室内のドアノブ交換の相場料金とは？部品別の料金や実際の施工事例も紹介

室内のドアノブの交換費用がわからなくて困っていませんか？

ドアノブの交換を業者に依頼した場合の料金は、どんな部品を使うか・どんな作業を行うかなど状況によって異なります。

そこで今回は、室内のドアノブ交換の相場料金や費用が高くなるケースをご紹介したいと思います。

室内のドアノブ交換を行うときにかかる費用

室内のドアノブ交換を鍵屋に依頼した場合は、『作業料金』₊『部品代』がかかります。

作業料金は基本的に一律となりますが、どのような部品を取り付けるかによって費用が変わってきます。

例えばドアノブは築年数の古い物件によくみられる握り玉タイプもあれば、近年主流となっているレバーハンドルタイプもあり、それぞれ部品代が異なります。

また、鍵が付いているかどうかによっても費用が変わることがあるため、あらかじめどのようなドアノブに交換したいかを明確にしておくと大体の費用を知ることができます。

室内のドアノブ交換を行うときの費用相場

室内のドアノブ交換を鍵屋に依頼したとき、『取っ手のみ交換』するのか『取っ手₊ラッチの錠前ごと交換』するのかによって費用が異なります。

『ドアノブが古くて見栄えが悪い』、『握り玉からレバーハンドルに変えたい』などの場合は、取っ手のみの交換で対応できる場合があります。

一方で『ドアノブ全体に不具合が起こっている』、『鍵付きドアノブに交換したい』といった場合は、取っ手+ラッチケースの錠前ごと交換することがあります。

錠前ごとの交換作業は取っ手のみの交換に比べて難しい作業となるため、作業料金が高くなるといった傾向があります。

また、取り付ける新しい部品の種類によっても費用が異なります。取付けたいドアノブの種類が明確になっている場合は、次の見出しでご紹介しているドアノブの種類別の交換費用も参考にしてみてください。

ドアノブの種類別の交換費用相場

室内に設置されているドアノブは『円筒錠』、『チューブラ錠』、『インテグラル錠』、『表示錠』、『レバーハンドル錠』の主に5種類があります。

パッと見似ている種類もありますが、部品代がそれぞれ異なるため、どのドアノブを取り付けるかによって交換費用の総額は変わってきます。

現状と同等のドアノブに交換したい、利便性の高いドアノブに交換したいなど、取付けたいドアノブにこだわりがある場合は種類別の費用もチェックしておくことがおすすめです。

ドアノブの種類	交換費用相場
円筒錠	20,000円～40,000円
チューブラ錠	15,000円～33,000円
インテグラル錠	20,000円～40,000円
表示錠	33,000円～38,000円
レバーハンドル錠	20,000円～40,000円

円筒錠・チューブラ錠・インテグラル錠は、築年数の古い物件でよく使用されている握り玉タイプのドアノブです。

一目見ただけではすべて同じ種類に思えてしまうのですが、それぞれ取付方法や施錠方法が異なります。

特にインテグラル錠は、ドアの内部に取り付けられている錠ケースにデッドボルトと呼ばれるカンヌキが搭載されていて、ドアノブの中では防犯性の高い種類となり、玄関や勝手口で用いられることもあります。

一方で円筒錠やチューブラ錠はラッチ固定式と呼ばれる鍵を搭載しているタイプで、防犯性はほとんどないため、室内の間仕切りやトイレ・浴室のドアに設置されていることが多いです。

また、ドアノブの操作が簡単で力がいらないということから、近年多くの住宅で取り入れられているのがレバーハンドルタイプのドアノブです。

ドアノブの利便性を高めたいという方は、レバーハンドルタイプへの交換も検討してみてはいかがでしょうか。

場所別のドアノブ交換費用相場

室内のドアノブといっても『トイレ』、『浴室』、『各部屋の間仕切り』など場所によって交換費用が異なります。

特に浴室やトイレは鍵付きのドアノブを使用することが多いため、一般的なドアノブよりも部品代が高くなる分、総額費用も上がる傾向にあります。

場所	交換費用相場
トイレ	16,000円～38,000円
浴室	18,000円～35,000円
室内の間仕切り	16,000円～38,000円

トイレのドアノブには表示錠と呼ばれる、施錠・解錠状態が一目見てわかる表示装置が搭載されたドアノブが使用されることが多いです。

表示錠は握り玉・レバーハンドルのどちらのタイプも展開されているため、使いやすい方を選ぶことができます。

一方で湿度が高く金属製のドアノブが劣化しやすい浴室のドアノブには、樹脂製のドアノブが用いられることが増えています。

室内のドアノブ交換費用が高くなるケース

ここまで室内のドアノブ交換を行うときの基本的な相場料金についてご紹介しましたが、設置する場所の状況や取付けたいドアノブの種類によっては相場料金よりも高くなるケースがあります。

次の見出しからは追加作業が発生するときなど、室内のドアノブ交換費用が相場料金よりも高くなるケースについてご紹介したいと思います。

鍵なしから鍵付きに交換するとき

鍵なしから鍵付きのドアノブに交換する場合、取り付け穴の加工作業が発生することがあるため、交換費用が高くなることがあります。

室内のドアノブは基本的にラッチのみ搭載している『ラッチケース』が取り付けられていますが、鍵付きのドアノブの錠ケースにはラッチ+デッドボルトが搭載されているため規格が異なり、既存の取り付け穴のまま交換することができません。

インテグラル錠などのデッドボルトが搭載されたドアノブへの交換を行うときは、ドアの加工作業が加わって～40,000円程度の費用がかかることがあります。

また、『貴重品の保管のため』など防犯性の高いドアノブへの交換を検討している場合は、ドアノブの部品代も高くなるためさらに総額費用が上がることがあります。

加工作業が必要ない場合もある

鍵なしドアノブから鍵付きに交換するときでも、『ラッチ固定式の鍵』を使用したタイプのドアノブなら、加工無しでも取り付けられる場合があります。

ラッチ固定式の鍵はその名の通り、施錠するとラッチが動かなくなることでドアが開かないようにすることができます。

錠ケースにはラッチだけが搭載されているため、一般的なドアノブと仕様がほとんど変わらず、取り付け穴を加工しなくても交換できる場合が多くなっています。

室内なのでそれほどの防犯性は求めていないという場合は、ラッチ固定式の鍵が付いたドアノブへの交換を検討することがおすすめです。

鍵付きドアノブへの交換事例

室内ドアノブが現在は鍵のかけられないタイプなので、鍵をかけられるようにしたいとのご希望でした。

現在はGOALの空錠がついておりましたので、GOALのシリンダー錠タイプに一式交換させていただきました。

室内のドアが開かないとき

室内のドアが開かなくなってしまったときは、ドアノブの交換作業費₊部品代の他に解錠作業費が発生します。

ドアノブの交換作業はドアが開いた状態でないと行うことができないため、まずはドアを開けることが必要です。

『ドアノブが取れてしまった』、『ラッチが壊れて開かない』といった不具合が発生している場合は、22,000円～38,000円程度の総額費用がかかる場合が多いです。

非常解錠装置で自分で開けられる可能性もある

トイレや浴室に使用されているドアノブの製品によっては、室外側のドアノブに『非常解錠装置』が搭載されているものもあります。

室内側から開かなくなってしまったとき、誤ってインロックしてしまったときは、非常解錠装置で開けられる場合もあるので試してみましょう。

非常解錠装置はコインやマイナスドライバーなどを使って操作を行うタイプや、キリやつまようじを小さな穴に差し込んで解錠するものなどがあります。

それでも解錠できないときは、鍵屋に依頼して解錠作業と故障したドアノブの交換を行いましょう。

室内ドアが開かないときのドアノブ交換事例

室内扉でしたが、うっかり中のボタンを押して施錠してしまったとのことでした。

鍵は以前からなかったとのことで、中に入れない状態でした。

まずは解錠作業を行い、今後同じトラブルを防ぐためにも、鍵なしのドアノブに交換致しました。

ドアノブが錆びているとき

浴室などの湿度が高い場所に設置されているドアノブは、錆びによる不具合が発生しやすくなります。

パッと見外側には錆が見られない場合でも、内側が完全に錆びていると取り外すのが困難となり、別途でサンダーなどを使用した取外し作業費が発生することもあります。

錆が発生した場合の取外し作業費は8,800円～が相場料金となっていて、ドアノブ交換費用と合わせると40,000円～45,000円程度の費用が発生します。

金属製のドアノブはサビが発生しやすくなるため、できるだけ錆の発生を防ぐには樹脂製のドアノブへの交換を検討しましょう。

錆びたドアノブ交換の施工事例

浴室ドアが開かなくなったとのことで、ご相談をいただきました。

浴室錠が経年劣化と湿気によるサビが原因で、故障している状態でした。

外側から握り玉を切断後、錆びて故障した錠前を破錠し、ラッチを引き込み解錠、その後錠前と握り玉をセットで交換しました。

ドアノブの規格が異なるとき

ドアノブは種類やメーカー、製品によって規格が異なります。

希望のドアノブと既存のドアノブのサイズが異なる場合は、取り付け穴の加工を行う必要があります。

特に海外製のドアノブを使用した交換を行うとき、は日本のものと規格が異なる可能性が高いため、同じ種類同士のドアノブ交換でも加工が必要になることが多いです。

加工作業の料金目安は8,800円～22,000円程度が一般的で、交換作業費・部品代と合わせると、35,000円～45,000円ほどの総額費用が発生します。

ドアの素材や加工方法によって相場料金よりも高くなることがあるため、正確な料金が知りたいときは鍵屋に見積を依頼することがおすすめです。

加工が必要となる場合のドアノブ交換施工事例

トイレのドアノブが外れてしまい、ネジもうまく止まらないとのことでした。

経年劣化、使用頻度、木材の劣化によるトラブルで、部品も誤作動により仕様に制限をかけておられる状態でした。

TOMUFを使用した、加工ありのレバーハンドルへの交換を行いました。

室内のドアノブ交換を鍵屋に依頼したときの料金

室内のドアノブ交換といっても、『どのような作業が必要になるか』や『どのような部品を使用するか』は現場の状況によって異なります。

生活救急車では出張料・見積料・キャンセル料は無料で承っておりますので、『一旦料金を確認してから検討したい』という場合でもお気軽にご相談ください。

ただ、見積の前に大体の料金だけでも確認しておきたいという方もいらっしゃると思うので、次の見出しからは生活救急車で対応した場合の基本料金や施工事例をご紹介したいと思います。

室内のドアノブ交換の料金表

生活救急車で、ドアノブ・取っ手の交換作業を行う場合の基本料金表をご紹介します。

鍵屋への依頼を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

作業内容	作業料金（税込み）
ドアノブ/ラッチ　修理・調整	8,800円～
ドアノブ交換	11,000円+部品代
錠前交換	25,300円₊部品代

ドアノブの取っ手のみを交換する場合は、11,000円₊部品代で行うことができるため、使用する部品によっては～20,000円程度で行える場合もあります。

一方で取っ手とラッチケースの両方の交換を行う錠前交換が必要な場合は、～40,000円程度の費用がかかることが一般的です。

次の見出しでは生活救急車で対応した事例をご紹介しておりますので、より詳しい料金が知りたいという方はぜひチェックしてみてください。

生活救急車で室内のドアノブ交換を行ったときの施工事例

鍵屋に室内のドアノブ交換を依頼した場合、現場の状況によって行う作業や費用が異なるため、正確な料金に関しては現地でのお見積りにてご案内しております。

ただ、依頼する前に大体の料金でも知っておくと安心できると思うので、ここでは生活救急車で実際に対応した、室内のドアノブ交換作業の費用事例をご紹介します。

浴室のドアノブ交換

浴室錠のドアノブが、回らないとのご依頼でした。

推定30年ほど使用されているとのことで、錆びついて回らなくなった模様です。

交換のご依頼をいただき、レバーハンドルタイプの浴室錠に交換致しました。

リビングドアのドアノブ交換

リビングドアのノブが、取れてしまったとのご相談をいただきました。

確認するとノブが折れてしまっている状態で、原因は経年劣化です。

同型のドアノブとレバーハンドル錠に交換できますが、どうせ交換するならレバーハンドル錠にしたいとのご要望がありましたので、長沢製作所のTOMFUに交換させていただきました。

トイレドアの錠前交換

室内トイレのドアノブの、修理か交換を希望されていました。

経年劣化により、8STラッチが故障している状態でしたので、TOMUFを使用してレバーハンドルセットで交換いたしました。

室内ドアの錠前交換

室内のドアノブを、鍵付きにしたいというご依頼をいただきました。

パナソニックの鍵がついており、面付錠もご提案しましたがあまりごついのは付けたくないとのことで、長沢のGMシリーズに交換させていただきました。

室内のドアノブ交換なら生活救急車にお任せください

室内のドアノブ交換を鍵屋に依頼する場合、使用する部品や行う作業内容によって費用が大きく異なる場合があります。

そのため、正確な料金が知りたい場合はまず、見積を依頼して料金を確認することがおすすめです。

生活救急車では出張料・見積料・キャンセル料は無料で対応しております。

まずは料金やどのような作業が必要になるのか知りたいという場合でも、現地でのご相談から承っておりますのでお気軽にお問い合わせください。