。
ドアを開けてネジを緩めてカバーを外す
ドアを開けて側面を見てみるとネジ止めされている箇所がありますので、ドライバーでネジを取ってカバーを外します。
中にあるピン(棒状のもの)を引き抜く
カバーを外すと今度はピン(棒状のもの)を引き抜くことができます。これがシリンダーを固定しているものになりますので、このピンを引き抜くことで、シリンダーを取り外すことができます。
ピンは何本かありますが、シリンダー側(室外側)にある上下2本のピンのみを引き抜いて下さい。このとき、ケースをドアの中に落とさないよう注意してください。万が一落としてしまうと取り出すのは非常に難しくなります。
さっきとは逆の順番に取り付けて完成
シリンダーを取り外したら、購入した新しいシリンダーを先程と逆の順番で取り付けましょう。最後に施錠と解錠が問題なくできるか確認して交換完了です。
難しいと思ったらお気軽にご相談
同じ規格の錠前であれば、このように簡単に交換する事が可能です。ただし、今回ご紹介した交換方法はほんの一例です。錠前によっては、順番が違っていることもあれば、パーツが異なる場合もあります。必ず付属の説明書を見ながら、1項目ずつ確実に進めていくよう慎重に行ってください。
「買ってみたものの、説明書を見ても難しそう」「サイズを間違えた」ということであれば、有料ですが鍵屋さんに相談すれば取付けてもらえますので相談してみましょう。もし、錠前のサイズを間違っていたとしても、簡易的なドアの加工で済むようであれば対応してもらえる場合があります。
「自分でもできるかも」と思いましたら、ぜひ鍵交換にチャレンジしてみて下さい。鍵の交換に挑戦してみたけれど、やはり難しいと思いましたら、私どもカギの生活救急車でも鍵交換・鍵の取り付けに対応しております。お気軽にご相談下さい。
[shortcord_telnumber5]
図解と動画でわかる! 鍵交換を自分でする方法
自分でも鍵の交換ならできそうだな、と思われたなら、図解と動画で鍵を交換する方法をさらに詳しく解説いたしますのでぜひご参考下さい。
自分で鍵を交換する方法は?
💁 簡単な手順は、
ドアを開けてネジを緩めてカバーを外す
中にあるピン(棒状のもの)を引き抜き
さっきとは逆の順番に、新しい鍵を取り付けて完成です。
もし、玄関の鍵穴が2つある場合は2つセットになっているシリンダーを購入して、それぞれを交換します。
どちらか片方だけを交換すると、持つ鍵が2つになってしまうので不便です。一度に両方交換することをおすすめ致します。
自分でも鍵の交換ならできそうだなと思われたなら、図解と動画で鍵を交換する方法をさらに詳しく解説いたします。
玄関の鍵を自分で交換!
玄関の鍵をなくしたら
👉 鍵を落として合鍵しかない時や、泥棒が心配になったら鍵を交換することをおすすめします!
業者に頼まず、自分で鍵の交換する方法をご説明いたします。
シリンダーだけを交換!
👉 新しく交換する鍵は何でもいいわけではありません。
ドアを開けて、今付いている鍵のメーカー・型番をチェックしましょう。
例えば「MIWA・13LA」と刻印されていたら、鍵のメーカーは「MIWA」鍵の型番は「13LA」となります。
チェックした情報をもとに、ホームセンターやネット通販で新しい鍵(シリンダー)を購入してください。シリンダーには、鍵が2~3本付属しています。
メーカー・型番の確認方法
シリンダー交換を自分で行う場合、最初にやるべきことは「現在ついている鍵のメーカー名と型番の確認」です。
型番の確認方法を間違えると、購入した部品が取り付けられなかったり、防犯性能が十分でなかったりするため注意しましょう。
以下では、メーカーや型番を正確に確認する方法をわかりやすく紹介します。
メーカー名の確認方法
ほとんどの鍵には、メーカー名が目立たない場所に刻印されています。
次のような箇所をチェックしてみましょう。
【確認するポイント】
- ●鍵の表面:MIWA、GOAL、SHOWA、WEST、ALPHAなどの刻印が見られます。
- ●シリンダー本体の周囲:ドアを開けた状態で、側面や円筒部分に小さな文字で印字されていることがあります。
- ●サムターン部分(内側):製品ラベルや刻印がついている場合があります。
【代表的な鍵メーカーと特徴】
メーカー | 特長 |
---|---|
MIWA | 日本で最も普及。種類が豊富で高性能な製品も多数 |
GOAL | 防犯性が高く、住宅から商業施設まで幅広く対応 |
SHOWA | 古いタイプの住宅にも多く、交換の需要が高い |
WEST | デザイン性が高く、特殊キーも展開 |
ALPHA | 賃貸住宅や店舗ドアにも採用実績多数 |
もし刻印が見つからない場合は、スマートフォンで鍵やシリンダー部分の写真を撮影し、鍵専門店や通販サイトに問い合わせると、判別してもらえます。
型番の確認方法
型番は鍵の種類を特定するための情報で、同じメーカーでも型番が異なればサイズや取付け方法が変わります。
型番は以下のような場所に記載されています。
【型番の主な記載箇所】
- ●シリンダー側面(ドアを開けた状態で確認)
- ●サムターン周辺のプレート
- ●取り付けプレートの内側
【よくある型番の例】
- ●MIWA → U9・PR・JN・LSPなど
- ●GOAL → V18・AS・TX・LXなど
- ●SHOWA → CL・DAC・PDなど
例えば「MIWA LSP」という刻印があれば、MIWA製のLSP型ということです。
通販サイトなどで検索する際には、「MIWA LSP シリンダー 交換用」などと入力すると、適合する商品が見つかりやすくなります。
正しい部品を選ぶためのチェックリスト
交換用シリンダーを選ぶときは、以下の情報を事前にメモしておくと失敗がありません。
- ●鍵のメーカー名
- ●型番(シリンダー本体やプレートに刻印)
- ●扉の厚み(mm)
- ●ビスピッチ(ネジの間隔)
- ●扉の開き方向(左開き・右開き)
合わない部品を買わないために
ネット通販やホームセンターでの購入は便利ですが、「見た目が似ていても型番が違って取り付けられなかった」というトラブルも少なくありません。
可能であれば現物と全く同じ品番か、対応表を使って確認できる商品を選ぶことが大切です。
不安がある場合は、鍵専門店に写真と情報を持ち込むと、より確実な製品を提案してもらえます。
古いシリンダーを取り外す
👉 作業に必要な工具は、プラスドライバーとマイナスドライバーだけ。
①フロント面からフロント板をはずす ②シリンダーを固定しているピンを引き抜く ③古いシリンダーを錠ケースから外す
以上が、古いシリンダーを取り外す簡単な手順となります。
新しいシリンダーを取り付ける
👉 次の取り付け作業は、今までの手順を逆にするだけです。
新しいシリンダーを錠ケースに取り付けます、シリンダーを押さえながら、ピンを奥まで差し込みます。
動作チェック
👉 新しい鍵で開け閉めがちゃんとできるかを確認しましょう。
家の中からも変わりなく開け閉めできるか確認して、もし不具合を感じたらピンやネジを見てちゃんと閉まっているかを再度確認してみましょう。
鍵にはたくさんの種類があります。種類によって防犯性に優れていたり、施錠が簡単だったり様々です。鍵の種類をいくつかイラスト付きでご紹介いたします。
自分で鍵交換をするときのよくある失敗例
鍵交換は手順さえ理解できれば自分でも可能ですが、慣れていないと想定外のトラブルに直面してしまいます。
ここでは、DIYで鍵交換をする際によくある失敗とその対策を見ていきましょう。
鍵の型番やサイズを間違える
最も多い失敗は「合わない鍵を買ってしまう」ことです。
同じメーカーの鍵でも、型番によって寸法や取り付け方が異なるため、扉に合わない部品を選んでしまうと装着できません。
見た目が似ていても内部構造が異なることがあるので、型番やビスの間隔、扉の厚みなどは正確に測定しましょう。
特にネット通販を利用する場合は注意が必要で、商品説明や適合表を確認せずに購入してしまうと、返品もできず無駄になってしまうことがあります。
事前に古い鍵の情報を控えておく、またはシリンダーの写真を撮って店舗や通販のサポートに問い合わせると安心です。
工具が足りず作業が中断する
鍵交換に必要な道具を準備していなかったために、途中で作業を中断することになるケースもよくあります。
特にドライバーのサイズ違いや、六角レンチが必要だったのに持っていなかったという事例が多いです。
作業前にどんな工具が必要かを確認し、必ず手元に揃えておきましょう。
中には特殊工具が必要な鍵もあるため、製品に応じた準備が欠かせません。
ビスを強く締めすぎて破損する
取り付けの際にネジを強く締めすぎてしまい、部品が破損するケースもあります。
特にプラスチック製のスペーサーや薄い金属パーツは力加減を誤ると変形したり、割れてしまったりするため注意しましょう。
ネジは「しっかり締めるが、締めすぎない」が基本です。
電動ドライバーを使う場合は、トルク設定を弱めに調整して焦らず丁寧に作業しましょう。
シリンダーの向きを間違える
意外と多いのが、シリンダーの向きを逆に取り付けてしまう失敗です。
これにより鍵が抜き差ししづらくなったり、施錠・解錠の方向が逆になることも少なくありません。
こうしたミスは、取り外す前にスマートフォンなどで鍵まわりの写真を撮影しておくことで防げます。
特にサムターン側の部品の向きは混乱しやすいため、記録を残しておくと取り付け時のミスが減ります。
鍵の動作確認をせずに作業を終えてしまう
取り付けが完了したあとに「鍵が回らない」「鍵が抜けない」といったトラブルが発覚することがあります。
特に、ドアを閉めた状態で施錠できるかを試していないと、外出時に鍵がかからず焦るトラブルが起きてしまうのです。
作業後は、必ず扉を閉じた状態で外側・内側両方の動作確認を行いましょう。
キー操作だけでなく、サムターンの回り方も確認しておくことが重要です。
防犯性を考えずに古いタイプを選んでしまう
価格の安さだけで旧式のシリンダーを選ぶと、防犯性が低くピッキングに弱い鍵を取り付けることになります。
とくに、ディスクシリンダーや刻みキータイプなどは古い構造のものが多く、現在ではあまり推奨されていません。
市販品の中でも、防犯性能が高い「ディンプルキータイプ」や「CPマーク付き製品」などを選ぶようにしましょう。
防犯鍵とは? 交換するならディンプルキーがおススメ
一般的に、防犯鍵や、電子錠と呼ばれる防犯性の高い鍵として、ディンプルキーが挙げられます。
過去、窃盗団によって玄関などの鍵穴から開錠するピッキングの技術が悪用され被害が続出したことから、防犯のことや、鍵の重要性が高まり、ピッキングに強い鍵としてディンプルキータイプのシリンダーが普及するようになりました。
ディンプルキーのことをもっと知りたい、どんな製品があるのか知りたいという方は、詳しくは下記のページもご参考下さい。

鍵の種類
玄関で使っている鍵の種類を調べる方法は?
💁 鍵と鍵穴の形状で、鍵の種類がわかります。
ディスクシリンダーは、鍵穴が縦でひらがなの「く」の字、キーは両端が刻まれている形。
ディンプルシリンダーは、鍵穴は縦型で、キーの表面には大きさの異なるくぼみが付いています。
ほかには、
ピンシリンダーは、鍵穴は縦型、キーは片側だけ刻まれています。
ロータリーディスクシリンダーは、キーは刻まれている形とくぼみのある形の2種類あります。
鍵を差し込むのではなく、暗証番号をボタンで入力するタイプや、ダイヤルを回すタイプである場合は暗証番号錠です。
ほかに、カードやスマートフォンで施錠・開錠するタイプや、指をかざして指紋を認証し開錠する鍵は、電子錠(電気錠)と呼ばれる鍵です。
鍵を交換する場合は、今付いている鍵を特定する必要があります。
見てもわからないや取り付けたい場合は、お気軽に生活救急車にご相談ください。
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ディスクシリンダー
鍵穴が縦でひらがなの「く」の字、キーは両端が刻まれている形。
最先端シリンダーとして広まりましたが、海外の泥棒が不正解錠したことで被害件数が増えてしまいました。
そのため、今では最もピッキングされやすく、防犯性がとても低いです。
今でも玄関に使っている方もいると思います。この鍵にしている方は泥棒に狙われてしまうのですぐに交換しましょう。
ピンシリンダー
鍵穴は縦型、キーは片側だけ刻まれています。
差し込み方向が一定なので、使いにくいと感じる人が多いです。
ピッキング可能な鍵で、防犯性は低いので、泥棒に狙われてしまう可能性が高いです。
ディンプルシリンダー
鍵穴は縦型で、キーの表面には大きさの異なるくぼみが付いている。
ピッキングは比較的難しいとされ、防犯性の高い鍵です。複製はほぼ不可能と言われています。
防犯性の高い鍵に交換したい方はこのディンプルキーがオススメです。
ロータリーディスクシリンダー
キーは刻まれている形とくぼみのある形の2種類あります。
ピッキングに強く、他の高性能シリンダーより安価で、取り付けが非常に簡単です。
そのため、家庭や学校など色々な場所で使われています。
暗証番号錠
番号を入力して解錠する鍵です。
ボタンで入力するタイプや、ダイヤルを回すタイプなどがあります。
鍵を持ち歩かなくていいので、鍵の紛失防止になります。
ただし、番号情報が漏れてしまうと誰でも解錠可能になるので、定期的に番号の設定を変更しなければいけません。
カードキー
カードをかざして解錠するタイプとカードを差し込んで解錠するタイプと2種類あります。
ピッキングに強く、複製される可能性が低く、防犯性の高い鍵になっています。
鍵がカードなので持ち運びやすいですが、紛失しやすいというデメリットもあります。
生体認証錠(バイオメトリックス錠)
指紋や網膜、顔など、身体で認証して解錠する鍵です。
指紋認証錠が一番有名で、一般家庭でもよく見かけると思います。
ピッキングに強いので防犯性も高く、鍵を持ち歩かなくていいというメリットがあります。
ただし、ご老人や女性、子供など、指紋の薄い方は認証できないことがあります。
特殊な鍵
手動で開ける鍵以外の特殊な鍵として、電子ロックは電気で動作する鍵のことを言います。電子ロックはどれも防犯性の高い鍵になっています。
機密情報や個人情報を守るため、オフィスやマンションなどに使われることが多いですが、防犯対策として住宅にも使っている人もいます。
その電子ロックってどんな種類があるのだろう…という方に、主な4種類の電子ロックをご紹介したいと思います。
電子ロックのメリット・デメリット
暗証番号錠 | |
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電気式と機械式の2種類があり、ボタン、テンキーで番号を入力して認証する鍵になります。 | |
メリット | デメリット |
・鍵は番号だけで、鍵を持ち運ぶ必要がなく、鍵紛失防止になる ・暗証番号はすぐに変更する事ができる ・合鍵を作らなくて良い ・ピッキングに強い |
・停電すると作動しなくなる ・電池式タイプも電池が切れたら作動しなくなる ・番号が漏れてしまうと誰でも施錠可能になってしまうので、定期的に番号を変更しなくてはいけない |
カードキー | |
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カードをかざして情報を読み取って解錠するタイプや、カードを差し込んでその穴の配列が合えば解錠するタイプなど、様々な種類があります。 | |
メリット | デメリット |
・ピッキング被害に遭わない ・特殊な鍵なので、複製されることがほぼない ・タッチ式はカードを近づけるだけで良いので、スムーズに解錠ができる ・財布やパスケースにしまえるので、持ち運びしやすい |
・カードを持ち運ぶことになるので、紛失する恐れがある ・複製されにくいが、合鍵が作りづらい |
リモコンキー | |
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リモコンのボタンを押して開錠する鍵です。専用リモコンを近づけるだけで解錠できるリモコンキーもあります。 | |
メリット | デメリット |
・解錠がスムーズにできる ・ピッキングに強い |
・持ち運ぶ必要があるので、紛失する可能性がある |
指紋認証錠 | |
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指をかざして指紋を認証し、開錠する鍵です。 | |
メリット | デメリット |
・個人を特定して認証するので、防犯性がとても高い ・鍵を持ち運ぶ必要がない ・指紋を近づけるだけなので、解錠がスムーズにできる ・番号を見られる心配がない |
・手の乾燥やお年寄り、お子さま、女性など指紋の薄い方は認証しにくい |
ここでは、4つの電子ロックのメリット・デメリットについてご紹介しました。電子ロックは防犯性が高いだけではなくとても使いやすい構造になっています。電子ロックに取り替えたいけれど、取付け工事をしなくてはいけないから嫌だな…という方、工事不要の簡単に取付けられる後付タイプもあります!
電子錠の費用や製品について詳しく知りたい場合は以下の記事もご参考下さい。

鍵のメーカーと製品
鍵を交換したいけれど、いろんなメーカーの鍵を見比べたいけど、どんなメーカーがあるのかわからない!と、お悩みの方に鍵のメーカーとして有名な7社をご紹介します!
美和ロック株式会社(MIWA)
国内トップシェアを占めており、世界でも50カ国で製品が使われている、国内トップメーカーです。
東京都に本社があり、横浜、金沢、名古屋、大阪、九州に支店があり、建築用錠前、工業製品用錠前、ドアクローザなどの設計、製造、販売をしています。社名は創業者の和氣一郎氏の「和」と、「美しく和する」という意味があります。
代表的な製品は低価格でピッキングに強いU9シリンダー、防犯性の優れたPRシリンダーがあり、最近では電気錠制御アプリ「wiremo(ワイレモ)」などのIoT製品の開発もされています。
株式会社ゴール(GOAL)
1914年創立。国内業界2位の鍵メーカーです。
大阪府に所在しており、国内初の円筒錠、カードロックを開発した企業です。
社名は「Good、Ornamental、Advanced、Locks」の頭文字をとって「GOAL」と名付けられています。
代表的な製品はピッキングに強いV18というディンプルキーや、6本ピンシリンダー、7ピンシリンダーなどがあります。
株式会社アルファ(Alpha)
1938年設立。自動車製品、住宅、産業ロック、ロッカーの製造販売をしています。
本社は神奈川県に所在しており、その他に国内に3社、海外は15社のグループ会社があります。
代表的な製品はFBロックという高性能ディンプルキー、南京錠が有名です。
株式会社ユーシン・ショウワ(SHOWA)
1998年に設立。本社は大阪府に所在しており、ドアロック、ホテルロック、防犯建物部品などの錠前の製造販売をしています。錠前はアパートによく使われています。
代表的な製品はピッキング、砂塵・凍結に強いWXシリンダー、リモコン電気錠のRe・bornⅡ(リ・ボーンⅡ)などがあります。
日本カバ株式会社(KABA)
1862年にスイスでKaba Holding AGを設立。欧州外で1981年に日本カバ株式会社を横浜に設立します。ディンプルキー、補助錠、引戸錠などの製品を製造しています。
史上初のリバーシブルディンプルキーを開発しており、高い防犯性から銀行や美術館などで導入されています。
代表的な製品は高性能ディンプルキーkaba ster neo(カバスターネオ)、kaba ace(カバエース)があります。
株式会社ウエスト(WEST)
1933年創立。大阪府に所在しています。60年代は引き戸錠の製造を主にしており、現在は電気錠などの製造もしています。
オリジナルブランドAgahoシリーズが有名で、シンプル、機能的なデザインで、1992年にグッドデザイン賞を受賞されました。
代表的な製品はAgahoシリーズ、ggシリーズ、ディンプルシリンダーがあります。
合資会社 堀商店(HORI)
1890年に創立。本社は東京に所在しており、各種錠前を製造販売しています。錠前以外には金物、インテリアの小物も製造しています。
錠前はギリシャ風やルネサンス風など、高級感のあるお洒落なデザインのものが多く役所や官公庁、高級マンションに使われています。
代表的な製品はピッキング・ドリリング防止のトライデントシリンダーなどがあります。
鍵のメーカーは今回紹介した7社だけではなく、他にも沢山のメーカーがあります。
鍵を交換したい、取付けたいとお悩みの方はカギの生活救急車にお任せください。
最後に
基本的な鍵の種類についてご紹介しましたが、今回ご紹介した鍵以外にもたくさんの種類があります。防犯性の低い鍵を使用されている方は早めにディンプルキーなどの防犯性の優れた鍵に交換しましょう。
鍵を取り付けたい、防犯性の高い鍵に交換したい方はカギの生活救急車にお気軽にご相談ください。
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