総合受付コールセンター
0120-137-365

防犯サムターンの種類と特徴!効果や交換費用を解説

防犯サムターンの種類と特徴!効果や交換費用を解説 鍵のコラム

防犯サムターンの種類がわからなくて、困っていませんか?

玄関の防犯対策で忘れてはならないのが、『サムターン』の対策です。

サムターンの防犯対策には、防犯サムターンへの交換がおすすめですが、種類や特徴を知っておくと選びやすくなります。

そこで今回は、防犯サムターンの種類と特徴について解説します。

交換費用についてもご紹介しておりますので、ぜひ参考にしてみてください。

防犯サムターンの種類

サムターンとは、室内側から鍵を施錠・解錠するための『ツマミ』の名称です。

ごく一般的なものは、ツマミを回転させるだけで簡単に施解錠を行うことができるため、子供などの力の弱い方でも操作しやすいというメリットがあります。

その一方で、サムターン回しと呼ばれる空き巣などの侵入盗の手口として用いられることもありますので、対策を行うと安心です。

サムターンの防犯対策の一つとして『防犯サムターンへの交換』がありますが、種類によって解錠方法が異なるので、自分が使いやすいものを選ぶといいでしょう。

ここではまず、防犯サムターンの種類と特徴についてご紹介したいと思います。

そもそも防犯サムターンとは?

そもそも防犯サムターンとは?

防犯サムターンとは、室内側のツマミに細工をすることで、室外側から解錠されるのを防ぐための防犯グッズです。

近年ではディンプルキーが主流となり、シリンダー(鍵穴)の防犯性が高まったことから、『サムターン回し』と呼ばれる手口が用いられることも増えてきました。

サムターン回しとは、ドアスコープやドアポストを取り外す、ドリルでドアに穴を開け、特殊な工具を差し込んでサムターンを操作し、内側から鍵を開ける手口です。

ごく一般的なサムターンの場合、比較的簡単に解錠することができてしまいます。

そこで活躍するのが、下記のような防犯サムターンです。

空き巣などの侵入盗は『侵入までに5分以上かかる場合はあきらめる』とされているため、いかに侵入までの時間を稼げるかが防犯対策のポイントとなってきます。

サムターンに細工を施すことで、外側からでは簡単に解錠することができなくなり、空き巣の侵入を防ぐ効果を高めることができます。

それぞれの特徴については各リンク先の見出しでご紹介しているので、自分に合ったものを見つけてみてはいかがでしょうか。

子供やお年寄りの安全対策にも使える

防犯サムターンは、防犯効果はもちろん、子供やお年寄りの安全対策として用いることもできます。

『目を離した隙に勝手に出かけてしまい、事故に遭わないか心配』でも、ずっと様子を伺うことは難しいと思います。

そんなときは、防犯サムターンに交換しておくことで、玄関や勝手口から勝手に出かけてしまうのを防ぐことができます。

子供やお年寄りの外出にお悩みの方は、防犯サムターンへの交換を検討してみてはいかがでしょうか。

脱着式サムターン

脱着式サムターン

脱着式サムターンはその名の通り、ツマミを取り外すことのできる防犯サムターンです。

ツマミを取り外している間は解錠を行うことができなくなりますので、サムターン回しを防ぐことができます。

脱着式サムターンといっても、製造メーカーによってデザインやツマミの大きさなどが異なるため、使いやすいものを選ぶといいと思います。

ツマミ部分だけが取り外せるタイプ、ツマミと台座が取り外せるタイプ、ツマミ部分にささったキーを抜き差しするタイプなどさまざまです。

部品を失くしてしまうと、内側から鍵を施解錠を行うことができなくなってしまうので、『なくしそうで心配』という方は、大きめの部品の防犯サムターンがおすすめです。

スイッチ式サムターン

スイッチ式サムターン

スイッチ式サムターンは、ツマミ部分に付いたスイッチを押しながら回す防犯サムターンです。

スイッチはツマミの上下についているタイプが多く、解錠時はスイッチを押した状態でないとツマミを回すことができません。

脱着式サムターンのように、パーツを取り外して管理する必要がないため、『ツマミを失くしそうで心配』という方でも使いやすい防犯サムターンとなっています。

空転式サムターン

空転式サムターン

空転式サムターンは、空転モードに切り替えている間、ツマミを回しても鍵を解錠することができなくなる防犯サムターンです。

モードの切り替えは、サムターンについているスイッチを押すだけで簡単に行うことができます。

空転モードにしていない状態では、通常のサムターンと同様にツマミを回すだけで解錠することが可能なため、ストレスが少ない点がメリットといえます。

ただ、ドアポストから手を入れて解錠する手口が用いられた場合は、スイッチ一つで切り替えができてしまう空転式サムターンの防犯効果はほとんど期待できません。

賃貸のようなポストが玄関についている建物や、ガラスが使用されているドアは、別の防犯サムターンへの交換を検討することがおすすめです。

偏荷重サムターン

偏荷重サムターン

偏荷重サムターンは、ツマミ全体に均等に負荷がかかっている状態でないと、ツマミを回すことができない防犯サムターンです。

工具などを用いて室外側からサムターンを操作する場合、一か所に重心が偏ることになります。

指でつまんで回す以外の方法を使うと、ツマミが空転して解錠することができないため、サムターン回しを防ぐことができます。

空転式同様に通常のツマミと同じ要領で使うことができるので、普段の施錠・解錠にストレスがないという点がメリットです。

ただ、同じくデメリットはポストやガラスを割って手を入れて操作されると、開けることができてしまうため注意が必要でしょう。

両面シリンダータイプ

両面シリンダータイプ

両面シリンダーは、室内側にも鍵穴を設置して、物理的な鍵を使って施錠・解錠を行う方法です。

サムターンではありませんが、こちらも防犯や子供・お年寄りの安全対策として用いられることが多くなっています。

室内外どちらから施錠・解錠を行う場合でも鍵が必要となりますので、手間がかかってしまう分防犯性は非常に高くなります。

いつでも鍵の管理が必要となりますので、できるだけ普段使いしやすいサムターンを取り付けたい場合には不向きでしょう。

防犯サムターンへの交換方法

防犯サムターンへの交換を検討したととき、使用している鍵の種類によって交換方法が異なります。

ここでは、主な2種類の交換方法をご紹介したいと思います。

サムターンのみ交換する

サムターンのみ交換する

ドアノブや錠前と一体化していないタイプの鍵を使用している場合は、サムターン単体の交換を行うことができます。

サイズさえ合っていれば、鍵穴や錠ケースはそのまま使うことができるので、比較的費用が抑えられる点がメリットです。

また、握り玉タイプのドアノブに鍵がついているタイプは、取っ手部分のみの交換を行うことができます。

ただ、既存の錠ケースや鍵穴のサイズに合うサムターンがない場合は、錠前丸ごと(鍵穴・錠ケース・ドアノブなど)交換する必要があります。

錠前ごと交換する

錠前ごと交換する

引き戸の鍵のように鍵穴と錠前が一体化していて、部分的な交換ができないタイプの鍵を使用しているときは錠前まるまる交換が必要です。

また、鍵穴やサムターン、錠ケースが別々に設置されていても、部品の規格と合わないときは、全体を交換することになります。

錠前ごと交換する場合は、サムターン単体で交換する場合の費用に比べて、作業費用が高額となる点に注意が必要です。

詳しい費用についてはこちらの『防犯サムターンへの交換を鍵屋に依頼する場合』の見出しでご紹介しているので、是非チェックしてみてください。

防犯サムターンに交換するときの注意点

防犯サムターンに交換するときの注意点

防犯サムターンに交換するときは、下記の点に注意が必要です。

  • 【防犯サムターンに交換するときの注意点】
  • ・鍵の解錠が難しくなる
  • ・賃貸の場合は事前に確認する

防犯サムターンは空き巣などの侵入盗に、室外から解錠されるのを防ぐための部品です。

そのため、万が一鍵を紛失して鍵屋などに依頼して作業を行うときも、同じく解錠が難しくなる点に注意が必要です。

鍵屋によっては防犯サムターンが付いていた場合の追加料金が発生したり、どうしても開けられないときは鍵を壊して開ける可能性もあります。

鍵を紛失したときに、高額な費用がかかる可能性がある点も考慮したうえで交換することがおすすめです。

また、賃貸の場合はあくまで管理会社や大家さんの所有物となるため、勝手にサムターンの交換を行うことはできません。

勝手に交換するとトラブルに発展することがありますので、どうしても交換したいときはまず相談して許可をもらってから行いましょう。

許可が下りなかった場合は、他にもサムターンの防犯対策方法はありますので、こちらの『その他のサムターンの防犯対策方法』の見出しを是非参考にしてみてください。

防犯サムターンへの交換を鍵屋に依頼する場合

防犯サムターンへの交換は、DIYでも行うことができますが、作業に不安がある場合は、鍵屋に依頼する方法がおすすめです。

鍵屋に依頼する場合、サムターンの交換作業+部品代が必要となり、使用する部品のメーカーや製品によって費用が異なります。

既存の鍵の種類によって取り付けられるサムターンの種類も異なりますので、正確な料金については現地でのお見積りにてご案内となります。

ただ、大体の費用でも知っていると安心できると思いますので、次の見出しからは生活救急車の料金表や実際に対応した施工事例をご紹介したいと思います。

防犯サムターンへの交換料金表

生活救急車で、防犯サムターンへの交換作業を行う場合の基本料金表をご紹介します。

鍵屋への依頼を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

作業内容 作業料金(税込み)
サムターン交換 11,000円+部品代
ドアノブ交換 11,000円+部品代
錠前交換 25,300円+部品代
引戸錠交換 16,5000円+部品代

サムターン単体の交換が可能な場合は、基本的に11,000円+部品代の料金で交換を行うことができる場合が多いです。

一方でサムターンと錠前が一体化している場合など、サムターン単体のみの交換ができない場合は、錠前ごと交換が必要になる可能性が高いです。

既存の鍵の種類によって作業費用が異なるため、詳しい料金に関しては現地でのお見積りをご利用ください。

生活救急車では、出張料・見積料・キャンセル料は無料で承っておりますので、お気軽にお問い合わせください

防犯サムターンへの交換施工事例

鍵屋にサムターンの交換作業を依頼した場合、現場の状況によって行う作業や費用が異なるため、正確な料金に関しては現地でのお見積りにてご案内しております。

ただ、依頼する前に大体の料金でも知っておくと安心できると思うので、ここでは生活救急車で実際に対応した、サムターンの交換作業の費用事例をご紹介します。

防犯のための玄関サムターン交換

防犯のための玄関サムターン交換

内側から簡単に、開けられないようにしたいとのご依頼をいただきました。

2ロックの上側のサムターンを、シリンダーに交換させていただきました。

項目内容 料金(税込)
玄関ドアシリンダー交換 11,000円
MIWA 部品代 12,100円
合計 23,100円

玄関ドアのサムターン交換

玄関ドアのサムターン交換

サムターンの不具合で訪問しました。

サムターンとドアテックが合っていない状態となっていましたので、防犯も視野に入れたサムターン交換にて対応しました。

項目内容 料金(税込)
玄関ドアサムターン交換 簡易金物 11,000円
KABA 部品代 16,500円
合計 27,500円

玄関ドアのサムターン交換

玄関ドアのサムターン交換

玄関ドアのサムターン交換の、ご依頼で訪問しました。

もともと取り付けられていた防犯サムターンに不具合があるとのことで、GOAlの防犯サムターンに交換致しました。

※シリンダーの回りも固いとのことでしたので、シリンダーメンテナンス作業料金も含まれています。

項目内容 料金(税込)
玄関ドアサムターン交換 簡易金物 11,000円
GOAl 防犯サムターン 部品代 8,800円
玄関ドアシリンダー交換洗浄  8,800円
合計 28,600円

玄関の鍵交換

玄関の鍵交換

玄関ドアの鍵の紛失により、鍵交換を希望とのことでした。

防犯サムターンが搭載された、AGENTの玉座に交換を行いました。

項目内容 料金(税込)
玄関ドア玉座交換 11,000円
AGENT 部品代 24,200円
合計 35,200円

面付錠のサムターン交換

面付錠のサムターン交換

徘徊防止対策をご希望で、ご依頼をいただきました。

スチール扉にMIWA PMKがついており、対策でサムターンにカバーを付けたが、意味がなかったとのことです。

PMKに徘徊防止用のサムターンがないため、加工して脱着サムターンに交換しました。

項目内容 料金(税込)
玄関ドア錠加工 重作業 33,000円
ACE 部品代 6,160円
合計 39,160円

引戸錠の交換

引戸錠の交換

ご家族の徘徊防止のために、玄関の室内側から簡単に開けられないようにしたいとのご依頼でした。

サムターンを空転状態にできる、KABAの錠前に交換しました。

項目内容 料金(税込)
玄関引戸錠交換 16,500円
KABA 部品代 40,700円
合計 57,200円

玄関ドアの面付錠交換

玄関ドアの面付錠交換

マンション玄関ドアの、シリンダー交換依頼で、防犯のために交換しておきたいとのことでした。

カバスタープラスの面付本締錠に、セーフティーサムターンが取り付けられているタイプに交換しました。

項目内容 料金(税込)
玄関ドア錠前交換 面付錠 22,000円
KABA 部品代 56,628円
合計 78,628円

その他のサムターンの防犯対策方法

賃貸に住んでいる、あまり費用をかけたくないなど、防犯サムターンへの交換が難しいケースもあると思います。

そんなときは、下記のような対策を行う方法も検討してみてください。

サムターンカバーの設置

サムターンカバーの設置

防犯サムターンに比べて簡単にできる対策として、『サムターンカバーの設置』があります。

サムターンカバーとは、サムターンの回りを囲むように取り付け、工具などがサムターンに当たることを防ぐことができるグッズです。

ホームセンターやインターネットショップなどで購入することができ、また価格も比較的安価なので取り入れやすいというメリットがあります。

ネジで固定するタイプをはじめ、扉に傷を付けない粘着テープで固定するタイプもありますので、原状回復が必要な賃貸でも取り付けることが可能です。

ただ、取外しが簡単な分、強い力をかけられてしまえば、取れてしまう可能性もありますので、他の対策も併用して行っておくことがおすすめです。

焼き破りにも注意が必要

市販のサムターンカバーは、プラスチックを使用しているものが多いという特徴があります。

この特徴を狙って、穴から加熱性のものを入れてプラスチックを溶かすという『焼き破り』という手口が用いられるケースがあるので注意が必要です。

焼き破りを防ぐためには、熱に強いスチール製のサムターンカバーを取り入れる方法がおすすめです。

ドアスコープの交換

ドアスコープの交換

賃貸など、ドアスコープやドアポストが設置されている場合、サムターン回しの被害に遭いやすくなります。

特にドアスコープは、部屋の外からでも簡単に取り外すことができてしまうため、『空転式のドアスコープ』に交換しておくと安心です。

空転式のドアスコープはインターネットショップやホームセンターなどで販売しており、簡単に交換することができます。

賃貸の場合は、退去時に元に戻す必要がありますので、既存のドアスコープは失くさないように大切に保管しておきましょう。

サムターン以外の防犯対策も併用する

サムターン以外の防犯対策も併用する

空き巣などの侵入盗が室内に侵入する手口は、サムターン回しだけではありません。

サムターンの防犯性を高めても、鍵穴や窓などその他の防犯性が脆弱な場合は、被害に遭ってしまうかもしれません。

また、サムターンカバーなど、簡易的な防犯対策のみを行う場合も、その他の防犯対策を併用することでより建物の防犯性を高めることができます。

ディンプルキーなどの防犯性の高い鍵に交換する、玄関・窓に補助錠を取り付ける、建物の回りにセンサーライトや防犯カメラを設置するなどの対策も検討してみてください。

家の防犯対策については、こちらの『空き巣に狙われやすい家の共通点!効果的な防犯対策を解説』でもご紹介していますので、合わせてチェックしてみてはいかがでしょうか。

防犯サムターンへの交換は生活救急車にお任せください!

防犯サムターンは、製品によって解錠方法が異なります。

特に玄関の鍵は毎日開け閉めを行うことになりますので、自分が使いやすいものを選ぶことがおすすめです。

どの防犯サムターンが取り付けられるのかわからない、どれを選べばいいのか迷っているというときは、ぜひ生活救急車にご相談ください。

ドアに合った防犯サムターンのご提案から、料金のご案内、当日の施工も承っております。

出張料・見積料・キャンセル料は無料でご対応しておりますので、お気軽にお問い合わせください。