賃貸の鍵交換を自分でやる方法がわからなくて、困っていませんか?
基本的に賃貸の鍵は『借りている物』のため勝手に交換を行うと、管理会社とトラブルになることもあるのでまずは許可を取ることが必要です。
また、初めて鍵の交換に挑戦するという場合、失敗してしまうと修繕費用がかかる場合もあるので注意しましょう。
そこで今回は、賃貸の鍵交換を自分でやるときの注意点や、費用相場をご紹介したいと思います。
- 鍵交換はなぜ必要?
- 鍵交換のタイミングは?
- 賃貸の鍵交換費用は貸主・借主どちらが負担する?
- 賃貸の鍵を紛失してしまった時の対処法
- 賃貸の鍵交換を自分でやるときの注意点
- 鍵交換を自分でやる前に管理会社から許可をもらう
- 交換する前の鍵は自分で保管して退去時に原状回復する
- 失敗したときの修繕費用は自己負担
- 賃貸の鍵交換を自分でやるときの費用負担について
- 鍵交換を自分でやる場合は全額自己負担
- 賃貸の鍵交換を自分でやる場合にかかる費用目安
- 鍵の種類と費用目安
- 賃貸の鍵交換を自分でやる方法
- 鍵交換に必要な道具と部品の選び方
- 鍵交換のやり方
- 賃貸の鍵交換を自分で鍵屋に依頼する場合
- 鍵屋に依頼する場合も管理会社から許可をもらう
- 鍵屋で鍵交換した場合にかかる費用相場
- 賃貸の鍵交換をやるときの注意点まとめ
鍵交換はなぜ必要?
賃貸物件における鍵交換は、安全性を確保するためにも欠かせません。
新しい入居者が安心して生活できる環境を提供するため、また過去の入居者が持っている可能性のある鍵を無効にするためにも、以下のようなタイミングで鍵を交換する必要があります。
過去の入居者が合鍵を持っている可能性
賃貸物件では、退去した入居者が合鍵を作成している可能性があります。
そのため、管理会社やオーナーは新しい入居者が鍵交換をすることで、不正な侵入のリスクを減らしましょう。
とくに、前の入居者が何年間も住んでいた場合、どこに合鍵が存在するか分からないため、鍵を交換するべきです。
防犯性の向上
鍵の種類によって防犯性能が異なります。
古い物件では、ピンシリンダー錠などの防犯性能が低い鍵が使われていることがあり、ピッキング被害に遭うリスクがあります。
そのため鍵交換の際には、ディンプルキーや電子錠などの防犯性の高い鍵にアップグレードするのがおすすめです。
物件の管理体制の強化
オーナーや管理会社が鍵交換を適切に行えば、物件のセキュリティを向上させ入居者に安心感を提供できます。
とくに入居者の要望があれば、事前に鍵の交換を行いトラブルを未然に防ぎましょう。
鍵の劣化や故障
長期間使用された鍵は摩耗しやすく、鍵が回りにくくなったりシリンダー内部が劣化したりして開閉に支障が出てしまいます。
このような状態のまま放置すると、ある日突然鍵が使えなくなる可能性があるため、早めの交換が必要です。
賃貸契約のルール
一部の賃貸契約では、入居時または退去時に鍵交換を義務付けている場合があります。
これは、次の入居者が安心して住めるようにするための措置です。
契約内容を確認し、鍵交換の必要があるかどうかを判断しましょう。
鍵交換のタイミングは?
賃貸物件の鍵交換は、適切なタイミングで行うことが重要です。
主なタイミングとして、入居・退去時、鍵の故障や不具合が発生したとき、防犯対策を強化したいときが挙げられます。
とくに、前の入居者が使用していた鍵をそのまま使うのはリスクがあるため、新たに交換することで安全性を確保しましょう。
また、鍵の経年劣化による回しにくさや異音が生じた場合も、早めの交換を検討することが大切です。
入居するとき
新しい住居に引っ越す際、前の入居者が使用していた鍵をそのまま使うことにはリスクが伴います。
合鍵が外部に存在している可能性があるので不正侵入を防ぐためにも、入居時に鍵を交換することが望ましいです。
管理会社や大家が交換を行うケースもありますが、必要に応じて自費で交換の依頼も検討しておきましょう。
退去するとき
退去時に鍵を交換することで、新しい入居者の安全を確保できます。
とくに長期間住んでいた場合、鍵の摩耗や不具合が発生していることもあるため、大家や管理会社が交換を実施するのが一般的です。
また契約上、退去時の鍵交換が義務付けられている場合もあるため、事前に契約内容を確認しておきましょう。
鍵が壊れたとき
鍵がスムーズに回らない、もしくは鍵穴が摩耗して抜き差ししにくくなった場合は、故障の兆候です。
鍵が折れたり鍵穴に異物が詰まったりするトラブルが発生すると、鍵が使えなくなり緊急の交換が必要になります。
長期間使用している鍵は、金属疲労によって破損することもあるため、少しでも違和感を感じたら早めの交換を検討しましょう。
防犯対策を強化したいとき
防犯性能の高い鍵に交換すれば、空き巣や不正侵入のリスクを低減できます。
古い鍵やピンシリンダー錠などの防犯性が低い鍵を使用している場合、ディンプルキーや電子錠への交換を検討するのも効果的です。
また、近隣で犯罪が発生した際や不審者の目撃情報があった場合にも、安全のために鍵を交換することが推奨されます。
賃貸契約で義務付けられているとき
賃貸契約の中には、入居・退去時の鍵交換を義務付けているものがあります。
また、鍵を紛失した場合に管理会社が交換を求めるケースもあり、契約内容によっては鍵交換費用が借主負担となることもあるため、契約時に細かいルールを確認しておくことが大切です。
鍵を交換する際は管理会社や大家に事前に相談し、適切な対応を取るようにしましょう。
賃貸の鍵交換費用は貸主・借主どちらが負担する?
賃貸物件における鍵交換は、安全性を確保するために重要な対策の一つです。
しかし、その費用負担については、貸主(大家)と借主(入居者)のどちらが支払うべきか、状況によって異なります。
契約内容や交換理由によって異なるため、具体的なケースを理解しておきましょう。
入居時の鍵交換費用は誰が負担する?
一般的に、賃貸契約を結ぶ際には鍵交換が行われることが多く、その費用については契約内容によって異なります。
多くの賃貸物件では借主が負担するケースが多いですが、貸主が負担する場合もあります。
借主負担の場合:入居時に新しい鍵に交換することで、安全を確保するため、契約時に「鍵交換費用は借主負担」と明記されているケースが一般的です。
貸主負担の場合:オーナーが物件の管理・維持の一環として鍵交換を行う場合、貸主が費用を負担することもあります。特に、新築や長期間空き部屋だった場合、入居促進のため貸主が負担することもあります。
契約前にどちらが負担するかを確認し、明確な合意を得ておきましょう。
鍵を紛失した場合の費用負担
鍵を紛失した場合、基本的に借主が費用を負担することが一般的です。これは、鍵の紛失が借主の過失によるものとみなされるためです。
【借主が負担するケース】
鍵をなくしてしまった場合
鍵を破損させて使用できなくなった場合
鍵を他人に貸して紛失された場合
このような場合は管理会社や大家に連絡し、速やかに交換手続きを行うことが求められます。
鍵の種類によって費用は変動しますが、高性能な鍵ほど費用が高くなるため紛失しないよう十分に注意しましょう。
退去時の鍵交換費用
退去時に鍵を交換する必要があるかどうかは、契約内容や物件の管理方針によります。
借主負担になる場合:契約書に「退去時の鍵交換は借主負担」と記載がある場合は、基本的に借主が支払う必要があります。
貸主負担になる場合:鍵が通常の使用によって劣化した場合や、特に交換の必要がないと判断された場合は、貸主が費用を負担することがあります。
退去時の費用負担については、契約書を確認し、必要であれば管理会社と事前に相談しておくとトラブルを防げます。
費用負担をめぐるトラブルを防ぐために
鍵交換の費用負担については、借主・貸主の間でトラブルになることもあります。
以下の点に注意しておくと、いざというときスムーズに対応できるでしょう。
契約前に鍵交換の費用負担を確認する:契約書に鍵交換費用についての記載があるかをチェックし、不明点は事前に管理会社や大家に確認する。
退去時のルールを把握する:鍵の返却方法や交換の必要があるかを確認し、余計な費用を請求されないようにする。
鍵を紛失しないよう管理する:鍵を失くすと高額な費用が発生するため、予備の鍵を作成したり、日頃から管理を徹底する。
負担割合について話し合う:貸主と借主の間で費用負担の割合について話し合うことで、トラブルを未然に防ぐことができます。
費用負担の問題を避けるためには、契約時にしっかりと確認し、不明点があれば事前に管理会社や貸主と話し合うことが大切です。
鍵交換に関するルールを把握し、適切な対応を心がけましょう。
賃貸の鍵を紛失してしまった時の対処法
賃貸物件で鍵を紛失してしまうと、焦ってしまうでしょう。
しかし、冷静に適切な対応を取ればトラブルを最小限に抑えることができます。
ここでは、鍵を紛失した際の具体的な対処法や注意点について詳しく解説します。
まずは落ち着いて状況を確認する
鍵を紛失したと気付いたら、まずは落ち着いて行動しましょう。
以下の点を確認しながら、鍵が本当に紛失したのか、それともどこかに置き忘れたのかを確かめてください。
最後に鍵を使用した場所を思い出す
外出時に寄った場所を順番に確認する
カバンやポケットの中をもう一度よく探す
家の中や職場、車の中などに落ちていないかチェックする
管理会社や大家に連絡する
鍵が見つからない場合は、速やかに管理会社や大家に連絡しましょう。
賃貸契約によっては、鍵の紛失時にどのような対応をすべきかが記載されている場合があります。
管理会社が鍵を保管している場合:スペアキーがある場合は、一時的に借りられることもあります。
鍵交換が必要な場合:防犯上の理由から、管理会社によって鍵交換を義務付けられるケースもあります。
鍵を開けるための方法を検討する
鍵を紛失してしまい、自宅に入れない場合は、以下の方法を試してみましょう。
【スペアキーを使う】
まず、家族や同居人が持っているスペアキーがないか確認しましょう。また、実家や親族、信頼できる友人に預けている場合は、それを利用するのも一つの方法です。
【鍵開け業者に依頼する】
スペアキーがない場合は、鍵開け専門の業者に依頼する方法があります。以下の点に注意して業者を選びましょう。
料金体系が明確な業者を選ぶ(相場は8,000円~15,000円程度)
口コミや評判を確認し、信頼できる業者を選ぶ
管理会社や大家が指定する業者があるか事前に確認する
鍵を紛失した際の費用負担
鍵を紛失した場合の費用負担については、契約内容によって異なります。
一般的に、鍵の交換費用や開錠費用は借主の負担になることが多いですが、契約書を確認しておくと安心です。
【鍵交換費用の相場】
一般的なシリンダー錠:10,000円~20,000円
ディンプルキー:15,000円~40,000円
電子錠・スマートキー:30,000円~80,000円
【開錠作業の費用】
一般的な鍵開け:8,000円~15,000円
特殊な鍵の場合は追加料金が発生することも
鍵の紛失を防ぐための対策
鍵を紛失しないようにするためには、日頃からの管理が大切です。
以下の対策を実践することで、紛失リスクを減らしましょう。
キーフックを活用する:家に帰ったら決まった場所に鍵を置く習慣をつける
キーチェーンやストラップを利用する:鍵を目立つようにして、落としにくくする
スマートロックの導入を検討する:スマホで解錠できるスマートロックを使うことで、物理的な鍵を持ち歩く必要がなくなる
スペアキーを安全な場所に保管する:信頼できる家族や友人に預ける、または防犯性の高いキーボックスを活用する
鍵の紛失は誰にでも起こり得るトラブルですが、適切な対処法を知っておくことで、冷静に対応できます。
万が一の際には、今回紹介した方法を参考に、安全かつスムーズに対応しましょう。
鍵を紛失してしまった場合、焦らず適切な対応を取ることが大切です。
鍵の作成費用や家に入るための具体的な方法を知り、まずは落ち着いて行動しましょう。
詳しい対処法についてはこちらの記事で解説していますので、万が一の際に備えてぜひ参考にしてください。
賃貸の鍵交換を自分でやるときの注意点
賃貸の鍵に『不具合が起こっている』、『防犯性の高い鍵にしたい』という場合、費用を抑えるために自分で鍵交換を検討される方もいらっしゃると思います。
シリンダー(鍵穴)のみの交換であれば、DIYでも比較的簡単に行うこともできますが、戸建てと違って賃貸は『借りている鍵』となるため勝手に交換するとトラブルに発展することがあります。
また、管理会社の許可が得られても『交換に失敗してしまうことがある』や『退去時に元に戻す』などいくつか注意点もあるため、交換前に確認しておくことがおすすめです。
ここではまず、賃貸の鍵交換を自分でやるときの注意点をご紹介します。
鍵交換を自分でやる前に管理会社から許可をもらう

賃貸の部屋の鍵はあくまで借りている物であるため、勝手に交換することはできません。
賃貸の鍵交換を行いたいと考えているときはまず、『管理会社からの許可をもらう』ことが必要です。
万が一勝手に交換すると契約違反となり、損害賠償請求されたり、再度元の鍵に戻すように言われることもあります。
また、経年劣化が原因で鍵に不具合が起こっている場合は、管理会社の負担で修理を行ってもらえる場合が多いので相談してみましょう。
交換する前の鍵は自分で保管して退去時に原状回復する

管理会社に鍵交換の許可を得る際、退去時に鍵を戻すのか交換したままでいいのかを聞いておくようにしましょう。
賃貸では『原状回復義務』というものがあり、退去時には借りたときと同じ状態に戻しておく必要があります。
鍵に関しても同様で、物件によって元に戻す・戻さなくてもいいなど対応方法が異なります。
退去時に既存の鍵に戻す必要がある場合は取り外した鍵を大切に保管しておき、退去時は再度元に戻しておきましょう。
紛失したり壊してしまうと、同じものを再度購入することになるので注意が必要です。
失敗したときの修繕費用は自己負担

生活救急車では、「自分で鍵を交換しようとして、ドアを壊したのですが修理できますか?」というお電話をいただくことがあります。
「鍵が取り付けられない・上手くドアが閉められない・錠前を壊してしまった」といったことであれば対応可能ですが、例えば「ドアに穴を空けた」「無理やり部品を外そうとして、ドアが変形した」などは鍵屋でも対応できません。
ドアそのものが壊れてしまったときは、「管理会社が業者を手配して修理する」という流れになり、費用も業者がドア交換をする料金に管理会社の手数料が上乗せされた額が請求されます。
このような場合は火災保険も適用されず修繕費用が高額になりますので、「自分で鍵を交換する」という方は、失敗しないように注意して作業しましょう。
賃貸の鍵交換を自分でやるときの費用負担について
『鍵を紛失してしまった』、『鍵の防犯性を高めたい』など、自己都合による鍵交換は借主の負担で行うこととなります。
鍵屋に依頼すると部品代のほかに作業費が発生するため、数万円かかりますが、DIYで行うと工具代と部品代で行えるため費用を大幅に抑えることができます。
少しでも負担を軽くしたいという方は、DIYでの交換を行うことがおすすめです。
ただ、鍵の種類によっては自分で交換が難しい場合もあるため、事前に確認しておくようにしましょう。
鍵交換を自分でやる場合は全額自己負担

鍵の交換をDIYで行う場合は部品代や工具代など、すべて自己負担で行うことになります。
不具合が起こっていたり故障している場合でも、DIYで行うとなれば管理会社が負担してくれることはほとんどありません。
万が一、経年劣化などの『個人の過失ではない』鍵の交換が必要な時は自分で交換せず、管理会社に相談して鍵交換を行うことも検討してみてください。
自分で交換を行って症状が改善しなかったり悪化してしまった場合、もともと不具合が起こっていても自己負担で鍵屋に依頼することになってしまうので注意しましょう。
賃貸の鍵交換を自分でやる場合にかかる費用目安

賃貸の鍵交換を自分でやる場合にかかる費用は、「部品代(ディンプルシリンダー1個):1~1.5万円」、「ドライバー:1,000円前後」が目安です。
鍵屋に依頼した場合は、2~3万円かかりますので、自分で部品を購入して作業をすることができれば費用を大幅に安く抑えることができます。
一方で、鍵屋を使わない場合は、シリンダー選びや交換作業のやり方などを全部自分で調べないといけないのでご注意ください。
※お電話でのレクチャーは、お断りしております。
オートロック付き物件の鍵は自分ではできない
オートロック付きの物件の鍵交換を検討している場合、部屋の鍵と連動している『逆マスター式』の鍵を使用していることがあります。
逆マスター式の鍵はオートロックと各部屋の鍵を連動させることによって、1本の鍵でどちらの鍵も施錠・解錠できるシステムです。
このようにオートロックと連動している鍵は管理会社を通じてメーカーに発注する必要があるため、自分で交換を行うことはできません。
万が一不具合が発生している、鍵を紛失したなど交換が必要になったときは、管理会社に相談して交換してもらうようにしましょう。
鍵の種類と費用目安
賃貸物件の鍵を交換する際、鍵の種類によって費用が大きく異なります。
防犯性能の高さや設置の手間によって価格帯が変わるため、事前にどのタイプの鍵が適しているのかを確認することが重要です。
ここでは、鍵の種類ごとの特徴や交換費用の目安について解説します。
一般的なシリンダー錠
シリンダー錠は最も広く使われている鍵の一つで、とくに賃貸物件では標準的な設備として採用されることが多いです。
ピンシリンダー錠やディスクシリンダー錠など、種類によって防犯性能に差があります。
【特徴】
価格が比較的安価
取り付けが簡単でDIYでも交換しやすい
ピッキング被害のリスクがある(防犯性能が低いタイプの場合)
玄関ドア以外にも、室内のドアや勝手口などにも使われることが多い
【交換費用目安】
5,000円~15,000円
ディンプルキー
ディンプルキーは、キーの表面に複数のくぼみ(ディンプル)があるタイプの鍵です。
ピッキングに強く、防犯性が高いため、マンションやセキュリティを重視する物件でよく採用されています。
【特徴】
ピッキング耐性が高い
鍵の複製が難しく、安全性が高い
シリンダー部分の構造が複雑で、交換がやや難しい
耐久性が高く、長期間の使用に向いている
一部のモデルでは防犯認定を取得しており、より高い安全性を誇る
【交換費用目安】
15,000円~40,000円
電子錠・スマートロック
最近では、スマートフォンや暗証番号で開閉できる電子錠やスマートロックの導入が進んでいます。
とくにオートロック付きの物件では、こうしたシステムを採用するケースが増えています。
【特徴】
鍵を持ち歩く必要がなく、利便性が高い
遠隔操作や履歴管理ができるモデルもある
設置には専門業者の工事が必要な場合が多い
スマートホームとの連携が可能なモデルもあり、利便性が向上
侵入検知機能を搭載したタイプもあり、防犯対策としても有効
【交換費用目安】
30,000円~80,000円
U字ロック・補助錠
補助的に設置するタイプの鍵で、既存の鍵と併用することで防犯性能を向上させられます。玄関のドアだけでなく、窓やベランダに取り付けられるタイプもあります。
【特徴】
追加で設置することで防犯効果を高める
賃貸物件でも取り付けが比較的容易
メインの鍵と組み合わせることでセキュリティを強化できる
取り外しが可能なため、退去時に原状回復がしやすい
窓やベランダ用の補助錠もあり、侵入経路を制限できる
【交換費用目安】
3,000円~10,000円
カードキー・マグネットキー
ホテルやオフィスビルでよく使用されるカードキーやマグネットキーも、一部の賃貸物件で導入されています。
物理的な鍵が不要で利便性が高いのが特徴です。
【特徴】
カードやタグをかざすだけで開閉可能
鍵を持ち歩かなくてもよい
鍵の複製が困難で高い防犯性を誇る
交換時には管理会社や大家の許可が必要なことが多い
【交換費用目安】
20,000円~50,000円
賃貸物件で鍵を選ぶ際のポイント
賃貸物件で鍵を交換する際には、以下のポイントを考慮して選ぶことが重要です。
防犯性能:空き巣やピッキング対策として、防犯性能の高い鍵を選ぶ
費用と予算:鍵の種類によって費用が異なるため、予算内で最適なものを選択する
管理会社や大家の許可:鍵の種類によっては交換が制限される場合があるため、事前に確認する
使いやすさ:毎日使用するものなので、操作が簡単でスムーズに開閉できるものを選ぶ
耐久性とメンテナンス:長期間使用するため、耐久性がありメンテナンスがしやすいものを選ぶ
鍵の種類によって交換費用が大きく変わるため、事前にしっかり比較検討し、自分の住まいに適した鍵を選びましょう。
鍵の交換を検討する際は、費用や作業内容を事前に把握しておくことが大切です。
鍵の種類によって交換費用が異なるため、適切な鍵を選ぶための情報収集をしておきましょう。
鍵交換や開錠作業の詳しい料金については、生活救急車の鍵トラブル別作業内容と料金案内をご覧ください。
賃貸の鍵交換を自分でやる方法
賃貸の鍵を自分で交換する場合、新しい部品や工具をあらかじめ用意しておくとスムーズです。
特に新しい部品を選ぶときは、ドアの規格と合わない物を購入してしまうと、取り付けることができないため注意が必要です。
ここでは、賃貸の鍵交換を自分でやる方法についてご紹介します。
鍵交換に必要な道具と部品の選び方

自分で鍵交換を行う場合、シリンダー(鍵穴)のみの交換なら『プラスドライバー』と『マイナスドライバー』で行うことができます。
ただ、既存の道具がネジ頭の大きさと合わないものを使用すると、つぶれて取り外せなくなることもあるので注意が必要です。
また、シリンダーも製品によってサイズが異なるため、下記を参考にサイズを測ってから購入しましょう。
- 【シリンダーのサイズの測り方】
- ・ドアの厚み
- ・フロントプレート(ドア側面の金属板)の長さ・幅
- ・ビスピッチ(フロントプレートの上下ビスの中心同士の距離)
- ・バックセット(ドアの端からシリンダーの中心まで)の距離
サイズの確認が難しく感じる場合は、既存の鍵と全く同じ製品を購入するといいでしょう。
ドア側面についているフロントプレートに刻印されているメーカーと製品番号を確認すると、同じものを購入することができます。
※鍵の種類によっては廃盤となっている可能性もあります。
鍵交換のやり方

新しい部品が準備できたら、実際に交換を行いましょう。
シリンダーのみの交換であれば、DIY初心者の方でも比較的簡単に行うことができます。
手順1.ドアを開けた状態で作業を行う。
作業の途中でドアが閉まると、開けられなくなってしまうことがあるので注意しましょう。
手順2.フロントプレートを外す
ドア側面についている、フロントプレート(金属板)の上下ビスをゆるめて取り外します。
ネジとドライバーのサイズが合っていないとネジ頭がなめてしまい、取れなくなってしまうことがあるので注意しましょう。
手順3.シリンダーを取り外す
フロントプレートの下にある4本のピンのうち、『シリンダー側のピン2本』をマイナスドライバーなどで引っ掛けて取り外します。
ピンを抜くときは、シリンダーが落下しないように手で抑えながら行いましょう。
手順4.新しいシリンダーを取り付ける
新しいシリンダーを取り付け穴にはめ込み、取り外したシリンダーを差し込んで固定します。
手順5.フロントプレートを元に戻す
フロントプレートをビスで固定して元に戻します。
ドアを開けた状態で鍵を差し込んで動作確認を行い、問題なければ交換完了です。
万が一手順の途中でわからなくなってしまったり、動作に不具合が起こっているときは鍵屋に依頼して取り付けてもらうことがおすすめです。
鍵屋に依頼したときの料金に関しては次の見出しでご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
賃貸の鍵交換を自分で鍵屋に依頼する場合

賃貸の鍵交換を鍵屋に依頼する場合、部品代のほかに作業費が発生するため、DIYで行うよりも費用が高くなります。
鍵といっても種類によって費用が異なり、ギザギザ形状の刻みキーの場合20,000~30,000円、鍵に凹凸が空いている防犯性の高いディンプルキーの場合30,000円~50,000円程度が目安となっています。
できるだけ費用を抑えたいという場合は、比較的安価な刻みキータイプの鍵を選ぶといいでしょう。
ただ、物件によっては取り付けられる鍵が決まっている場合があるので、鍵の交換を行う前に管理会社に確認されることをおすすめします。
ここでは、賃貸の鍵交換を自分で鍵屋に依頼する場合の注意点や費用についてご紹介します。
鍵屋に依頼する場合も管理会社から許可をもらう

賃貸の鍵は鍵屋に交換を依頼する場合でも、管理会社からの許可をもらう必要があります。
勝手に交換するとDIYで行うとき同様、契約違反となってトラブルに発展し、損害賠償請求されることがあるので注意しましょう。
物件によっては取り付けられる鍵の種類が決まっていたり、鍵屋と提携している可能性もあるのでまずは鍵交換したい旨を管理会社に相談しましょう。
自分で鍵屋に依頼するように言われた場合は、最低でも3社以上の鍵屋に見積もりを依頼することで大体の費用相場を知ることができます。
見積を依頼する時は出張料や見積料、キャンセル料が無料の鍵屋に依頼すると余分な費用を抑えることができるので、問い合わせの際に尋ねておくと安心です。
次の見出しでは、鍵屋に鍵交換を依頼した場合の大体の料金をご紹介しているので、参考にしてみてください。
鍵屋で鍵交換した場合にかかる費用相場
鍵屋に鍵交換を依頼した場合、どのような鍵を取り付けるかによって費用が変わってくるため、正確な料金に関しては現地でのお見積もりにてご案内しております。
ただ、大体の料金でもいいから事前に知っておきたいという方も中にはいらっしゃると思うので、ここでは生活救急車で実際に対応した鍵交換の費用事例をご紹介します。
玄関ドアのシリンダー交換

玄関の鍵交換依頼で訪問しました。不安を感じる出来事があったとのことで、当日中に交換をご希望されている状況でした。
賃貸で引っ越すことも検討されており、あまり費用をかけたくないとのご意向だったためコスト面を考慮した鍵に交換させていただきました。
項目内容 | 料金(税込) |
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玄関ドアのシリンダー交換 | 11,000円 |
MIWA 部品代 | 12,100円 |
合計 | 23,100円 |
鍵紛失に伴う玄関ドアの鍵交換

玄関ドア鍵交換のご依頼で訪問しました。一ヵ月前に鍵を紛失され、今までなかった訪問販売が頻繁になり、不安とのことで交換をご検討されていました。
紛失された鍵では解錠できないように、別のシリンダーに交換させていただきました。
項目内容 | 料金(税込) |
---|---|
玄関ドア シリンダー交換 | 11,000円 |
KABA 部品代 | 18,700円 |
合計 | 29,700円 |
引越し先の玄関の鍵交換

引越し先の玄関の鍵が以前の居住者から変わっておらず、鍵を持たれているかもと不安、管理会社より鍵交換はお客様でやるように言われたとのことでした。
鍵の種類を説明し、選んでいただいた部品で交換を行いました。
項目内容 | 料金(税込) |
---|---|
玄関 シリンダー交換 | 11,000円 |
KABA 部品代 | 22,000円 |
合計 | 33,000円 |
引越しに伴う玄関鍵交換

引越しに伴う玄関鍵交換のご依頼でした。GOALのV18タイプでマンション共用部と連動のため、一ヵ月ほどお待ちいただき交換させていただきました。
項目内容 | 料金(税込) |
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玄関ドアシリンダー交換 | 11,000円 |
玄関ドア修理 軽作業 | 8,800円 |
GOAL 部品代 | 16,900円 |
GOAL 逆マスター合わせ | 3,300円 |
合計 | 40,000円 |
引越しに伴う玄関の鍵交換

玄関ドアの鍵の交換をご検討されており、ご相談から承りました。
お引越しにより、以前使用されていた鍵では不安とのことでした。
非常にセキュリティの高い登録制の鍵をお選びいただき、交換を行いました。
項目内容 | 料金(税込) |
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玄関ドア シリンダー交換 | 11,000円 |
KABA 部品代 | 35,200円 |
合計 | 46,200円 |
賃貸の鍵交換をやるときの注意点まとめ
今回は、賃貸の鍵交換をやるときの注意点をご紹介しました。
賃貸の鍵はあくまで管理会社の所有物であるため、勝手に交換するとトラブルに発展することがあります。
自分で交換する、鍵屋に依頼する等交換方法問わず、まずは管理会社に相談するようにしましょう。
万が一DIYで交換している途中でわからなくなってしまった、動作不良が起こっている場合は鍵屋に依頼することも検討してみてください。
生活救急車でも、賃貸の鍵交換作業を承っております。現地でのお見積もりから対応しておりますので、お困りの場合はお気軽にお問い合わせください。