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鍵が途中までしか入らないときの対処法!差さらない原因別に解説

鍵が途中までしか入らないときの対処法!差さらない原因別に解説 鍵のコラム

いつものように鍵を挿そうとすると、なぜか鍵が途中で止まってしまうトラブルで困っていませんか?

この記事では、鍵穴に鍵が差さらなくて困っている方に向けて、原因と自分でできる対処法を解説しています。

また、鍵屋でないと対応できないケースや、鍵屋で対応する場合の料金についても実際の施工・料金事例をもとに解説しています。

自分で修理するか、業者を呼ぶかで迷っている方は、ぜひ記事の内容をチェックしてみてください。

鍵が途中までしか入らない原因5つと対処法

鍵が途中までしか入らないときは、鍵穴の汚れや、経年劣化などが主な原因と考えられます。

まだ鍵が新しい場合は、鍵穴に入り込んでしまった砂やホコリなどの汚れがたまることで、スムーズな動きができなくなっている可能性があります。

一方で10年近く同じ鍵を使用しているという場合は鍵や鍵穴に傷が付いている、摩耗していることによってうまくかみ合わずに不具合が発生することがあります。

次の見出しからは鍵が差さらない原因と対処法をご紹介するので、自分で修理を検討している場合は参考にしてみてください。

鍵穴に異物がつまって入らない

鍵穴に異物がつまって入らない

鍵が途中までしか入らない原因の一つは、鍵穴に異物がつまっていることです。

鍵穴に砂やごみが詰まっていると、鍵がスムーズに差し込めずに途中で止まってしまいます。

この場合は、鍵穴専用の潤滑剤を使って異物を洗い流す方法が効果的です。

鍵穴専用潤滑剤でゴミを洗い流す

鍵穴専用の潤滑剤を使用することで、鍵穴内のゴミや異物を洗い流すことができます。

まず、掃除機で鍵穴の周りの汚れを吸い取ります。次に、鍵穴専用の潤滑剤を適量垂らし、鍵を何度か差し込み回してみてください。

潤滑剤が鍵穴内に行き渡り、異物が洗い流されることで鍵の差し込みがスムーズになるはずです。

鍵に汚れ・ゴミが付いていて入らない

>鍵に汚れ・ゴミが付いていて入らない

鍵自体に汚れやゴミが付着している場合も、鍵が最後まで差さらなくなります。

例えば、小さい砂粒やホコリ、カバンの中でこぼした飲み物などが差し込む鍵に付着すると、鍵が差さらなくなることがあります。

このようなときは、差し込む側の鍵の掃除をしておいた方がいいでしょう。

きれいな布と歯ブラシで磨く

まずは、きれいな布を使って鍵の表面の汚れを拭き取りましょう。

柔らかい布で優しくこすることで、鍵の表面の汚れを取り除くことができます。

また、歯ブラシを使って鍵の細かい部分や隙間に付いたゴミを取り除くことも効果的です。

細かい部分は歯ブラシの毛先を使って丁寧に磨きましょう。鍵をきれいにすることで、スムーズな差し込みが可能になるはずです。

鍵や鍵穴が摩耗している

鍵や鍵穴が摩耗している

長期間使用している鍵に不具合が起こっている場合は、鍵や鍵穴が摩耗している可能性があります。

鍵の寿命は10年程度といわれていて、鍵の抜き差しや施錠・解錠操作を繰り返すことで徐々に削れて変形し、鍵と鍵穴がかみ合わなくなって不具合の原因となります。

差し込む鍵の摩耗が原因となっている場合はスペアキーを使うことで、スムーズに使用できる可能性があるため、予備の鍵がある場合は一度試してみましょう。

スペアキーで試してみても抜き差しがしにくい場合は、不具合の原因が鍵穴にある可能性が高いです。

鍵穴が劣化しているときは修理が行えないため、新しいシリンダー(鍵穴)への交換が必要となります。

シリンダー(鍵穴)を交換する

鍵穴の経年劣化で不具合が発生しているときは、新しいシリンダー(鍵穴)への交換が必要です。

シリンダー交換はDIYでも行うことは可能ですが、既存の取り付け穴に対応した規格の部品を選ぶ必要があり、初めて交換を検討している方にとっては難しい作業となります。

間違った部品を選ぶと取り付けができないうえに、防犯上鍵の返品・交換は基本的にできないため無駄になってしまいます。

部品選びや交換作業に不安がある場合は、鍵屋に依頼して交換を行うことがおすすめです。

鍵屋に依頼した場合の料金に関しては、下記リンク先の見出しでご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

錠前が故障している

錠前が故障している

引き戸の鍵やドアノブについている鍵穴に鍵がささりにくいときは、錠前の不具合が原因となっている可能性が考えられます。

近年主流となっている開き戸の鍵は錠前とシリンダーが別々になっていますが、引き戸やドアノブについているシリンダーは鍵穴と錠前が一体化しているため、錠前が劣化すると鍵の抜き差しに不具合が起こることがあります。

これらの鍵に経年劣化が起こっているときは、部分修理を行うことが難しく錠前ごと交換が必要となるため、鍵屋に依頼して作業を行いましょう。

鍵屋に依頼した場合の料金に関しては下記リンク先の見出しでご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

錠前を交換する

シリンダーと同様に錠前も部分的な修理を行うことができないため、故障した場合は基本的に交換が必要です。

交換費用を抑えたい場合はDIYで交換することで部品代と工具代で行うことができますが、正しい部品を選ぶ必要があったり、交換するうえで鍵の知識が必要だったりと、初心者の方にとっては難しい作業に感じるかもしれません。

失敗してしまうと余分な費用がかかってしまうため、不安な場合は鍵屋に依頼して修理・交換を行うことも検討してみてください。

錠前の交換費用については下記リンク先の見出しでご紹介しているので、参考にしてみてはいかがでしょうか。

合鍵の精度が悪い

合鍵の精度が悪い

作ったばかりの合鍵が差さらないという場合は、「作った合鍵の精度」が悪いことが原因です。

店舗で作る鍵は、持ち込まれた鍵を元に合鍵を作成するのですが動作確認ができないので、経験の浅い方が作ると「鍵が最後まで入らない」「鍵が抜けなくなった!」というトラブルが起こります。

ちなみに、持ち込みで対応する合鍵屋の中には「動作保証はしない(作った鍵で不具合があっても知りません)」というようなことを言う鍵屋もあるので、合鍵作成はメーカーに依頼するのがおすすめです。

純正キーを取り寄せる

MIWAやGOALなど、ちゃんとした鍵メーカーであれば、メーカーから純正キーを取り寄せることができます。

料金や依頼方法は、各メーカーによって異なるので、メーカー公式サイトをチェックしてみてください。

※生活救急車では、合鍵のご依頼はお断りしております。純正キーを取り寄せたい場合は、お使いの鍵メーカーに直接お問い合わせください。

鍵が途中までしか入らないときに自分でできること

鍵が途中までしか入らないときに、軽度の不具合なら自分でも解決できる場合があります。

不具合の原因が特定できていない場合でも、まずは一度鍵穴のクリーニングやメンテナンスを行ってみることがおすすめです。

鍵穴のメンテナンスは家にある掃除機や、ホームセンターなどですぐに購入することができるエアダスターを使って簡単に行うことができます。

また、差しにくい鍵を無理やり差し込んだら抜けなくなってしまったという場合も、冷静になってゆっくり対処することで解決できる場合もあります。

鍵がさしにくい・抜けないときの詳しい対処法は、次の見出しからご紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。

鍵穴のクリーニング

鍵穴のクリーニング

鍵がさしにくい原因が鍵穴に溜まっているホコリや金属粉などのゴミである場合は、クリーニングで不具合を解消できる場合があります。

鍵穴のクリーニングは簡単に行うことができるので、原因が特定できていない場合でも一度試してみてはいかがでしょうか。

  • 【鍵穴のクリーニング方法】
  • ・掃除機のノズルを鍵穴にくっつけて内部の汚れを吸い取る
  • ・エアダスターのノズルを鍵穴に差し込んでスプレーし、内部の汚れを飛ばす

汚れを掃除できたら鍵を抜き差ししてみて、問題なく操作が行えるか確認しましょう。

鍵穴のクリーニングを行っても改善しないときは、次の見出しでご紹介している分解洗浄を検討してみましょう。

直らないときは「分解洗浄」

鍵穴のクリーニングをしても改善しないときは、掃除機やエアダスターでは取り除けない汚れや大きな異物が原因となっている可能性が考えられます。

この場合は、鍵屋に依頼して分解洗浄を行うことも検討してみてください。

分解洗浄は、その名の通りシリンダー(鍵穴)を分解して洗浄する作業です。

混入してしまった異物を取り除くだけでなく、パーツクリーナーを使って表面からでは取り切れない汚れも落とすことができます。

『シリンダーの分解なら、自分でもできるかも!』という方もいらっしゃるかもしれませんが、元に戻せなくなるとシリンダー本体の交換が必要になるケースもあるので自分で行うことはおすすめしません。

分解洗浄を行う場合は、鍵屋に依頼するようにしましょう。

鍵が抜けなくなったら小刻みに動かしながら抜く

鍵が抜けなくなったら小刻みに動かしながら抜く

鍵を差し込んだらぬけなくなってしまったという場合、無理やり抜こうとすると鍵が折れて取り出せなくなってしまうことがあるので注意が必要です。

鍵が抜けないときは焦らず、一旦冷静になって下記の手順で抜けないか試してみてください。

  • 【鍵が抜けないときの抜き方のコツ】
  • 1.鍵を小刻みに動かしながら抜く。
  • 2.鍵穴専用の潤滑剤があるときは、隙間から1プッシュしてゆっくり抜く。

鍵が抜けないときに潤滑剤を使用する場合は、必ず『鍵穴専用』と記載のあるものを使用しましょう。

クレ556のようなオイル系の潤滑剤やサラダ油などの食用油などを使用すると、運よく鍵は抜けても今後不具合が発生する原因となってしまいます。

潤滑剤がないときや潤滑剤を使用してもどうしても鍵が抜けないときは、次の見出しを参考に対処してみてください。

どうしても抜けないときは業者で「鍵抜き」

鍵がどうしても抜けなくなってしまったときは、無理やり引っ張ると鍵が折れてしまったり、シリンダーが破損してしまうことがあります。

鍵が折れてしまえば合鍵を新しく作成する手間がかかったり、シリンダーが壊れてしまうと鍵穴本体の交換が必要になってより高額な修理費用がかかってしまいます。

不具合を悪化させないためにも、対処法を試しても改善しないときは鍵屋に『鍵抜き作業』を依頼することがおすすめです。

鍵が途中までしか入らないときの鍵屋の対応

鍵が途中までしか入らないときの鍵屋の対応

鍵が途中までしか入らないときに鍵屋に依頼した場合は、原因によって行う作業が異なります。

例えば鍵穴に溜まった汚れが原因となっているなら、分解して洗浄を行うことで改善できる場合が多いですが、鍵本体が劣化している場合は掃除では直らないので交換が必要です。

どのような作業を行うかの判断は現場を確認する必要があるため、料金が知りたいときはまず見積を依頼することがおすすめです。

次の見出しからは鍵が途中までしか入らないときの修理方法や、実際に対応した作業事例・料金などをご紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。

修理で直せる場合は分解洗浄・鍵抜き

修理で直せる場合は分解洗浄・鍵抜き

鍵がさしにくい原因が鍵穴に付着した汚れや異物などの軽度の不具合である場合は、分解洗浄などの簡易的な修理で解決することができます。

鍵の洗浄作業は8,800円~22,000円程度が相場料金となっていて、不具合の状況によって料金が変わってくるためまずは見積を取ることがおすすめです。

一方で鍵が抜けなくなってしまったときは、鍵穴を取り外して反対側から押し出す作業や、鍵が折れてしまっているときは分解して取り出す作業を行います。

鍵抜き作業に関しても、8,800円~22,000円が相場料金となっています。

鍵の状態や引っかかりの程度によって行う作業が異なるため、正確な料金が知りたいときは作業前に見積もりを依頼しましょう。

経年劣化や故障はシリンダー・錠前交換

経年劣化や故障はシリンダー・錠前交換

鍵の分解洗浄などのメンテナンスを行っても改善できないときや、10年以上同じシリンダー・錠前を使用している場合は経年劣化が起こっている可能性が考えられます。

経年劣化が起こっているときは部分的な修理を行うことが難しいため、シリンダーや錠前本体を新しいものに交換することが必要です。

シリンダーや錠前の交換作業を鍵屋に依頼した場合の料金は、どのような部品を使用するかで大きく費用が異なるため、まずは見積を取るのが安心です。

ごく一般的な刻みキーの場合の交換費用は2~3万円なのに対し、ディンプルキーなどの防犯性・機能性の高い鍵への交換は3~5万円が相場となっています。

できるだけ費用を抑えたい場合は、ごく一般的な刻みキーを選ぶことがおすすめです。

鍵屋で修理・交換した場合の料金表

生活救急車で、鍵修理・交換を行う場合の基本料金表をご紹介します。

鍵屋への修理依頼を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

作業内容 料金
鍵折れ/鍵抜き 8,800円~
空回り/固い/入りづらい 修理・調整 8,800円~
シリンダー交換 【開き戸】11,000円₊部品代
【引き戸】16,500円₊部品代
錠前交換 25,300円₊部品代

生活救急車で対応した施工事例

鍵屋に鍵の不具合修理を依頼した場合、現場の状況によって行う作業や費用が異なるため、正確な料金に関しては現地でのお見積りにてご案内しております。

ただ、依頼する前に大体の料金でも知っておくと安心できると思うので、ここでは生活救急車で実際に対応した、鍵の修理作業の費用事例をご紹介します。

店舗出入り口の鍵抜き

店舗出入り口の鍵抜き

店舗の出入り業者様からの依頼で、預かっている鍵が抜けなくなったとのことで、鍵抜きをご希望でした。

表面からは完全に抜けない状態で、鍵の変形が疑われました。

分解して押し出す方法で、鍵を取り出すことができました。

項目内容 料金(税込)
鍵抜き 軽作業 数量2 17,600円
合計 17,600円

玄関ドアのシリンダーメンテナンス

玄関ドアのシリンダーメンテナンス

玄関の鍵がささりにくく、回らないとのご相談をいただきました。交換して3年しかたっていないため、交換ではなく修理をご希望でした。

外観を確認すると、ミシン油やサラダ油を塗っていることが原因で動かなくなっているようでした。

シリンダーを分解・洗浄・注油し、メンテナンスにて対応しました。

項目内容 料金(税込)
玄関ドアシリンダー 分解、洗浄、注油 22,000円
合計 22,000円

鍵がささりづらくなった玄関シリンダー交換

鍵がささりづらくなった玄関シリンダー交換

玄関錠の子鍵がささりづらいとのことでした。

シリンダーの経年劣化が原因となっていたため、新しいシリンダーに交換いたしました。

項目内容 料金(税込)
玄関 シリンダー交換 11,000円
KABA 部品代 22,000円
合計 33,000円

不具合による玄関の錠前交換

不具合による玄関の錠前交換

鍵の抜き差しが固く、折れそうな状況でご依頼をいただきました。

経年劣化により、鍵穴内部のピンが動きづらいことが原因となっていました。

刻みとディンプルをご紹介し、お選びいただいたディンプルキーに交換いたしました。

項目内容 料金(税込)
玄関 錠前交換 25,300円
SHOWA 部品代 9,900円
AGENT 部品代 22,000円
合計 57,200円

鍵が途中までしか入らなければ生活救急車にお任せください!

鍵が途中までしか入らないときは、掃除などのメンテナンスで改善できる場合もあれば、経年劣化による交換が必要な場合もあります。

まずは自分で修理してみたいという方は、今回ご紹介した手順を参考に鍵穴の掃除から行ってみてはいかがでしょうか。

鍵穴を掃除しても改善しない、10年以上使用しているという場合は、鍵屋に依頼して修理・交換を行うことがおすすめです。

生活救急車でも、鍵の修理・交換作業を承っております。現地でのお見積りから対応しておりますので、お困りの場合はお気軽にお問い合わせください。