室内ドアに、鍵を後付けする方法がわからなくて困っていませんか?
『貴重品を保管している部屋のセキュリティを高めたい』、『子供やペットのイタズラ防止に』など、鍵を取り付けたい目的は人それぞれあると思います。
室内に鍵を後付けする方法は複数パターンあるので、目的に合ったものを取り付けるのがおすすめです。
そこで今回は、室内ドアに鍵を後付けする方法をご紹介したいと思います。
室内ドアに鍵を付ける方法
室内ドアに鍵を後付けするときは、主に下記の3つの方法があります。
- 【室内ドアに鍵を後付けする方法】
- ・DIYで取り付ける
- ・ドアノブを鍵付きに交換する
- ・取り付け穴を開けて鍵を設置する
それぞれの取り付け方法については、次の見出しから詳しくご紹介します。
DIYで簡易的な鍵を取り付ける
1つ目はインターネットショップやホームセンターなどで販売されている、簡易的な鍵をDIYで取り付ける方法です。
部品と工具さえあれば簡単に取り付けることができるので、安価な費用で室内ドアに鍵を導入することができる点が魅力です。
使用する部品によっては傷や穴が残らないものもあるため、原状回復が必要な賃貸でも取り入れやすくなっています。
ドアノブを鍵付きに交換する
2つ目は、既存のドアノブを鍵付きのドアノブに交換する方法です。
もともと取り付けられていたドアノブの規格と同じ部品が準備できれば、自分でも交換を行うことができます。
新たに穴を開ける必要もなく、既存の部品さえきちんと保管しておけば原状回復も可能なので、賃貸でも取り入れることが可能です。
ただ、希望の部品を取り付けるためにドアに加工が必要となる場合は、元の状態に戻すことができなくなってしまうので賃貸には不向きです。
また、ドアへの加工作業は個人で行うことが難しいため、鍵屋などの専門の業者に依頼する必要があり、DIYに比べると導入費用が高くなります。
取り付け穴を開けて鍵を設置する
3つ目は、玄関や勝手口のようにドアに取り付け穴を開けて、新しく鍵を設置する方法です。
簡易錠に比べるとドアにしっかり固定することができるので、防犯性を高めたい場合にも効果的です。
ただ、ドアに取り付け穴を開ける作業は専用の工具が必要となり、個人で作業を行うことが難しいため、鍵屋などの業者に依頼する必要があります。
鍵屋による作業を伴う分、DIYで簡易錠を取り付け・ドアノブの交換を行うよりも導入費用が高くなってしまう点に注意しましょう。
また、ドアに加工を施すと原状回復を行うことができなくなってしまうため、賃貸の室内に取り付けることは基本的にできません。
どうしても賃貸の部屋に取り付けたい場合は、あらかじめ管理会社や大家さんに相談し、許可をもらってから行いましょう。
室内に取り付けられる鍵の種類
室内に取り付けられる鍵は、主に下記の4種類があります。
- 【室内に設置できる鍵の種類】
- ・本締錠
- ・円筒錠/チューブラ錠
- ・インテグラル錠
- ・簡易錠
それぞれの特徴や適した目的は次の見出しからご紹介するので、参考にしてみてください。
本締錠
本締錠は、鍵またはサムターン(ツマミ)で施錠・解錠を行う、デッドボルトのみを備えた鍵の種類です。
ラッチやドアノブを持たないため、鍵だけを増やしたいという場合に取り付けられます。
主に玄関や勝手口などに使用されるタイプのため、防犯性が高いのが魅力で、貴重品を保管している部屋など、セキュリティを高める目的で取り付けたい方におすすめです。
錠前をドアの面に取り付ける『面付タイプ』と、ドアの内部に取り付け穴を開けて設置する『彫り込みタイプ』の2種類から選ぶことができます。
面付タイプの場合はドアの側面に取り付け穴を開ける必要がないため、比較的取り付け費用を抑えることができる点がメリットです。
シリンダーの種類が豊富にある
本締錠のメリットとしては、シリンダー(鍵穴)の種類が豊富で、希望に合ったものを選べる点です。
『金庫などを保管している部屋に取り付けたい』など、セキュリティの強化を目的としている場合は、ディンプルキーなどの防犯性の高いシリンダーを選ぶことがおすすめです。
一方で『そこまでの防犯性は必要ないから、なるべく安く設置したい』という場合は、ごく一般的な刻みキーを選ぶといいでしょう。
依頼する鍵屋によって在庫している部品は異なりますので、希望があるときは問い合わせの際に伝えておくとスムーズに対応することができます。
円筒錠/チューブラ錠
トイレや浴室にも使用される、簡易的な『ラッチ固定式』の鍵が搭載されているのが、円筒錠・チューブラ錠です。
ラッチ固定式の鍵は、その名の通り鍵を閉めるとラッチが固定されて動かなくなることによって、ドアが開くのを防ぐ仕組みとなっています。
鍵がついていないドアノブと同様に、ドアの側面にはラッチのみが取り付けられているため、ドアに加工をしなくてもそのまま交換できる場合が多いです。
シリンダー(鍵穴)がついた円筒錠を選んだ場合は、ドアの外側・内側の両方から施錠・解錠を行うことができます。
自分が部屋にいないときも施錠しておきたいという方は、シリンダー(鍵穴)が付いているタイプを選ぶといいでしょう。
円筒錠・チューブラ錠は比較的部品代も安価なため、導入費用を抑えたいという方にもおすすめです。
インテグラル錠
ドアノブタイプの中でも、より本格的な鍵を取り付けたいと考えている場合におすすめなのが、インテグラル錠です。
円筒錠やチューブラ錠の施錠方法がラッチ固定式なのに対し、インテグラル錠は『デッドボルト式』となっています。
施錠操作を行うとドア側面に取り付けられている錠ケースからデッドボルト(カンヌキ)が飛び出て、ドア枠に開いたストライクに収まることでドアが開くのを防ぐことができます。
デッドボルトが搭載されていることで円筒錠やチューブラ錠よりも防犯性が高く、通用口や勝手口などでも使用されていることがあります。
シリンダーの種類も豊富なため、セキュリティの強化を目的としている場合は、ディンプルキーが搭載された製品を選ぶことがおすすめです。
簡易錠
ホームセンターやインターネットショップなどで販売されている簡易錠は、下記のような種類があります。
- 【簡易錠の種類】
- ・両面テープで貼り付けるタイプ
- ・ドアに挟み込むタイプ
- ・ネジで固定するタイプ
両面テープやドアに挟み込んで取り付けられるタイプの簡易錠の場合は、傷や痕が残りにくいため、賃貸も取り入れやすくなっています。
簡単に取り付けられる分、防犯性はほとんど期待できないため、小さな子供やペットなどのイタズラ防止対策などにおすすめです。
一方でネジで固定するタイプは、上記の2種類よりも頑丈に固定することができるため、すぐに取れてしまうといったストレスがないのがメリットといえます。
施錠したい方を決めておく
簡易錠の場合は基本的に外側か内側のどちらか一方からのみ施錠できるタイプが多くなっているため、どちらから施錠したいかをあらかじめ決めておきましょう。
『キッチンなどの危険な場所に子供が入らないようにしたい』場合は、部屋の外側から鍵をかけられるタイプが適しています。
一方で脱衣所など、使用しているときに部屋に入られるのを防ぎたいという場合は、内側から鍵をかけられるタイプを選ぶべきでしょう。
部品によっては両側に対応している物もありますので、不安な方は『万能タイプ』を購入するのが安心です。
室内に鍵を後付けするときの注意点
室内に鍵を後付けするとき、下記のような点に注意が必要です。
- 【鍵を後付けするときの注意点】
- ・ドアの種類を確認する
- ・賃貸の場合は管理会社に確認
- ・緊急時の対策も考慮する
ドアの種類を確認する
ホームセンターやインターネットショップなどで部品を購入してDIYで取付を検討している場合は、ドアの種類をあらかじめ確認しましょう。
ドアが『開き戸』なのか『引き戸』なのかによって、取り付けられる鍵の種類が異なり、間違った部品を準備すると取り付けることができなくなってしまいます。
- 【ドアの種類】
- ・開き戸(内開き)
- ・開き戸(外開き)
- ・引き戸(片引き戸)
- ・引き戸(引違戸)
ドアは、主に上記の4種類に分けることができます。
同じ開き戸・引き戸でも『内開き戸専用』、『片引き戸専用』など、特定のドアのみに取り付けが可能なタイプも販売されています。
せっかく部品を購入したのに取付できなかったという失敗をしないように、あらかじめドアの種類を確認してから部品を選びましょう。
賃貸の場合は管理会社に確認
賃貸の部屋に鍵を後付けする場合は、まず管理会社や大家さんに相談し、許可をもらう必要があります。
特に下記のような場合は、退去時にトラブルになることがありますので、必ず事前に伝えましょう。
- 【管理会社の許可が必要なケース】
- ・加工を施してドアノブを交換するとき
- ・ネジ穴を開けて簡易錠を取り付けるとき
- ・ドアに穴を開けて鍵を設置するとき
上記3つのような『原状回復が難しい加工を伴う作業』を行う場合に許可を取っていないと、退去時に原状回復のための費用を請求されることがあります。
まずは管理会社や大家さんに鍵を取り付けたい旨を相談し、許可をもらってから作業を行うようにしましょう。
ただし、ドアに加工をせずに取り付けられるような簡易錠なら、特に許可をもらう必要はありません。
退去時に元通りに取り外しておけばトラブルに発展することもありませんので、賃貸の場合は簡単に取り付け・取外しできるタイプの鍵を選ぶことがおすすめです。
緊急時の対策についても考慮する
部屋に鍵を後付けするときに気を付けたいのが、緊急時の対策です。
緊急時はすぐに破壊して取り外すことができる簡易錠を選ぶ、万が一の場合に備えて合鍵を部屋の外に保管しておくといいでしょう。
災害などのトラブルが起こったときに、『鍵がついていることで逃げ遅れてしまう』ということがないように、あらかじめ対策を考えておくことが大切です。
室内ドアへの鍵の後付けを鍵屋に依頼する場合
室内ドアへの鍵の取り付け作業は、鍵屋に依頼して行うことができます。
鍵屋に依頼した場合、『どのような作業を行うか』によって費用が大きく変わってくるため、まずは現地見積もりを依頼することがおすすめです。
ただ、依頼する前に大体の費用でも知っておくと安心できると思いますので、次の見出しからは生活救急車で対応した場合の料金表や実際に対応した施工事例をご紹介したいと思います。
鍵の後付け作業の料金表
生活救急車で、室内ドアの鍵取り付け作業を行う場合の基本料金表をご紹介します。
鍵屋への依頼を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
作業内容 | 作業料金(税込み) |
---|---|
面付け錠取付作業 | 27,500円+部品代 |
錠前交換 | 25,300円+部品代 |
室内ドアへの鍵の取り付け作業を鍵屋に依頼する場合は、『本格的な鍵を新規で取りつける方法』と『ドアノブを鍵付きに交換する方法』の2パターンの方法があります。
新規で鍵を取り付ける場合の費用は、31,000円~44,000円程度が相場となっています。
一方でドアノブを鍵付きに交換する場合の費用は、27,500円~35,000円程度が相場となっています。
どちらの方法を用いる場合も、使用する部品の価格によっては相場よりも高くなることがありますので、作業前に見積もりをしっかり確認することがおすすめです。
それほど防犯性を求めていないという場合は、簡易的な鍵を選ぶことで費用を抑えることもできます。
室内ドアの鍵の後付け施工事例
鍵屋に室内ドアの鍵の後付け作業を依頼した場合、現場の状況によって行う作業や費用が異なるため、正確な料金に関しては現地でのお見積りにてご案内しております。
ただ、依頼する前に大体の料金でも知っておくと安心できると思うので、ここでは生活救急車で実際に対応した、室内ドアの鍵の後付け作業の費用事例をご紹介します。
鍵なしドアノブから鍵付きドアノブに交換
室内ドアのレバーハンドルがついているドアに、新しく鍵を取り付けたいとのご依頼をいただきました。
そこまで防犯性が高いとかではなく、内側・外側から鍵がかけられたらそれでいいとのことでした。
3種類ほどご提案し、鍵付きのレバーハンドルタイプへの交換を行いました。
項目内容 | 料金(税込) |
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室内ドアノブ交換 | 11,000円 |
NAGASAWA 部品代 | 16,500円 |
合計 | 27,500円 |
室内引き戸の新規鍵取付
事情により、室内引き戸に鍵を取り付けたいとのことです。
お急ぎでMIWAのND2Sを選ばれ、新規取付をさせていただきました。
項目内容 | 料金(税込) |
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面付錠新規取付 | 27,500円 |
MIWA 部品代 | 12,100円 |
合計 | 39,600円 |
室内ドアの錠前交換
室内のドアノブを、鍵付きに交換したいとのご依頼をいただきました。
パナソニックの鍵がついており、しっかりとした鍵を付けるなら面付錠がいいとご提案。
余りごついのは付けたくないとのことで、パナソニックの錠前から長沢のGMシリーズに交換させていただきました。
項目内容 | 料金(税込) |
---|---|
室内ドアの錠前交換 | 25,300円 |
NAGASAWA 部品代 | 16,500円 |
合計 | 41,800円 |
室内ドアの新規鍵取付
室内扉に、鍵を付けてほしいとのご依頼をいただきました。
部屋の中の半分をリフォームして、その間もう半分の部屋で生活されるそうで、防犯上鍵を付けたいとのことでした。
外開きドアのため、GOALのMDUの取り付けを行いました。
項目内容 | 料金(税込) |
---|---|
面付錠新規取付 | 27,500円 |
GOAL 部品代 | 16,500円 |
合計 | 44,000円 |
室内ドアへの鍵の後付けは生活救急車にお任せください!
室内ドアに鍵を後付けするときは、『鍵屋に依頼する方法』と『DIYで取りつける方法』の大きく分けて2パターンがあります。
賃貸に鍵を取り付けたい場合は、ホームセンターなどで販売されている簡易的な鍵を取り付けるといいでしょう。
一方でセキュリティを強化したいといった場合に、本格的な鍵の取り付けを検討している場合は鍵屋に依頼するのがおすすめです。
生活救急車でも、室内ドアへの鍵の後付け作業を承っております。
現地で無料のお見積りから対応しておりますので、『まずは一旦料金が知りたい』といった場合でも、お気軽にお問い合わせください。