勝手口の鍵交換費用はいくら？鍵の種類や状況別の相場を解説

勝手口の鍵交換費用がわからなくて、困っていませんか？

鍵の交換作業を鍵屋に依頼した場合は、作業内容や使用する部品によって費用が異なります。

詳しい料金に関しては、現地での見積もりになる鍵屋が多いため、どのくらいの料金がかかるのか不安に思う方もいらっしゃると思います。

そこで今回は、勝手口の鍵交換費用を鍵の種類や状況別に解説します。

生活救急車で実際に対応した施工事例も掲載しておりますので、ぜひ参考にしてみてください。

勝手口の鍵交換作業別の交換費用

勝手口の鍵交換作業といっても、現場の状況によって行う作業内容は異なります。

ここでは、下記の2パターンに分けて相場費用をご紹介したいと思います。

シリンダー（鍵穴）のみの交換費用

勝手口のドアが開き戸で、シリンダー（鍵穴）とドアノブが別々に取り付けられている鍵を交換する場合は、シリンダー（鍵穴）のみを交換することが可能です。

『勝手口の鍵の防犯性を高めたい』、『鍵穴に不具合が起こっている』というときは、シリンダーの交換を行いましょう。

シリンダーの交換はDIYでも比較的簡単に行うことはできますが、既存の取り付け穴のサイズに合う部品を選ぶ必要があり、間違えるとそのままでは取り付けできません。

部品選びに自身がないときは鍵屋に依頼していただければ、勝手口の鍵の規格と合うものを提案することができますのでご検討ください。

また、規格と合わない場合でもドアに加工を施すことで取り付けられる場合もありますので、取り付けたい鍵の希望があるときは見積もりの際に伝えておくといいでしょう。

錠前ごと（鍵全体）の交換費用

鍵穴だけでなく錠ケースやドアノブなどの鍵周辺の部品すべてを交換する場合は、錠前交換という扱いになります。

引き戸の鍵のようにシリンダーと錠前が一体化しているタイプを交換したいときや、鍵穴と錠ケースの両方が劣化しているときは錠前交換が必要です。

シリンダー交換に比べると、行う作業工程が増える分費用は高くなってしまいますが、10年近く使用している鍵の場合は後の不具合を防ぐためにも錠前ごと交換しておくといいでしょう。

錠前ごと交換を行う場合の詳しい費用については、次の見出しの施工事例をチェックしてみてください。

不具合による錠前交換

経年劣化により錠前に不具合が起こっており、レバーが下がったままになっていました。

新しい錠前を手配して、錠前とシリンダーの交換にて対応しました。

使用する鍵の種類別の交換費用

勝手口には、下記のようなさまざまな鍵が使用されています。鍵の種類によって交換費用が異なりますので、それぞれご紹介したいと思います。

刻みキーの交換費用

刻みキーは、鍵の片側もしくは両側がギザギザした形状の鍵のことで、比較的リーズナブルな価格で交換を行うことができます。

歴史の長い鍵の種類であり、昭和後期～平成初期に導入されていた『ディスクシリンダー』は、防犯性の低さから現在では廃盤となっています。

このようなことから刻みキーというと、『防犯性の低い鍵』というイメージを持たれている方もいらっしゃるかもしれません。

ただ、現在では『アンチピッキング性能』などが搭載されていることで防犯性も高まっているため、リーズナブルな価格で防犯性を高めたいという方におすすめな鍵となっています。

主な製品はGOAL社の『ピンシリンダー』や、MIWA社の『ロータリーディスクシリンダー』などが挙げられます。

入居に伴うシリンダー交換

管理会社様からのご依頼で、新しい住人が入居されるため鍵を交換したいとのことでした。

交換できる数種類の見積もりを提示し、現状と同等のシリンダーに交換致しました。

ディンプルキーの交換費用

ディンプルキーは、鍵の表面や側面に複数のくぼみが開いている鍵の名称です。

ピンが上下・左右に加えて斜めにも配列されている、多数のピンが搭載されていることから、鍵穴の構造が複雑で、防犯性が高いという特徴があります。

刻みキーに比べて部品の価格が高くなってしまう分、防犯性を高めることができるため、高い塀があるなど周りから死角となっている場所に勝手口がある場合はディンプルキーへ交換しておくと安心です。

主な製品はKABA社の『KABAace』、GOAL社の『V-18』、MIWA社の『PR』などが挙げられます。

それぞれの詳しい作業費用については、次の見出しでご紹介しているので、参考にしてみてください。

勝手口ドアのシリンダー交換

玄関ドアのシリンダーに不具合があるため、この機会に防犯性の高いものに交換したいとのご依頼をいただきました。

勝手口は廃盤のシリンダーであったため、調整をしながらディンプルキーに交換致しました。

インテグラル錠の交換費用

ドアノブと鍵穴が一体化している、インテグラル錠の交換を行う場合は、『玉座交換を行う方法』と『錠前交換を行う方法』の2パターンから選ぶことができます。

1つ目の玉座交換は、鍵穴がついているドアノブ部分のみを交換する方法です。

鍵の防犯性を高めたいときや、鍵の抜き差しがしにくいなどの『鍵穴のトラブル』が起こっているときに用いられます。

2つ目の錠前交換は、ドアノブ部分とドアの内部に取り付けられている錠ケースの両方を交換する方法です。

10年以上使用していてドアノブ全体に経年劣化が起こっていた場合や、錠ケースのサイズに対応している玉座がない場合などに用いられます。

玉座の交換に比べて作業工程が増える、使用する部品が増えることから、作業費用が少々高くなります。

それぞれの詳しい作業費用については、次の見出しでご紹介しているので参考にしてみてください。

経年劣化による勝手口ドアの鍵交換

鍵が回らなくなったとのことで、勝手口の鍵交換のご依頼でした。

純正キーでしたが回らなかったため、経年劣化による摩耗や汚れが原因と考えられました。

使用年数は10数年とのことでしたので交換をお勧めし、MIWAのU9タイプの玉座を使用して交換しました。

勝手口ドアの錠前交換

勝手口の、ドアの調子が悪いとのことで訪問しました。

ドアノブが外れかかっており、サムターンも鍵も動きが硬く、ペンチなどで挟まないと回らないような状況でした。

もともとドアの開閉もしにくく下側が擦っていたため、鍵を無理に操作することで不具合が生じた可能性がありました。

新しい錠前への交換と、建付け調整にて対応しました。

電子錠への交換費用相場

勝手口の鍵交換に電子錠を用いる場合は、『既存と同等の部品への交換』もしくは『電子錠の新規取付』の2パターンの方法があります。

もともと電子錠が取り付けられていて、不具合が起こっているから交換したいという場合は、既存と同じタイプの部品を使用することで交換が可能です。

電子錠の交換は、使用する部品の価格によって大きく交換費用が変わってきます。

機能性が高いものを取り付けるとなると、10万円以上の費用がかかることもありますので、あらかじめ見積もりをよく確認することがおすすめです。

一方で、スタンダードな鍵から電子錠に交換したいという場合は、既存の取り付け穴を使用することができないため、基本的に新規で取り付け穴を開けて設置することになります。

電子錠を新規で取りつける場合の費用については、こちらの『玄関の鍵を電子錠に交換したい！種類や費用相場を鍵屋が解説』のページでご紹介しているので、合わせてチェックしてみてください。

会社事務所の勝手口扉の鍵交換

会社事務所の、勝手口扉の鍵交換依頼で訪問しました。

現状のデジタル錠が故障しているため、新しい暗証番号式の鍵に交換したいとのことでした。

既存のものは廃盤だったため、寸法の近いメーカーの製品を取り寄せて交換させていただきました。

勝手口の鍵交換費用が高くなるケース

ここまで、勝手口の鍵交換の相場費用についてご紹介しましたが、下記のような場合は相場よりも高くなることがあります。

鍵の解錠作業が必要なとき

『鍵を紛失してしまった』、『鍵はあるのに不具合で開かない』など、勝手口の鍵が開けられないときは、解錠作業が発生します。

鍵の交換作業は『ドアが開いている状態』でないと行うことができないため、まずはドアを開けることが必要です。

鍵の解錠が必要となる場合、『鍵の解錠作業費』+『鍵の交換作業費』₊『部品代』が発生するため、通常の鍵交換費用よりも高くなります。

刻みキーの場合は、ピッキングでの解錠方法が用いられ、17,600円～25000円程度の作業費用、ピッキングが難しいディンプルキーの場合は29,000円～35,000円程度が相場となっています。

鍵の個数や防犯性によってはさらに費用が高額になってしまう事もありますので、作業前に必ず見積もりを確認することがおすすめです。

鍵紛失に伴う解錠と鍵交換

鍵を紛失してしまったとのことで、鍵の解錠と交換をご希望でご依頼をいただきました。

交換前提だったため、破壊解錠を行ったのちに同等製品を使用して交換しました。

機能性・防犯性の高い鍵を使用するとき

新しく取り付ける部品に防犯性や機能性の高いものを選んだ場合は、相場料金よりも費用が高くなります。

特にディンプルキーの中でも、『CP認定錠』や第三者による不正な合鍵の作成を防ぐことができる『登録制シリンダー』などは、部品代だけで30,000円を超えるものもあります。

また、機能性・防犯性が共に優れているキーレス錠を取り付ける場合も、～100,000円程度の費用がかかることがありますので、見積もりをよく確認してから依頼することをおすすめします。

次の見出しではより詳しい費用をご紹介しているので、参考にしてみてください。

鍵紛失に伴う鍵交換

お孫さんが鍵を失くしてしまい、防犯上心配とのことで、鍵交換をご検討されていました。

もともと非常に防犯性の高い鍵をお使いで、防犯性の高いものがご希望であったため、登録制の鍵を提案し、交換を行いました。

勝手口の鍵交換を鍵屋に依頼する場合

勝手口の鍵交換を検討している場合は、鍵屋に依頼する方法がおすすめです。

生活救急車では、出張料・見積料・キャンセル料などの手数料は無料で承っております。

『まずは料金を確認してから決めたい』という場合でも、ご対応可能ですのでお気軽にご相談ください。

次の見出しでは、生活救急車で対応した場合の料金表を掲載しておりますので、参考にしてみてください。

勝手口の鍵交換料金表

生活救急車で、勝手口の鍵交換作業を行う場合の基本料金表をご紹介します。

鍵屋への依頼を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

作業内容	作業料金（税込み）
鍵交換　シリンダー交換（開きドアタイプ）	11,000円₊部品代
鍵交換　シリンダー交換（引き戸錠タイプ）	16,500円₊部品代
錠前交換	25,300円+部品代
ドアノブ交換	11,000円₊部品代

勝手口の鍵交換を行う場合、開き戸・引戸などドアのタイプや、鍵穴のみの交換・錠前ごと交換など行う作業内容によって費用が異なります。

詳しい料金に関しては現場の状況を確認する必要があるため、お見積りにてご案内させていただいております。

生活救急車では現地までの出張料・見積料・キャンセル料は無料で対応しておりますので、『まずは料金が知りたい』という場合でもお気軽にお問い合わせください。

勝手口の鍵交換は生活救急車にお任せください！

勝手口の鍵交換作業を鍵屋に依頼した場合の費用は、作業内容や使用する部品によって異なります。

基本的に作業料金は一律となっているため、費用が高くなるか・安くなるかは使用する部品の価格によって変わってきます。

できるだけ費用を抑えたいという場合は、鍵のグレードを少し下げるといった方法もありますので、依頼する鍵屋に相談してみましょう。

生活救急車でも、勝手口の鍵交換作業を承っております。

現地で無料のお見積りから対応しておりますので、お気軽にお問い合わせください。