トイレの鍵が閉まらないときの、修理費用がわからなくて困っていませんか?
トイレの鍵の修理は鍵屋に依頼することで行うことができますが、どのくらいの費用がかかるかわからないと、なかなか依頼に踏み切れないという方も多いと思います。
そこで今回は、トイレの鍵が閉まらないときの修理費用を作業別に解説します。
生活救急車で実際に対応した事例もいくつかご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
トイレの鍵が閉まらないときの作業別相場費用
トイレの鍵が閉まらなくなってしまったとき、原因や行う作業内容によって業者に依頼した場合の費用が異なります。
行う作業については現場の状況を確認してから判断するため、正確な料金をお伝えすることは難しいのですが、大体の費用でもわかっていると安心できると思います。
そこでまずは、トイレの鍵が閉まらないときに行う作業別の相場費用をご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
- 【トイレの鍵が閉まらないときによく行われる作業一覧】
- ・トイレのラッチケースの交換
- ・トイレの錠ケースの交換
- ・ストライク位置調整
- ・ドアの建付け調整
- ・トイレのドアノブ全体交換
トイレのラッチケースの交換費用
トイレの鍵が閉まらなくなってしまう原因として多いのが、ドアの側面に取り付けられている『ラッチケース』と呼ばれる部品の不具合です。
トイレの鍵のような室内に設置されている鍵は、『ラッチ固定式』と呼ばれる施錠方式が用いられていることがほとんどです。
施錠操作を行うとラッチが動かなくなることで、ドアが開くのを防ぐ仕組みとなっています。
このラッチの内部に取り付けられている部品が劣化するとラッチの動作がうまく行えなくなり、鍵が閉まならくなる原因となります。
鍵が閉まらない原因がこの『ラッチ』にある場合は、新しい部品に交換する必要があり、15,400円~20,000円程度の費用が発生します。
トイレの錠ケースの交換費用
トイレの鍵は上の見出しでご紹介した『ラッチ固定式』が用いられていることがほとんどですが、まれに『デッドボルト式』と呼ばれる玄関や勝手口に取り付けられているような部品が使用されていることもあります。
デッドボルト式の鍵は施錠操作を行うことで錠ケースに内蔵されている『デッドボルト(カンヌキ)』が飛び出し、戸枠に設置されているストライク(錠受け)に収まることで、ドアが開くのを防いでいます。
錠ケース内部の部品が劣化・破損するとデッドボルトの操作が行えなくなり、鍵が閉まらなくなってしまうことがあります。錠ケースに不具合がある場合は、新しいものに交換が必要です。
ラッチ固定式の鍵に比べて部品代が高い、作業の難易度が高くなることから、27,500円~35,000円程度の費用がかかることがあります。
ストライクの位置調整費用
トイレの鍵自体に不具合が起こっていないときは、ドア枠に取り付けられている『ラッチ受け』や『ストライク(錠受け)』の位置がズレている可能性が考えられます。
ドアが完全に閉まると、ラッチは戸枠に設置されているラッチ受け(錠受け)に収まる仕組みになっています。
ラッチ固定式の鍵の場合、『ラッチが完全に飛び出ている状態』でないと鍵を閉めることができません。
戸枠に設置されたラッチ受けを固定するネジが緩んで位置がズレていると、ラッチがうまく収まらなくなり、鍵がかからない原因となることがあります。
デッドボルト式のストライクも同様、位置がズレているとデッドボルトが引っかかって施錠することができなくなってしまいます。
このようにラッチ受けやストライクの位置がズレているときは、調整作業が必要となり、8,800円~22,000円程度の費用が発生します。
トイレのドアの建付け調整費用
ドアが歪むとストライクやラッチケースとのかみ合わせが悪くなってしまうため、鍵が閉まらなくなってしまうことがあります。
ドアのゆがみの原因としては、ドアを固定している『蝶番』と呼ばれる部品のネジの緩みが挙げられます。
歪みを直すには蝶番の調整が必要となり、8,800円~22,000円程度の費用がかかります。
トイレのドアノブ全体の交換費用
同じトイレの鍵を10年以上使用し続けている場合は、経年劣化によって鍵の内部部品が劣化・故障している可能性が考えられます。
内部部品が劣化・故障しているときはパーツ交換による修理を行うことができないため、鍵全体を交換することが必要です。
トイレの鍵を交換する場合、ドアノブと一体化しているタイプの鍵なら27,000円~38,000円程度が相場費用となっています。
ただ、トイレの鍵交換費用は使用する部品代によって費用が大きく変わることがあるため、次の見出しでご紹介しているドアノブの種類別の交換費用も合わせてチェックしてみてください。
トイレの鍵の種類別の交換費用
トイレの鍵交換を鍵屋に依頼した場合、『鍵交換作業費用』₊『部品代』が発生しますが、部品代は使用する製品によって費用が異なります。
簡易的な鍵が付いたドアノブの場合は比較的安く交換を行うこともできますが、既存の鍵がデッドボルト式のような頑丈な鍵が取り付けられていた場合は交換費用が高くなることがあります。
ここでは、トイレの鍵の種類別の交換費用相場をご紹介するので、参考にしてみてください。
鍵の種類 | 交換費用相場 |
---|---|
チューブラ錠 | 15,400円~30,000円 |
円筒錠 | 20,000円~30,800円 |
レバーハンドル錠 | 25,000円~38,000円 |
インテグラル錠 | 20,000円~32,000円 |
トイレの鍵は握り玉タイプとレバーハンドルがあり、部品代としては握り玉タイプの方が比較的リーズナブルな価格で購入することができるという特徴があります。
中でもチューブラ錠や円筒錠はラッチ固定式の簡易錠となるため、できるだけ交換費用を抑えたいという場合はこの2種類から選ぶといいでしょう。
一方でレバーハンドルタイプの鍵は、ドアの開閉が行いやすくなる、デザイン性が高いといったメリットがある分、部品代は比較的高めである場合が多いです。
せっかく交換するなら利便性を高めたい、トイレのドアのインテリアに合わせたデザインの鍵を取り付けたいといったこだわりのある方におすすめです。
ラッチ固定式の鍵同士なら、握り玉タイプの鍵からレバーハンドルに交換することもできるため、希望があれば依頼する鍵屋に相談してみるといいでしょう。
トイレの鍵交換費用が高くなるポイント
鍵屋に依頼したときのトイレの鍵交換費用が、相場よりも高い場合『ぼったくりかな?』と不安に思う方もいらっしゃると思います。
鍵屋は全国に多数展開しているため、中には不当な高額請求をする悪質な業者がいるという話も聞きますが、状況によっては妥当な価格である場合もあります。
そこでここでは、トイレの鍵交換費用が高くなるポイントをご紹介します。
規格の異なる鍵に交換するとき
トイレの鍵交換を行う際は、既存の鍵と同じ規格の部品を使用して交換する方法が用いられることが多いです。
ただ、『既存の鍵が廃盤になっている』、『握り玉からレバーハンドルに交換したい』など、状況によっては規格の異なる部品を使用することもあります。
規格の異なる部品を取り付ける場合は、既存の取り付け穴を使用することができないため、新しい部品に合うように取り付け穴を加工する作業が必要です。
加工作業を行う場合、鍵交換作業費用と部品代のほかに加工作業代が発生するため、一般的な鍵交換費用に比べて高くなります。
機能性の高い鍵に交換するとき
トイレに取り付ける鍵はさまざまなメーカーが多数のシリーズを展開していて、製品によって価格が異なります。
ごく一般的なトイレ錠の場合は相場料金で交換することができますが、おしゃれなデザインをした鍵や利便性の高い鍵など性能が高いものは比例して部品代も高くなってしまいます。
特にレバーハンドルタイプの鍵は握り玉タイプの鍵に比べて、部品代が高くなることが多いです。
できるだけトイレの鍵交換費用を抑えたいという場合は、鍵屋にその旨をお伝えいただければ、在庫している部品の中からよりリーズナブルなものをご提案させていただきます。
不安に思ったときは相見積もりがおすすめ
見積を確認して、『よくわからない追加費用が記載されている』、『この作業は必要?』と不安に感じた場合は、わかるまで説明を受けることが大切です。
それでも費用に関して不安に感じるときは3社程度の業者から見積を取って、作業内容や費用を比較する方法もおすすめです。
複数の業者から見積もりを取ることで大体の相場料金を知ることができるため、ぼったくり被害に遭ってしまう可能性を減らすことができます。
鍵屋によって、出張料・見積料・キャンセル料の有無は異なるため、『とりあえず見積だけ取りたい』ときはこれらの手数料が無料の鍵屋に依頼するといいかと思います。
公式サイトには『無料』と記載があっても、実際は『正式に契約した場合は無料』など条件があるケースもありますので、問い合わせの際にきちんと確認しておくと安心です。
トイレの鍵が閉まらないときの作業事例
ここまで、トイレの鍵の修理・交換を鍵屋に依頼した場合の相場料金についてご紹介しましたが、より詳しい内訳や費用を知りたいという方もいらっしゃると思います。
正確な料金につきましては現地の状況によって変わってくるため、お問い合わせの際にお伝えすることは難しいですが、近い状況の事例を確認することで、相場料金よりも実際の費用に近い料金を確認することができます。
次の見出しからは、生活救急車の料金表・実際に対応したトイレの鍵交換の施工事例をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
トイレの鍵修理・交換作業料金
生活救急車で、トイレの鍵修理・交換作業を行う場合の基本料金表をご紹介します。
鍵屋への依頼を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
作業内容 | 作業料金(税込み) |
---|---|
ストライク・蝶番調整 | 8,800円~ |
ラッチ交換 | 11,000円₊部品代 |
ドアノブ交換(錠前) | 25,300円₊部品代 |
トイレの鍵の修理・交換を鍵屋に依頼した場合、作業の内容や使用する部品の料金によって作業費用の総額は異なります。
現場を訪問させていただいてから、まずは状況を確認し、お見積りをご提示させていただきます。
より詳しい費用に関しては、次の見出しの施工事例にてご紹介しておりますので、参考にしてみてください。
トイレの鍵修理・交換の施工事例
鍵屋にトイレの鍵修理・交換作業を依頼した場合、現場の状況によって行う作業や費用が異なるため、正確な料金に関しては現地でのお見積りにてご案内しております。
ただ、依頼する前に大体の料金でも知っておくと安心できると思うので、ここでは生活救急車で実際に対応した、トイレの鍵修理・交換の費用事例をご紹介します。
トイレドアのラッチ交換
トイレドアの、レバーの不具合でご依頼でした。
錠前自体に不具合はなく、ラッチが割れていることで不具合が発生していました。
使用年数20年とのことで錠前ごとの交換をご提案しましたが、ご相談の結果ラッチのみの交換にて対応いたしました。
項目内容 | 料金(税込) |
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トイレドアラッチ交換 簡易錠 | 11,000円 |
GIKEN 部品代 | 4,400円 |
合計 | 15,400円 |
トイレの鍵修理
トイレドアの鍵が閉まらない、かんぬきが当たっているとのご相談をいただきました。
ドアがズレ、カンヌキがストライクに干渉している状態でしたので、ドアの修正・ストライクの加工作業にて対応しました。
項目内容 | 料金(税込) |
---|---|
トイレ錠ストライク加工 中作業 | 22,000円 |
合計 | 22,000円 |
トイレドアの錠前交換
トイレのサムターンが動かない状況で、ご相談をいただきました。
サムターンと表示の間の錠前部の不具合により、外からも中からも動かない状態になっていました。
既存の鍵は廃盤のため、互換部品を使用して錠前部の交換を行いました。
項目内容 | 料金(税込) |
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トイレドア 錠前交換 | 25,300円 |
KAWAJUN 部品代 | 2,167円 |
合計 | 27,467円 |
トイレドアの錠ケース交換
トイレドアのレバーハンドルが押し下げると戻ってこず、手でもどさないといけない状態でした。
原因は経年劣化により、ハンドルを戻すバネが伸びきってしまったことです。
扉内の錠ケースを、新しいものに交換致しました。
項目内容 | 料金(税込) |
---|---|
トイレドア錠ケース交換 | 25,300円 |
MIWA 部品代 | 2,200円 |
合計 | 27,500円 |
トイレのドアノブ交換
トイレのドアノブ故障で、交換のご依頼でした。
木目調のノブがついており、中のバネが折れている状態でしたので、レバータイプの錠前に交換致しました。
項目内容 | 料金(税込) |
---|---|
トイレ錠前交換 | 25,300円 |
TOMFU 部品代 | 13,200円 |
合計 | 38,500円 |
トイレの鍵交換は生活救急車にお任せください!
トイレの鍵が閉まらなくなってしまった場合の、修理・交換費用は、行う作業や使用する部品によって異なります。
詳しい料金や相場費用は実際に鍵屋から見積を取ることで確認できるため、最低でも3社以上に相見積もりを依頼するのが安心です。
生活救急車でもトイレの鍵が閉まらないときの修理・鍵交換作業を承っております。
出張料・見積料・キャンセル料は無料でご対応しておりますので、『一旦料金を確認してから判断したい』という場合でも、お気軽にお問い合わせください。