賃貸のドアノブ交換費用はいくら？費用の負担者や相場について解説

賃貸のドアノブ交換費用がわからなくて、困っていませんか？

『ドアノブの調子が悪い』『使いやすいドアノブに交換したい』など、賃貸のドアノブ交換を検討したとき、どのくらいの費用がかかるのか事前にわかっていると安心です。

ただ、賃貸のドアノブはあくまで借りている物のため、勝手に交換するとトラブルに発展することがあるので注意が必要です。

そこで今回は、賃貸のドアノブ交換費用や費用の負担者についてご紹介したいと思います。

賃貸のドアノブを交換するときの流れ

『最近ドアノブの調子が悪くて使いにくい』『鍵の防犯性が低くて心配』など、ドアノブの交換を検討している方もいらっしゃると思います。

ただ、賃貸の場合はドアノブの交換を勝手に行うと管理会社や大家さんとのトラブルに発展するケースもあるため注意が必要です。

そこでここではまず、賃貸のドアノブ交換を行うときの流れについてご紹介したいと思います。

賃貸のドアノブ交換は必ず管理会社に相談が必要

賃貸のドアノブ交換を検討した場合はまず、管理会社や大家さんへ相談し、交換の許可をもらう必要があります。

賃貸のドアノブはあくまで『借りている物』であるため、勝手に交換するとトラブルに発展する恐れがあるので注意しましょう。

また、ドアノブの経年劣化などを除く、借主の都合でのドアノブ交換を行う場合は、退去時に『原状回復』が必要となることが多いです。

既存の部品を失くしたり壊してしまうと、退去時に修理費用が請求されることもありますので、管理に十分注意が必要です。

賃貸のドアノブ交換の費用は誰が負担する？

賃貸のドアノブ交換費用の負担者は、状況によって異なるため下記の表を参考にしてみてください。

管理会社が負担するケース	自己負担のケース
・経年劣化による故障	・借主の過失による故障 ・借主都合による交換

経年劣化などの、どうしても避けられないトラブルが原因で不具合が起こっている場合は、基本的に管理会社や大家さんの負担で交換を行います。

ただし賃貸契約の際に『室内の修繕費用は借主の負担』などの特約がある場合は、自己負担で修理が必要となることもありますので、契約内容を一度確認するといいかと思います。

一方で、日頃から乱暴に扱っていたり、物をぶつけたなどの借主の過失でドアノブが壊れてしまった場合や、鍵の防犯性を上げたい、好みのデザインの物に変えたいなど借主の都合で交換を行う場合の費用は借主負担となります。

また、経年劣化が原因となっている場合でも、貸主に連絡せずに勝手に鍵屋を手配して交換したときや、自分で交換したとき、それによってドアノブが故障してしまった場合の交換費用は自己負担となるので注意しましょう。

余分なトラブルを防ぐためにも、ドアノブに不具合が起こっているときは貸主に対応を求めることをお勧めします。

賃貸のドアノブは自分で交換してもいい？

ドアノブの交換方法は、『自分で交換する方法』と『鍵屋に依頼して交換する方法』の2パターンがあります。

鍵屋に依頼すると部品選びから取付まですべての工程に対応ができる分、費用が高くなってしまいがちです。

一方で、自分で交換する場合は必要な工具と部品代だけで行えるため、できるだけ交換費用を抑えたい場合に向いています。

ただ、DIYで交換する際はドアノブの経年劣化が原因である場合でも、基本的に費用は自己負担となり、管理会社に部品代を請求することはできません。

また、失敗してしまった際の修繕費用を考慮すると、始めから鍵屋に依頼しておく方が結果的に安く済む場合もあります。

管理会社や大家さんによってはDIYでの修理を認めていないこともありますので、まずはDIYで交換してもいいか相談することが大切です。

賃貸のドアノブ交換の相場費用

賃貸のドアノブ交換を鍵屋に依頼する場合、交換作業費用₊部品代で行うことができます。

作業費用は基本的に一律となっているため、交換費用が高なるか、安くなるかは『使用する部品の価格』によって変わってきます。

次の見出しからは、下記のような状況別の交換費用の相場をそれぞれご紹介したいと思います。

ドアノブ交換の作業別の費用

ドアノブ交換を行う場合、下記の2つの方法から選ぶことができます。

『ドアノブの取っ手が折れてしまった』『ドアノブについている鍵の防犯性を上げたい』といった場合には、取っ手のみの交換で対応することができます。

取っ手のみの交換を行う場合の費用は、23,000円～30,800円程度が相場料金となっています。

一方で『ドアノブの鍵が閉まらない』、『錠ケースの規格に合う取っ手がない』という場合は、ドアの内部に搭載されている錠ケースと取っ手の『ドアノブ全体』の交換が必要です。

ドアノブ全体の交換を行うときの費用は、27,000円～45,000円程度が相場料金となっています。

次の見出しからはドアノブの部品代別の交換費用や、場所別の交換費用の相場をご紹介しているので、合わせてチェックしてみてください。

ドアノブの種類別の相場費用

ドアノブは主に『チューブラ錠』、『円筒錠』、『インテグラル錠』、『レバーハンドル錠』の4種類があります。

どの部品を使用するかによって交換費用が異なるため、それぞれチェックしましょう。

ドアノブの種類	交換費用相場
チューブラ錠	15,000円～30,000円
円筒錠	15,000円～30,000円
インテグラル錠	20,000円～40,000円
レバーハンドル錠	20,000円～45,000円

チューブラ錠や円筒錠、レバーハンドル錠は主に室内に使用されることが多い鍵の種類です。

鍵がついていないタイプのものも多く、防犯性はほとんどないため、比較的安価な費用で交換を行うことができます。

一方でインテグラル錠は、上記の3種類よりも防犯性の高いデッドボルト（カンヌキ）を搭載したドアノブで、比較的防犯性も高いのが特徴です。

築年数の古い賃貸では玄関の鍵として使用されていることも多くなっていて、搭載されている鍵がディンプルキーなどの防犯性が高いものである場合は交換費用が高くなることがあります。

場所別のドアノブ交換相場費用

ドアノブは設置されている場所によって、搭載されている機能が異なります。

ここでは、場所別のドアノブ交換費用の相場をご紹介したいと思います。

ドアノブの種類	交換費用相場
玄関	25,000円～45,000円
浴室	22,000円～30,800円
トイレ	27,000円～38,000円
間仕切り	20,000円～35,000円

賃貸のドアノブの中で、最も交換費用が高くなりやすいのが、玄関に設置されているドアノブです。

近年ではディンプルキーと呼ばれる、内部構造が複雑で防犯性の高い鍵が搭載されているドアノブが使用されていることが多いです。

一般的な刻みキーと呼ばれるギザギザした形状の鍵に比べて部品代が高額で、交換費用も上がる傾向があります。

一方で浴室やトイレに使用されるドアノブはラッチ固定式と呼ばれる、簡易的な鍵がついたタイプが取付けられていることが多いです。

玄関のドアノブに比べると部品代は安価ですが、鍵が開かないなどの不具合が起こっているときは交換費用が高くなることもあるので注意しましょう。

賃貸のドアノブ交換で費用が相場よりも高くなってしまうケースについては次の見出しでご紹介しているので、合わせてぜひチェックしてみてください。

賃貸のドアノブ交換が高くなるケース

ここまで、賃貸のドアノブ交換を行うときの相場費用についてご紹介しましたが、状況によっては相場よりも高くなることがあります。

見積を確認したときに相場よりも高い費用だった場合、『ぼったくりかな』と不安になることもあるかと思いますので、ここでは費用が高くなってしまうケースについてもご紹介したいと思います。

解錠作業が必要なとき

ドアノブのよくあるトラブルとして、『ドアノブが故障してドアが開かなくなってしまう』というものがあります。

ドアノブの交換はドアが開いている状態でないと行うことができないため、このような場合はまずドアの解錠作業が必要となります。

解錠作業を行う場合はドアノブの交換作業費+部品代+解錠作業費が発生するため、相場費用よりも高くなります。

ドアノブの解錠作業を含むドアノブ交換の相場費用は、35,000円～55,000円となっています。

ドアノブの規格が合わないとき

ドアノブ交換を行うときは、既存のドアノブと同じ規格（サイズ）の部品を使用することが一般的です。

ただ、既存のドアノブが廃盤となっていたり、海外製のドアノブで同じ規格の部品が用意できない場合は、既存の取り付け穴を加工して交換を行う必要があります。

ドアの加工作業を含むドアノブの交換費用の相場は、38,000円～50,000円程度となっています。

防犯性の高い鍵に交換するとき

玄関のドアノブを防犯性の高い鍵に交換する場合は、部品代の価格が上がるため、相場費用よりも高くなることがあります。

中でもディンプルキーと呼ばれる、表面に複数の凹凸がある鍵が搭載されているドアノブは、ピッキング等の不正解錠を防ぐ効果が高く、一般的なドアノブに比べて部品代が高くなります。

ディンプルキータイプのドアノブを使用した交換費用は、33,000円～48,000円程度が相場料金となっています。

賃貸のドアノブ交換を鍵屋に依頼する場合

賃貸のドアノブ交換は、管理会社や大家さんの許可を得たうえで、鍵屋に依頼して行うことができます。

鍵屋に依頼した場合の費用については、行う作業内容や使用する部品によって異なるため、現地でのお見積りにてご案内しております。

生活救急車では出張料や見積料、キャンセル料はいただいておりませんので、『まずは料金を見てから判断したい』という場合でもお気軽にご相談ください。

ただ、大体の費用を知っておきたいという方もいらっしゃると思うので、次の見出しからはドアノブ交換の料金表や実際の施工事例をご紹介したいと思います。

ドアノブ交換の料金表

生活救急車で、ドアノブの交換作業を行う場合の基本料金表をご紹介します。

鍵屋への依頼を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

作業内容	作業料金（税込み）
ドアノブ/ラッチ　修理・調整	8,800円～
ドアノブ交換（玉座）	11,000円+部品代
錠前交換	25,300円₊部品代

ドアノブの交換を鍵屋に依頼した場合、『取っ手のみ交換する』場合と、『取っ手+錠ケース（ラッチケース）の錠前ごと交換する』場合で費用が異なります。

取っ手が折れてしまった、錆びついていて見栄えが悪いときなど、取っ手だけに不具合が発生しているとき、錠前の規格に合う部品がある場合は、取っ手単品で交換を行うことができます。

一方でドアノブが空回りする、希望する取っ手と錠ケースの規格が合わないときはドアノブ全体の交換が必要となるため、25,300円₊部品代からの費用が発生します。

次の見出しでは、生活救急車で実際に対応した施工事例を掲載しております。より詳しい料金が知りたいという方は、合わせてチェックしてみてください。

ドアノブ交換の施工事例

鍵屋にドアノブ交換を依頼した場合、現場の状況によって行う作業や費用が異なるため、正確な料金に関しては現地でのお見積りにてご案内しております。

ただ、依頼する前に大体の料金でも知っておくと安心できると思うので、ここでは生活救急車で実際に対応した、ドアノブ交換作業の費用事例をご紹介します。

マンション空き部屋の鍵交換

マンションのオーナー様からの依頼で、空き部屋の鍵交換で訪問しました。

ドアノブからレバーハンドルに交換希望で、製品を手配して交換を行いました。

経年劣化による浴室ドアの錠前交換

浴室錠のラッチが、引っ込んだまま出てこない状態でした。

原因は錆などの経年劣化となっていて、お客様が8年前に入居する以前よりついているドアノブとのことです。

ドアノブとラッチの一式を、新しいものに交換させていただきました。

解錠作業を含むドアノブの交換

鍵が折れてしまったとのことで、解錠と鍵作製のご依頼をいただきました。

ドアノブの錠前自体もかなり錆びて状態が悪いため、鍵が回らなかったようです。

状況的に鍵を作るより交換の方がいいと判断し、解錠と鍵交換にて対応いたしました。

トイレのドアノブ交換

トイレドアのドアノブが壊れてしまったとのことで、交換のご依頼でした。

表側のノブが一切動かない状態になっていたため、TOMFUのレバーハンドルタイプのドアノブに交換しました。

加工作業を含むトイレドア錠前交換

トイレのドアノブが取れたとのご相談をいただきました。

ドアに強めのドアクローザーが取り付けてある状態で、強度がなかった可能性が考えられました。

NAGASAWAのTOMFUを使用して、ドアに加工を施したうえで錠前の交換を行いました。

玄関の錠前交換

鍵の抜き差しが固く、折れそうな状況でご依頼をいただきました。

経年劣化により、鍵穴内部のピンが動きづらいことが原因となっていました。

錠ケース本体のフロント金具がなぜかない状態でしたので、錠ケース込みのフルセットをディンプルキーに交換しました。

賃貸のドアノブ交換は生活救急車にお任せください！

賃貸のドアノブ交換を行う場合はまず、管理会社や大家さんの許可を得たうえで行う必要があります。

ドアノブの交換はDIYでも行うことはできますが、失敗するリスクもあるため鍵屋に依頼するのが安心です。

生活救急車でも、ドアノブ交換作業を承っております。

現地で無料のお見積りから対応しておりますので、お困りの場合はお気軽にお問い合わせください。