ディスクシリンダーは防犯性が低いって本当？見分け方や適切な防犯対策を解説

防犯性の高い鍵・低い鍵の見分け方がわからなくて、困っていませんか？

中古で購入した家の鍵や、賃貸の鍵は、古い鍵がそのままになっていることも多く、防犯面で不安に感じる方も多いと思います。

鍵は種類によって形状が異なるため、形を見れば防犯性の高さを見分けることができます。

そこで今回は、ディスクシリンダーの防犯性や見分け方や適切な防犯対策をご紹介します。

ディスクシリンダーの特徴・見分け方

近年では、ディンプルキーと呼ばれる防犯性の高い鍵が主流となっていますが、中には昔ながらの鍵を使っているご家庭もあると思います。

その中でも、ひときわ防犯性が低いといわれているのが、『ディスクシリンダー』です。

ここでは、そんなディスクシリンダーの特徴や見分け方をご紹介したいと思います。

ディスクシリンダーの防犯性が低いといわれるワケ

ディスクシリンダーは、1950年代に国内の鍵メーカーであるMIWAが開発した鍵の種類です。

シンプルな構造で壊れにくい、価格もリーズナブルといった点から、住宅をはじめとしたさまざまな建物で使用されていました。

その一方で、鍵の構造が単純ため空き巣などの狙いの的となり、多くの被害が発生してしまったことから、現在ではすでに廃盤となっています。

鍵穴の形状も特徴的であり、知識のある侵入盗であればすぐに見た目で判断することができてしまうため、ディスクシリンダーが付いている建物は狙われるリスクが高くなります。

空き巣被害に遭わないためにも、日ごろから防犯対策を強化しておくことがおすすめです。

ディスクシリンダーの見分け方

ディスクシリンダーは、鍵や鍵穴の形状で見分けることができます。

画像や下記の表を参考に、チェックしてみてください。

鍵	鍵穴
・丸みのある形状のヘッド ・両側がギザギザしている	・くの字のような形状の鍵穴

見た目に特徴があるディスクシリンダーは、慣れている侵入犯であれば簡単に見抜くことができてしまいます。

防犯性の高い鍵を使っている家と比べたときに、ディスクシリンダーが設置されている家は狙われやすくなるので注意が必要です。

次の見出しでは、ディスクシリンダーが付いている場合の防犯対策についてご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

玄関にディスクシリンダーが付いているときの対策

ディスクシリンダーは、慣れている侵入盗であれば数分程度で解錠できることもあるといわれています。

空き巣被害に遭わないためにも、日ごろから防犯対策を強化することが大切です。

ここでは、ディスクシリンダーが付いている場合の防犯対策方法についてご紹介したいと思います。

新しい鍵に交換する

ディスクシリンダーは、ピッキングと呼ばれる侵入手口に非常に弱いため、まずは防犯性が強化された鍵に交換することがおすすめです。

現在では後継品としてロータリーディスクシリンダーが開発され、安易にピッキングができないように防犯性が強化されています。

また、ディンプルキーと呼ばれるさらに鍵穴の内部構造が複雑化し、ピッキングがほとんど不可能な鍵もあります。

どんな鍵に交換すればいいのか迷ってしまったときは、鍵屋にてご相談も承っておりますのでお気軽にお問い合わせください。

こちらの『玄関の防犯対策に効果的な鍵とは？対策方法や交換にかかる費用を紹介』でも詳しくご紹介しているので、参考にしてみてはいかがでしょうか。

鍵を追加する

空き巣などの侵入盗は、『建物に侵入するまでに5分以上かかる場合は諦める』というデータがあります。

鍵の数を増やすことで侵入までの時間を稼ぐことができ、諦めさせる効果を高めることができます。

補助錠は、簡易的な防犯グッズとしてホームセンターやインターネットショップなどでも販売されていますが、耐久性を考えるとそれほど防犯性は高くありません。

本格的な対策を希望している場合は、一般的な鍵のように扉に穴を開けて設置する補助錠を取り付けた方が、防犯効果を高めることができます。

賃貸の場合は簡易錠

補助錠を使った対策を検討しているときに注意したいのが、賃貸で防犯対策を行う場合です。

賃貸ではあくまで『借りている部屋』であるため、勝手に鍵交換や補助錠の取り付けを行うと、管理会社とトラブルに発展する可能性があります。

交換・取り付けどちらの場合でもまずは、管理会社や大家さんに相談し、許可をもらいましょう。

許可がもらえなかった場合は、原状回復が可能な簡易的な防犯グッズを使用して対策を行うことがおすすめです。

玄関ドアの新規鍵取付

防犯のために、鍵を新しく取り付けたいとのご依頼をいただきました。

スチール扉に穴を開けて、新規でディンプルキーの取り付けを行いました。

鍵番号が見えないように対策する

ディスクシリンダーは、ホームセンターなどに入っているような鍵屋で、簡単に合鍵の作成が可能です。

合鍵は鍵本体を持ち込んで作成する方法のほかに、『鍵に刻印されている鍵番号』を店舗に伝えるだけでも作ることができてしまいます。

鍵番号はシリンダー（鍵穴）にもともと付属していた純正キーに刻印されているため、第三者に見えないように対策を行うことが大切です。

キーカバーを付ける、キーケースに入れるなどの簡単な対策から、第三者による不正な合鍵作成を防ぐ『登録制シリンダー』への交換もおすすめです。

登録制シリンダーについては、こちらの『鍵番号だけで合鍵の複製はできる？危険性や悪用を防ぐための対策とは』でもご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

引っ越しに伴う玄関鍵交換

お引越しに取り、以前使用されていた鍵では不安とのことで、鍵交換のご依頼をいただきました。

ご相談のうえ、非常にセキュリティの高い登録制の鍵に交換致しました。

玄関の鍵交換を鍵屋に依頼する場合

玄関の鍵をディスクシリンダーから別の鍵に交換する場合は、使用する部品によって総額費用が変わってきます。

そのため、詳しい料金については現地でのお見積りにてご案内させていただいております。

生活救急車では、出張料・見積料・キャンセル料は、無料で承っておりますのでお気軽にお問い合わせください。

鍵交換の料金表

生活救急車で、玄関の鍵交換を行う場合の基本料金表をご紹介します。

鍵屋への依頼を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

作業内容	作業料金（税込み）
鍵交換　シリンダー交換（開き戸）	11,000円+部品代
鍵交換　玉座交換	11,000円+部品代
鍵交換　引き戸錠交換	16,500円+部品代

ディスクシリンダーを防犯性の高い鍵に交換したいとき、開き戸の場合は『鍵穴のみ』の交換が可能です。

一方で、ドアノブと鍵が一体化しているタイプや引き戸の鍵は、鍵穴のみの交換を行うことができません。

特に引き戸は錠前ごと交換が必要になりますので、上記2種類の交換作業に比べると費用が高くなる点に注意しましょう。

より詳しい料金に関しては、下記の施工事例にてご紹介しているので、合わせてぜひチェックしてみてください。

玄関の鍵交換施工事例

鍵屋に玄関の鍵交換を依頼した場合、現場の状況によって行う作業や費用が異なるため、正確な料金に関しては現地でのお見積りにてご案内しております。

ただ、依頼する前に大体の料金でも知っておくと安心できると思うので、ここでは生活救急車で実際に対応した、玄関の鍵鍵交換作業の事例をご紹介します。

鍵紛失による玄関シリンダー交換

玄関ドアの鍵を紛失したため、交換のご依頼でした。

家を探しても見当たらず、さしっぱなしにして誰かに取られてしまったかもしれないとのことです。

防犯的に危ないため、廃盤となっているディスクシリンダーをU9に交換しました。

事務所室内のドアノブ交換

室内ドアの鍵を紛失したとのことで、交換のご依頼でした。

MIWAのディスクシリンダーがついており、U9シリンダーの玉座を使用して交換しました。

防犯強化のための鍵交換

合鍵をわたした方が、勝手に入ってきているとのご相談を頂きました。

カバエースを使用して、玄関の鍵交換を行いました。

玄関引き戸の鍵交換

玄関引違戸錠の鍵が、かからないことがあるとのことで、交換のご依頼でした。

ディスクシリンダータイプの鍵が2か所同一で取り付けられていて、左右の戸先₊召し合わせの3点交換と、召し合わせ部分のみの交換をご提案。

ご相談の結果、召し合わせ部分のみを新しい錠前に交換しました。

ディスクシリンダーの交換は生活救急車にお任せください！

ディスクシリンダーは、ピッキング被害に遭ってしまうリスクが高まるため、交換することがおすすめです。

近年ではディンプルキーなどの防犯性の高い鍵も販売されているので、検討してみてはいかがでしょうか。

生活救急車でも、玄関の鍵交換作業を承っております。

出張料・見積料・キャンセル料は無料でご対応可能ですので、お気軽にお問い合わせください。