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家の鍵が開かない原因と開け方のコツ7選!鍵屋が教える対処法

家の鍵が開かない原因と開け方のコツ7選!鍵屋が教える対処法 鍵のコラム

 

今まで問題なく開けることができていたのに、今鍵を開けようとしたら開かなくなってしまうとどうしたらいいのかわからなくなってしまうと思います。

鍵が開かなくなってしまう原因には鍵自体が故障しているケース以外にも、鍵を紛失してしまうといったトラブルなどさまざまです。

今回の記事では、家の鍵が開かなくなってしまう原因や自分で開けるコツ、鍵屋に依頼した場合の費用などもご紹介します。

どうしたらいいのかわからない!という方は、ぜひ参考にしてみてください。

家の鍵が開かない原因は7つ

家の鍵が開かなくなってしまう原因には、『汚れ』や『異物』が詰まっている場合もあれば、良かれと思って行ったメンテナンスがトラブルの元となっている可能性もあります。

鍵が開かないときに無理に操作を行おうとしてしまうと鍵が折れて抜けなくなったり、故障してしまうなど症状が重くなってしまう事もあるのでまずは原因を特定してから修理を行いましょう。

急いでいてすぐにでも鍵を開けなければいけないというときは、こちらの『家の鍵が開かないときの業者修理の料金相場』の見出しを参考に、鍵屋に依頼することも検討してみてください。

鍵を紛失していて鍵が開けられない

鍵を紛失していて鍵が開けられない

生活救急車で鍵の解錠作業のご依頼をいただく中でもよくあるのが、『鍵を失くしてしまって開けられない』というトラブルです。

鍵が見当たらないときはまず、身の回りの鍵が入りそうな場所をもう一度確認してみてください。急いでいたり、焦っていると案外見落としてしまっている可能性もあります。

鍵がどうしても見つからない、勝手口や窓などほかの場所からも出入りできない、家族にも頼むことが難しい場合は鍵屋に依頼して解錠作業を行う必要があります。

ただ、失くした鍵が賃貸住宅の鍵である場合は、大家さんや管理会社に相談することで解錠してもらえる場合もあるので、まずは連絡してみましょう。

連絡がつながらない、自分で鍵屋を呼ぶように言われたという場合は、最低でも3社以上の鍵屋から見積もりを取ったうえで依頼するとトラブルに遭いにくくなるのでおすすめです。

鍵穴に異物がつまっている

鍵穴に異物がつまっている

鍵は精密機器のため、汚れが詰まることでうまく操作が行えなくなってしまうことがあります。

特に玄関などの屋外の鍵は砂やホコリ、小さな虫などが入り込みやすいので不具合が発生しやすくなります。

鍵を使い始めてから一度もメンテナンスを行ったことがないという場合は、こちらの『鍵穴専用潤滑剤で異物を洗い流す』を参考に掃除を行ってみてください。

ただ木の枝や石、ガムなど明らかに大きな異物が詰まっているときは、誰かがイタズラで異物を詰めた可能性が考えられます。

このような場合は異物を除去する前に、警察に相談して被害届を提出することをおすすめします。

鍵穴に差した油が固まっている

鍵穴に差した油が固まっている

鍵のメンテナンスとして潤滑剤を塗布する方法がありますが、間違った方法で行うと鍵が開かなくなってしまいます。

中でもクレ556などの油分を含んだ潤滑剤を塗布してしまう、サラダ油などをさしてしまったという失敗はよくあります。

鍵穴に油をさしてしまうと内部でホコリなどの汚れと混ざって固まり、鍵の操作が正常に行えなくなってしまいます。

油をさしたのが初めてという場合はこちらの『鍵穴専用潤滑剤で異物を洗い流す』でご紹介している掃除方法で解決できる場合がありますが、数回使用していて症状が重度の場合は、鍵屋に依頼して分解洗浄や鍵交換が必要です。

鍵穴の中で鍵が折れて詰まった

鍵穴の中で鍵が折れて詰まった

鍵穴の中で鍵が折れてしまったときは、『鍵の劣化』や『シリンダーの不具合』が原因と考えられます。

何度も抜き差しをすることで金属疲労(細かい亀裂)を起こした鍵は、いつもと同じ動作を行っているだけでも折れてしまうことがあります。

また、シリンダー内部にゴミなどが溜まっていると鍵が回しにくい、抜き差ししにくくなり、無理に鍵を回そうとすると鍵に負担がかかって折れてしまいます。

折れた鍵の破片が鍵穴から出ているときは自分でも取り出せる可能性もありますが、完全につまってしまったときは鍵を分解して取り出すことが必要です。

鍵穴から鍵が飛び出ているときは、こちらの『折れた鍵はピンセットで取り除く』を参考に取り出してみましょう。

シリンダー内部の経年劣化や故障

シリンダー内部の経年劣化や故障

シリンダーの耐用年数は約10年程度といわれていますが、使い方や頻度によってはそれより前に不具合が発生することもあります。

特に定期的なメンテナンスを怠っていたり、乱暴に扱っているとシリンダー内部の部品に傷が付いたり破損することで開かなくなってしまいます。

シリンダーが劣化や故障しているときは、新しいシリンダーに交換する必要があります。

鍵の交換はDIYでも行うことは可能ですが、部品選びなどが不安に感じる場合は鍵屋に依頼するのが安心です。

持っている鍵や合鍵の変形・破損

持っている鍵や合鍵の変形・破損

開錠できない鍵が『合鍵であるとき』や『古い鍵』の場合は、変形や破損が原因である可能性が考えられます。

合鍵である場合、純正の鍵に比べるとどうしてもズレが生じて精度が低くなります。

作成した鍵屋の技術力が低いと鍵穴とうまくかみ合わず、鍵が開けられないトラブルが発生することがあります。

また、長年使用している古い鍵で開けられない場合は、変形や摩耗・破損が生じていないか確認してみましょう。

鍵に使用されているのは金属の中でもやわらかいもののため、不可がかかると変形してしまうことがあります。

合鍵や古い鍵で開けることができない場合は、こちらの『合鍵ではなく純正キーを使う』を参考に別の鍵で試してみてください。

電子錠の電池切れや故障

持っている鍵や合鍵の変形・破損

電子錠が開かない原因は『電池切れが起こっている』、『基盤の故障』が考えられます。

乾電池などの電力を使用して稼働する電子錠は、電池がなくなったり、電池残量が減ると正常な動作を行えなくなってしまいます。

電子錠によっては残量が減るとお知らせしてくれる機能が搭載されている製品もありますが、面倒で放置してしまう方もいらっしゃると思います。

電池が切れてしまった場合は新しい電池に交換か、こちらの『電池切れ・停電は非常開錠キーで開ける』を参考に対処してみてください。

一方で基盤が故障してしまっているときは電池交換では解決することができないので、鍵屋に依頼して解錠・交換を行うことをおすすめします。

>>>家の鍵が開かないときの業者修理の料金相場

鍵が開かないときの開け方とコツ

いつも通りに鍵を開けることができないときは、別の入り口から一旦家の中に入る、鍵のメンテナンスを行う、別の鍵を使うなどの対処法を行うことで開けられる場合があります。

鍵屋に依頼する前に自分で何とかしてみたいという方は、次の見出しからご紹介する開け方を参考にしてみてはいかがでしょうか。

鍵が合っているか確認

複数の鍵がある場合
まずは基本的な確認です。
いくつか鍵を持っている場合、違う鍵をさしてしまっている可能性があります。
どれが正しい鍵かわからない時は、鍵を回すときにゆっくり強い力を加えずに回して、一本一本確かめましょう。

 

小刻みに動かしてゆっくり回す

無理に回さない
鍵を無理に回そうとするのは厳禁です。
鍵穴の中で部品がうまくかみ合っていないだけかもしれません。こんな時は、上下・左右に小刻みカチカチと動かしたあと、ゆっくり回してみましょう。
引き抜く時も、同じようにゆっくり引き抜きましょう。

 

玄関ドアを押すながらゆっくり回す

デッドボルトとは
鍵を締めた時に出る『デッドボルト(本締)』という四角いかんぬきが、戸枠にある『ストライク』とかみ合っていない可能性があります。
こんな時は、玄関ドアをドアノブは回さずに押すもしくは手前に引いて、強い力は加えず鍵を回してみましょう。

窓や勝手口から入って内側から鍵を開ける

窓や勝手口から入って内側から鍵を開ける

鍵が開かないとき、まずは窓や勝手口などの他の入り口から入れないか確認してみましょう。

とりあえず家の中に入って中から鍵を開けられれば、できる対処法の選択肢も増えるうえに鍵屋に依頼した場合の作業費を抑えることができます。

例えば『経年劣化による鍵の故障が原因で交換が必要』というケースでも、鍵が開いていない状態では『解錠作業』が必要になるため『解錠作業+鍵の交換作業+部品代』が発生します。

一方で鍵が開いていればこの『解錠作業』が必要なくなるため、『鍵の交換作業費₊部品代』のみで行うことができます。(状況によっては別途作業が発生する場合あり)

鍵穴専用潤滑剤で異物を洗い流す

鍵穴専用潤滑剤で異物を洗い流す

鍵穴に汚れが溜まっている、市販の潤滑剤をさしたときは、『鍵穴専用の潤滑剤』を使った方法を試してみてください。

  • 【鍵穴専用潤滑剤で異物を洗い流す方法】
  • 1.鍵穴専用潤滑剤を鍵穴に吹き付ける。
  • 2.鍵を抜き差ししてなじませる。

 

鍵穴の掃除を行っても解決できないときは鍵屋に依頼することで、鍵穴を分解してスプレーでは取り切れない汚れもきれいにすることができます。

特に市販の潤滑剤などを日頃から使用していた場合は、内部部品がドロドロになっている可能性が考えられるため、分解洗浄を行うことがおすすめです。

折れた鍵はピンセットで取り除く

折れた鍵はピンセットで取り除く

鍵穴の中で鍵が折れてしまったとき、『鍵穴から折れた破片が飛び出ている』状態ならピンセットやペンチで取り出せる場合があります。

  • 【折れた鍵を取り除く方法】
  • 1.折れた鍵をピンセットでつまんで引き出す。
  • 2.鍵のすべりが悪くて取り出しにくいときは、鍵穴専用の潤滑剤を使用しましょう。

 

破片が完全に埋まってしまっている、ピンセットでつまんでも取り出せなかったときは、鍵屋に依頼することで鍵を分解して取り出すことができます。

無理に自分で行うと鍵穴が故障して鍵の交換が必要となる場合もあるため、修理費を抑えるという意味でも早めに鍵屋に依頼しましょう。

>>>家の鍵が開かないときの業者修理の料金相場

差し込む鍵を鉛筆でなぞる

差し込む鍵を鉛筆でなぞる

鍵穴専用の潤滑剤がすぐに用意できないときは、鉛筆で代用することができます。

鉛筆に含まれる黒鉛は鍵のすべりをよくする潤滑効果が期待できるため、試してみてはいかがでしょうか。

鉛筆ならコンビニやスーパーなどで購入できる場合が多いので、鍵穴専用の潤滑剤よりも手に入れやすいと思います。

B以上の、できるだけ濃くてやわらかいものを選ぶのが効果的です。

  • 【鉛筆を使った方法】
  • 1.鍵を歯ブラシなどで、軽くこすって汚れを落とす。
  • 2.鍵の刻みや、凹凸部分にまんべんなく鉛筆を塗る。
  • 表面だけでなく、側面も忘れずに塗りましょう。
  • 3.鍵穴に鍵を差し込んで、抜き差しする。

 

合鍵ではなく純正キーを使う

合鍵ではなく純正キーを使う

開錠できなかった鍵が合鍵だった場合は、一度純正キーで試してみましょう。

純正キーで開錠できた場合は『合鍵の精度が低かった』ことが原因と分かるので、今後は純正キーで施解錠を行いましょう。

ただ、純正キーが家の中にあって使うことが難しい場合は、鍵屋に解錠作業の依頼をするのがおすすめです。

使用していた合鍵以外に鍵が1本もないときは、鍵穴からスペアキーを作成することもできます。

電池切れ・停電は非常開錠キーで開ける

電池切れ・停電は非常開錠キーで開ける

電池切れや停電によって開けることができない場合は、カバーの下に『非常解錠キー』がないか確認してみてください。

キーを持っている場合は、非常解錠キーを使って解錠することができます。

非常解錠キーを持ち歩いていないときは、鍵屋に依頼することでピッキングによる解錠ができる場合があります。

ただ、非常解錠シリンダーがピッキングが難しいディンプルキーだった場合は別の方法を用いることもあり、作業によって費用が異なるためまずは見積もりを依頼すると安心です。

>>>家の鍵が開かないときの業者修理の料金相場

ストライクの位置調整をする

ストライクの位置調整をする

鍵はデッドボルトと呼ばれる、カンヌキが戸枠に設置されている錠受けに収まることで施錠する仕組みとなっています。

戸枠に設置されている錠受けはネジで固定されているため徐々に緩んで位置がズレてしまうことがあり、そこにデッドボルトが干渉すると鍵が開かない原因となることがあります。

この場合ストライクを元の位置に戻す作業が必要ですが、この作業はドアが閉まっている状態では行うことができないため、まずは解錠作業が必要となります。

無理に鍵を回してドアを開けようとすると錠前やシリンダー(鍵穴)の故障につながる恐れがあるため、鍵屋に依頼してドアの解錠やストライクのメンテナンスを行うことがおすすめです。

 

鍵は開いているのにドアが開かない時の対処法

ドアクローザーとドアノブ
鍵は開いてるに、玄関ドアが開かない!というトラブルの原因は、玄関ドアの上についているドアクローザードアノブ』である可能性があります。

引き戸の場合は建付けやレールに問題があります!
引き戸の場合
引き戸の鍵は開いているのに、戸が動かない時は鍵屋に連絡をして修理をしてもらいましょう。賃貸物件にお住いの際は、管理会社・大家さんに事情を連絡しましょう。

ドアクローザーの役割は「ドアを自動的に閉める」ことですが、故障していると開けることができなくなります。中には『ストップ機能(装置)』がある製品もあり、その不具合で開かなくなっている可能性もあります。
家の中からできる対処法家の外からする対処法をご紹介します。

 

家の中からできる対処法

鍵が開いているのに玄関ドアが動かない時は、ドアクローザーの『ストップ機能(装置)』が不具合をおこしているかもしれません。
こんな時は、下記の方法を試してみてください。

ストップ機能の解錠方法

パラレル式
ドアクローザーのタイプはパラレル型・スタンダード型がありますが、今回ご説明する方法は多くの住宅に設置されているタイプの『パラレル型』です。
ストップ装置には外装式・内装式の2種類があります。まずは、外装式のストップ機能の解錠方法をご説明します。

 

ストップ装置が付いているか見分けるポイント
ドアクローザーに『ストップ機能(装置)』があるか見分けるには「ドアを開けた時にストップする」かどうかです。
玄関ドアを開けることが出来た頃のことを思い出してみましょう。ドアをストッパーなしに開けたままにできていたら、そのドアクローザーには『ストップ機能』がある製品です。

 

外装式ストップ機能の解錠
  1. 1.プラスドライバーで、戸枠部分にある『ストップネジ』を右(時計回し)にまわして緩めます。※手で回せるネジタイプもあります。
    手順1
  2. 2. 『リンク』を引き下げ、かみ合わせを外します。※ストップネジをゆるめるだけで充分な場合もあります。
    手順2
  3. 3. 『突起(ストップカム)』を指で押し、蝶番側に向けます。
    手順3
  4. 4. プラスドライバーで、『ストップネジ』を左(反時計回し)にしっかりまわして締めます。
    手順4
  5. 5. 玄関ドアが開くか確認する。

 

内装式ストップ機能の解錠

内装式
内装式の『ストップ機能』は、解除するこはできません。
そのため、外にいる家族にドアが開くか試してもらうか、鍵屋に依頼するしか方法はありません。

 

家の外からできる対処法

ドアノブの状況
鍵が開いているのに玄関ドアが動かず家の外にいる場合や、家の中にいる家族が何をしても開かない場合、ドアノブの状態によって対処法が変わります。

 

ドアノブは回る場合

鍵が開いていて「ドアノブは回る」けど、ドアが開かない場合はドアクローザー』か『建て付け』が原因です。
この場合、自力でどうにかしようとせず、鍵屋などの専門業者に相談をしましょう。

賃貸物件にお住いの場合は、管理会社・大家さんに連絡をして対応してもらいましょう。
分譲戸建ての場合は、生活救急車のような鍵屋にご相談ください。
外から開けてもらう方法

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ドアノブは回らない・プッシュプルハンドル場合

鍵が開いていて「ドアノブは回らない」場合は、原因が「ドアノブ」のラッチにある可能性が高いです。
ドアの『ラッチ』はかんぬきのことです。玄関ドアを閉じた状態のままにし、不用意な開閉を防止する役割があります。
ドアノブを回すと引っ込むようになっているのですが、ラッチが故障すると引っ掛かったままになりドアを開けることができなくなってしまいます。
プッシュプルハンドル」の場合は、ハンドルを押したり引いたりしてラッチを動かします。
ラッチ

この場合、残念ながら室内から自力で開けることができません。
鍵屋に連絡して玄関ドアを開ける作業をしてもらいましょう。緊急事態の場合は、119番に電話をしレスキュー隊をお願いしましょう!
賃貸物件の場合は、管理会社・大家さんに事態を説明してから、鍵屋に連絡をするとよいでしょう。

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電子錠・電気錠が開かない時の対処法

電子錠・電気錠
家の鍵や、職場の鍵が「電子錠」もしくは「電子錠」の場合の対処法を解説いたします。
まずは基本的な対処法からご説明いたします。

電子錠と電気錠の違いは?
電子錠は『電池』で動き、電気錠は『配線』から電気を供給して動きます。近年スマホで操作ができる「スマートロック」が一般家庭にも普及していますが、スマートロックの多くは取り付けしやすい電子錠です。
鍵がいらないといことで「キーレス」とも呼ばれており、中には暗証番号で開ける電気・電池のいらない『キーレックス』というキーレス錠もあります。
キーレックス

 

マンションの電気錠の対処法

マンションのオートロック
もし、マンションなどの集合住宅の入り口(エントランス)のオートロックの電気錠が反応しない場合は、管理会社・大家さんに連絡をしましょう。
停電時以外で、鍵を開ける方法を全て試しても開かない状況であれば『電気錠本体』が故障しています。
入居者がエントランスの鍵を、鍵屋を呼んで依頼することはできないため、必ず管理会社・大家さんに連絡をしましょう。
分譲住宅の場合は、管理組合に事態を連絡し業者を手配してもらいましょう。

 

電源がついている場合の対処法

ランプや文字盤が点灯していて、電源は切れてないのに「鍵が開かない」場合で考えられる原因は3つあります。
ひとつひとつ確認し、試してみてください。

 

汚れがないかを確認!

指紋認証
特に指紋認証の場合は、認証部分や指などが汚れているとうまく作動しないことが多くあります。
指に油分・水分が多い場合は拭き取り、認証をおこなう部分も柔らかい布などで汚れを拭き取りましょう。
そのあと、再度認証をしてみましょう。

 

暗証番号を確認!

暗証番号を確認
暗証番号で鍵を開けるタイプなら、もしかして暗証番号を間違えて打ち込んでいるかもしれません。
一度暗証番号を確認して、ゆっくり入力し直してみましょう。

暗証番号を連続して間違えると防犯機能(いたずら防止機能)が作動し、一定の時間入力ができなくなります。
よくある電子錠・電気錠の連続入力可能回数と入力できなくなる時間をまとめました。

種類 メーカー 製品名 連続入力可能回数 入力できなくなる時間
電子錠 EPIC(エピック) N-TOUCH 5回 約1分間
TOUCH HOOK 5回 約1分間
ES-F500D 5回 約1分間
イージスゲート AEGIS GATE錠 5回 約1分間
ロックマンジャパン ID-202JPB 5回 約1分間
電気錠 美和ロック(MIWA) DTFL2 PiACK II 5回 約3~3分30秒間
ランダムテンキーロック 4回 約3分間
マジカルテンキーユニット 5回 約3分間
ALPHA(アルファ) edロックPLUS 6回 約30秒間
暗証番号以外の開け方を試してみましょう!

そのほかの開け方
もし、正しい暗証番号がわからない場合は、リモコンやスマートフォンでの操作などの別の解錠方法を試しましょう。
製品によっては、もしもの時のための非常キーで開けられるものもあります。

 

本体のズレを確認!

本体のズレ
玄関ドアについている電子錠・電気錠の本体がズレていることで、鍵が開かないのかもしれません。
本体がズレてしまっている場合は、無理に元に戻そうとすると状態を悪化させてしまう可能性があります。
こんな時は、生活救急車のような鍵屋に依頼して開けてもらうしか方法はありません。複数の鍵屋に電話をして、料金や到着時間など希望に合った鍵屋を見つけて依頼をしましょう。

 

リモコンキーの電池を確認!

リモコンキーの電池
もしかして、鍵を開けるための『リモコン』が電池切れを起こしているかもしれません。
電池はコンビニや電気量販店以外に100円ショップでも購入可能なものばかりです。交換し、再度鍵が開くか試してみましょう!
リモコンキーの中にはメカニカルキー(非常用キー)が入っている種類もあります。それがあれば、鍵を差し込み鍵を開けることができますので、一度確認してみましょう!

リモコンキーはスマホの近くに置くと電池の減りが早くなる!
リモコンキーとスマホは一緒にしちゃいけない!
リモコンキーなどの電子キーは家電製品の近くにおくと、家電の電磁波により常に通信状態になってしまい電池を消耗してしまいます。影響のある電化製品は主に「テレビ、パソコン、電磁波調理器(IHクッキングヒーター)、電気スタンド、充電中のコードレス電話機および携帯電話(スマホ)」です。リモコンキーの置き場所は、家電のない場所を選びましょう!

よくある電子錠・電気錠の『リモコンキー』の電池の種類と必要な個数をまとめました。

交換には小さいプラスドライバー(No.0サイズ)とマイナスドライバー(精密ドライバー)が必要になる場合があります。電池と一緒に購入しましょう。
リチウム電池と精密ドライバー

メーカー名 製品名 電池の種類 必要な個数
ALPHA(アルファ) PASSIVE KEY リチウム電池「CR2032 1個
LIXIL(またはトステム) FamiLock(ファミロック)
エントリーシステム
三協アルミ キーガルリモコン
エントリーキー
パッシブキーリモコン
ドア電気錠リモコン
旧ドア電気錠リモコン
(WD4241-NA/WD5900-NA)
リチウム電池「CR1616 1個
ドア電気錠リモコン
(WD8056-KC)
YKK AP スマートコントロールキー(ポケットKey) リチウム電池「CR2032 1個
Qrio(キュリオ) Qrio Key
ビットキー(bitlock) bitbutton/bitbutton KIDS
MIWA(美和ロック) Raccessキー/キーヘッド/タグ

 

コイン型リチウム電池CR2032が1個あればOK!


上記の表のように、リモコンキーの電池の種類は主に『コイン型リチウム電池CR2032』とわかります。1つあれば充分なため電池代は110円~330円程度で済むようです。
ですが、交換の際小さいプラスドライバーやマイナスドライバーが必要なものが多い為、リモコンキーのネジ穴を確認し電池と一緒に購入をしましょう。
電池交換の際に注意したいのが「静電気」です。リモコンキーのような小さい機械の場合、静電気で故障してしまう可能性があります。

静電気を逃がす方法

静電気
乾燥した季節は、金属製のドアノブや手が触れた際に静電気でバチ!となることがあります。
その静電気でリモコンキーが壊れてしまわないように、体に溜まった(帯電)静電気を逃がす方法を2つご紹介します!

地面や建物の壁に手のひら全体で触る

静電気を逃がす
静電気を逃がす方法の一つに、電気をゆっくり通す素材に触れることで体に溜まった静電気を逃がす最もお手軽な方法です。
ゆっくりと静電気を逃がすので、10秒ほどは触れておくと安心でしょう。

電気をゆっくり通すもの:コンクリートやアスファルトの地面・木・紙・石・建物の壁

静電気除去グッズに触れる

静電気除去グッズ
ガソリンスタンドやコンビニのコピー機などに「静電気除去のために触れてください」など『静電気除去シート』を見かけたことがあると思います。
その静電気除去シートやシールは、効果的です。100円ショップなどでも『静電気軽減シール』を購入することができます。
静電気除去キーホルダーを使用する際は、リモコンキー以外の金属製のものと接触させてください。

 

電源がついていない場合の対処法

電源がついていない時は非常キー
玄関ドアが電子錠・電気錠の場合、非常時や緊急時のために『鍵穴』で開ける方法があります。
電子錠や電気錠本体の上部や下部にあるカバーを開けると、非常用シリンダー(鍵穴)がでてきますので、鍵を差し込み鍵を開けたり戸締りをすることができます。
リモコンキーに非常用の鍵が収納されていることも多いため、一度リモコンキーを確認してみましょう。

 

家の鍵が開かないときにやってはいけないこと

家の鍵が開かないとき無理やり操作してしまったり、間違った対処法を行うと悪化してしまう可能性があります。

自分で修理をしようと考えている場合は、『やってはいけないこと』も事前に確認しておきましょう。

無理やり鍵を回すと鍵折れや錠前故障に繋がる

無理やり鍵を回すと鍵折れや錠前故障に繋がる

鍵が開かないとき、急いでいたりイライラすると無理に回そうとしてしまう事もあると思います。

ただ、力いっぱい回してしまうと鍵が折れて取り出せなくなってしまったり、錠前が故障して交換が必要になることもあるので無理に操作をすることはおすすめしません。

まずはこちらの『鍵が開かないときの開け方とコツ』を参考に対処法を行ってみて、それでも解決できないときは鍵屋に相談しましょう。

ドア内側のサムターンを無理やり回す

ドア内側のサムターンを無理やり回す

窓や勝手口から室内には入れたときに、場合によってはドア内側のサムターン(ツマミ)を操作することで鍵が開けられることもあります。

ただ、鍵穴ではなく錠前に不具合が発生しているときは内側からも動作が固くて開かないこともあり、このような場合に無理やり回そうとすると錠前が故障する原因となります。

外側と内側どちらからも開かないときは、さらに症状が悪化してしまう前に鍵屋に依頼して修理することがおすすめです。

鍵穴専用ではない油を差す

鍵穴専用ではない油を差す

鍵の動作不良が発生しているときに油をさしてしまう方もよくいらっしゃるのですが、鍵に使用できるのは『鍵穴専用』と記載されている製品のみです。

市販の油分を含む潤滑剤や食用油をさすと、初めは動作が軽くなったように感じますが、徐々に内部の汚れやゴミとくっついて固まってしまいます。

何度も使い続けると、鍵穴の内部が油でドロドロになって動作不良が起こる原因となるため注意が必要です。

鍵穴のメンテナンスを行うときは、必ず『鍵穴専用』と記載のある潤滑剤を使用しましょう。

針金やヘアピンで鍵穴をかき回す

針金やヘアピンで鍵穴をかき回す

鍵穴内部に異物が詰まっているときに、針金やヘアピンなどの細いものを使って取り出そうとすることはやめましょう。

鍵穴の内部に傷が付いてしまったり、針金が中で折れて取り出せなくなってしまう可能性もあります。

このような場合は鍵の交換が必要になったり、鍵を分解して折れた針金を取り出す作業が必要です。

何をしても開かない場合

鍵屋に依頼
家の中・家の外から何もしても玄関ドアが開かない時は、専門の業者に依頼するしかありません。
お住いが賃貸物件なら管理会社・大家さんに連絡をしましょう!ドアが開かなくなったことを伝え、どうすればいいか確認しましょう。
分譲住宅や戸建てにお住いの場合は、生活救急車のような鍵屋にご相談ください。1社だけではなく、3社程度の鍵屋に電話すると比較ができ安心です。
複数の業者から見積りをとる相見積りもオススメです。

鍵の寿命は10年

鍵の寿命
こういった鍵のトラブルの大きな原因は経年劣化です。
鍵の寿命は、7年~10年と言われています。使用頻度や環境によっては長く使えることもありますが、目安としては10年で鍵を交換することをおすすめします。

家の鍵が開かないときの業者修理の料金相場

家の鍵が開かないときの業者修理の料金相場

ここまでご紹介した家の鍵を開けるコツを試してみても開けることができないときは、鍵屋に依頼して解錠・修理を行うことがおすすめです。

鍵屋に依頼した場合、解錠作業の料金は一般的な刻みキーで8,800円~、ディンプルキーは33,000円~が相場となっています。

ピッキングで解錠できるような比較的防犯性が低い鍵に比べて、ディンプルキーは別の解錠方法を用いる必要があるため費用が高くなります。

また、鍵が故障していてそのまま使い続けることが困難な場合は、解錠作業に加えて鍵交換も必要となることもあります。

このように鍵の種類や状況によって費用が変わってくるため、まずは最低でも3社以上の鍵屋から見積もりを取って料金を比較することがおすすめです。

鍵屋で家の鍵開けや交換をしたときの料金事例

上の見出しでもご紹介したように鍵開け・交換の費用は行う作業や使用する部品によっても異なるため、正確なお見積りに関しては現地見積にてご案内しております。

ただ、鍵屋に依頼する前に大体の料金でも知っておくと安心できると思うので、ここでは生活救急車で実際に対応した鍵開け・鍵交換作業の費用事例をご紹介します。

不具合による玄関ドアの解錠

不具合による玄関ドアの解錠

玄関錠が施錠状態のまま、中からも外からも開かないとのことでご相談をいただきました。

経年劣化により錠ケースが固まっている状態でしたので、外からパーツクリーナーを噴射して錠前を動かして開錠しました。

項目内容 料金(税込)
玄関 解錠 中度故障不具合 11,000円
合計 11,000円

 

鍵紛失に伴う玄関解錠

鍵紛失に伴う玄関解錠

ご自宅玄関の鍵をどこかで落としてしまったとのことで、玄関解錠をご希望されている状況でした。

ピッキングが困難な鍵であったため、別の方法で解錠させていただきました。

項目内容 料金(税込)
玄関 解錠 ハイセキュリティ 24,200円
玄関 解錠 ドアスコープ破壊交換 5,500円
合計 29,700円

 

錠前の破損による玄関ドアの解錠

錠前の破損による玄関ドアの解錠

ご自宅玄関の、解錠依頼で訪問しました。

経年劣化による錠前の破損により、デッドボルトの引き込みができていないため、開錠できない状態でした。

ドア内の、錠前の破壊解錠作業にて対応いたしました。

項目内容 料金(税込)
玄関解錠 重度故障不具合 39,600円
合計 39,600円

 

異物による玄関ドアの解錠・鍵交換

異物による玄関ドアの解錠・鍵交換

鍵穴から異物が抜けなくなってしまい、鍵を開けることができないとのご相談をいただきました。

お子様が鍵を失くしてしまい、何とか開けようと針金のようなもので解錠を試みたところ、抜けなくなってしまったようです。

お客様のご希望によりドアスコープから解錠後、シリンダーを交換させていただきました。

項目内容 料金(税込)
玄関解錠 ハイセキュリティ 29,700円
玄関解錠 ドアスコープ破壊交換 5,500円
玄関シリンダー交換 11,000円
MIWA 部品代 6,600円
合計 52,800円

 

 

玄関の鍵が劣化しにくい使い方

劣化しにくい鍵の使い方
鍵が開かない時の対処法をご説明いたしましたが、もしかして鍵のトラブルが起きたのきっかけは「鍵の使い方」にあるかもしれません。
鍵にも耐用年数があり、鍵を回して開ける「シリンダー錠」の場合は約10年、「電子錠・電気錠」は約7年が耐用年数(寿命)と言われています。
使用頻度が高かったり、鍵に良くないことをすればこの耐用年数が来る前に、不具合を起こしてしまうことがあります。
では、鍵はどんな使い方をすれば劣化しにくくなるのでしょうか?

 

定期的に鍵穴をメンテナンスする

鍵穴のメンテナンス
鍵穴は常に外気に触れています。雨や風でチリやほこりなどの小さなゴミが鍵穴に入り込みます。
海沿いのお住いの場合は「塩害」の影響を受け、雪が多い地域では鍵が凍結してしまうこともあります。
なので、定期的に鍵穴をメンテナンスする必要があります。

鍵穴のメンテナンス方法

鍵穴を掃除

  1. 1.鍵穴のゴミを掃除機で吸う。またはエアダスターで掃除する。
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  2. 2. 鍵を柔らかい布で拭いた後歯ブラシで軽くこすり、ゴミを取り除く。
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  3. 3. 鍵穴に『鍵穴専用の潤滑剤』をシュッと少量吹きつける。
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  4. 4. 鍵穴に数回鍵を抜き差しし鍵をまわして、鍵穴全体に潤滑剤をなじませればメンテナンス完了!

クレ5-56は使用してはいけない
鍵穴専用以外の潤滑剤は使用禁止!
クレ5-56や食用油など、鍵穴専用以外の油を使用すると鍵を故障させることとなります。誤って使ってしまった場合は、鍵屋に依頼し鍵を洗浄・修理などをしてもらいましょう!

 

鍵本体や鍵をさす時に手荒に使わない

手荒に扱わない
急いでいる時や、何かに苛立っているとき、ついつい物を荒く扱いがちですが、それが原因でより気分が落ち着かなくなることもあります。
鍵は繊細な構造をしているため、強い衝撃で不具合を起こしてしまう可能性があります。手荒に扱ったことで、修理が必要となり予期せぬ出費でまた苛立つという悪循環を生まないように、鍵の取り扱いは手荒にしないほうがよいでしょう。

 

濡れた鍵を鍵に差し込まない

濡れている鍵
雨や汗などの水分が付着した状態の鍵を、鍵穴に入れてしまうと、鍵穴を錆びさせたりチリや埃を固める原因となります。
鍵が濡れていた場合は、乾いた柔らかい布で水分を拭きとってから鍵穴に入れましょう。

 

違和感を感じたら鍵屋に相談する

鍵開け作業
鍵を回す時にひっかかりがあったり、鍵がさしにくい・抜きにくいなど、日々使っている中で起きる小さな不具合は劣化のサインです。
耐用年数が過ぎている鍵の場合は、こういった不具合が多く起きています。なるべく早めに交換をするか、鍵屋に依頼をして修理などをすることをオススメします。

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家の鍵が開かないときの対処法まとめ

今回は、家の鍵が開かないときの対処法をご紹介しました。

鍵穴は長期間使い続けることで汚れや劣化によって開かなくなってしまうことがあります。

軽度の故障が原因となっているときは自分で直せる場合もありますが、改善しないときは悪化してしまう前に鍵屋に修理を依頼することをおすすめします。

生活救急車でも、鍵の解錠作業や修理作業を承っております。現地でのお見積りから対応しておりますので、お困りの場合はお気軽にお問い合わせください。