テンキー式金庫の暗証番号を忘れて困っていませんか?
暗証番号を忘れてしまった場合、金庫の種類によっては自分で壊さずに解錠できる場合があります。
そこで今回は、暗証番号を忘れて開かなくなったときの対処法を解説したいと思います。
鍵屋に依頼した場合の費用についてもご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
テンキー式金庫の暗証番号を忘れたときの対処法
テンキー式金庫の暗証番号を忘れてしまったときは、まず下記の対処法を試してみてください。
鍵屋やメーカーに依頼しなくても開けられる場合があります。
- 【暗証番号を忘れたときの対処法】
- ・非常解錠番号を使って開ける
- ・非常解錠キーを使って開ける
- ・手提げ金庫なら壊して開けられるかも
非常解錠番号を使って開ける
テンキー式の金庫は自由に番号を変更して解錠することができるため、番号を忘れてしまうと開けられなくなってしまいます。
ただ、機種によっては設定されている『非常解錠番号』を入力することで、解錠できる場合があります。
非常解錠番号は金庫に付属している取扱説明書に記載されている場合が多いので、チェックしてみましょう。
代表的なのがセントリーの金庫です。『工場暗証番号』という名称で、非常時の解錠が行える番号が設定されています。
その他メーカーでも非常時の番号が設定されていることがありますので、お持ちの金庫のメーカーのサポートサイトを確認してみてはいかがでしょうか。
取扱説明書を紛失した場合
非常解錠番号が記載されている取扱説明書も紛失してしまった場合は、番号で解錠することができません。
こちらの『非常解錠キーを使って開ける』で記載している、付属キーがある場合はキーを使用しましょう。
キーもない場合は、メーカーに非常解錠番号の照会を依頼する手もあります。
こちらの『メーカーに依頼する』を参考にしてみてください。
非常解錠キーを使って開ける
金庫の機種によってはテンキーボタンのほかに、非常解錠キーが搭載されているタイプもあります。
非常解錠キーは金庫の購入時に1~2本程度付属されているため、どこかに保管されていないか確認してみてください。
解錠できれば暗証番号の変更を行うことが可能になりますので、新しい番号に変更しましょう。
変更後はスマートフォンのメモやパスワード管理アプリを使用するなど、番号を忘れないように対策を行うことがおすすめです。
手提げ金庫なら壊せる場合もある
簡易的な手提げ金庫で、もう使う予定がないという場合は、金庫のフタを壊して開けられる場合もあります。
ただ、もちろん解錠後は金庫が使えなくなってしまいますので、まだ使い続けたいという方にはお勧めできません。
バールなどの工具を使用する際にケガをしたり、ほかの場所に傷が付いてしまう恐れもありますので、無理は禁物です。
どうしても開けられないときは、鍵屋などの専門業者への依頼もご検討ください。
どうしても開けられないときは
上の見出しでご紹介した対処法を試してみてもどうしても開けられないときは、メーカーや鍵屋に解錠を依頼しましょう。
それぞれの依頼方法はリンク先でご紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
メーカーに依頼する
非常解錠番号やキーを紛失してしまった場合は、メーカーにて合鍵の作成や番号照会を依頼できる場合があります。
メーカーに合鍵の作成や番号照会を依頼する場合は、下記のような金庫の情報を伝える必要があるため、あらかじめ確認しておくとスムーズです。
金庫の情報 | 記載場所 |
---|---|
金庫の製品番号 | 金庫の正面・側面に記載 |
金庫のロット番号 | 金庫の正面・側面に記載 |
鍵番号(合鍵) | シリンダー(鍵穴)に記載 |
金庫の情報のほかに、セキュリティの観点から依頼時に身分証の提示を求められる場合もありますので、用意しておきましょう。
メーカーへの問い合わせ方法は『問合せフォーム』、『サポート専用ダイヤル』などメーカーによって異なります。
詳しくは、お持ちの金庫メーカーのサポートページをチェックしてみてください。
また、メーカーに依頼した場合2~4週間程度の時間がかかる場合が多いため、すぐに金庫を開けたい場合には鍵屋をはじめとした専門業者への依頼もご検討ください。
大手金庫メーカーの問い合わせ先一覧
代表的な金庫メーカーの問い合わせ先は、下記の表をご覧ください。
メーカー名 | 問い合わせ先リンク |
---|---|
EIKO(エーコー) | お客様サポート |
SentrySafe(セントリー) | サポート |
diplomat(ディプロマット) | サポート |
クマヒラ | 金庫に関するご質問 |
コクヨ | サポート・お問い合わせ |
ダイヤセーフ | よくあるご質問 |
日本アイエスケイ | お問い合わせ |
鍵屋に解錠を依頼する
テンキー式金庫のサポートをメーカーが行っていないときや、すぐに解錠が必要な場合は鍵屋にて解錠を行うことができます。
鍵屋なら、基本的に訪問したその日のうちに解錠を行うことができるため、急いでいるときでも安心です。
ただ、金庫の鍵開けに対応している業者は全国に多数いるため、中には高額な費用を請求する悪質な業者もいるようです。
このような業者に引っかからないためにも、どの業者に依頼するのかをしっかり見極めることが大切です。
急いでいる場合でも、まずは2~3社程度から相見積もりを取ると、大体の相場費用を知ることができます。
次の見出しでは、生活救急車で金庫の解錠に対応した場合の費用についてご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
テンキー式金庫の解錠を鍵屋に依頼する場合
テンキー式金庫の解錠は、鍵屋にて行うことができます。
鍵屋に依頼した場合の費用については、使用する部品や行う作業内容によって異なるため、現地でのお見積りにてご案内しています。
生活救急車では、出張料・見積料・キャンセル料は無料で承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。
金庫の解錠料金表
生活救急車で、金庫の解錠を行う場合の基本料金表をご紹介します。
鍵屋への依頼を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
作業内容 | 作業料金(税込み) |
---|---|
鍵紛失 鍵穴 開錠 | 8,800円~ |
ダイヤル番号忘れ(解読/解錠) | 16,500円~ |
鍵紛失とダイヤル解錠 | 25,300円~ |
テンキー/プッシュボタン式 開錠 | 38,500円~ |
手提げ金庫 鍵紛失 鍵穴解錠 | 8,800円~ |
手提げ金庫 ダイヤル解錠 | 11,000円~ |
鍵屋に金庫の解錠を依頼した場合は、金庫の鍵の種類や防犯性、行う作業内容によって料金が異なります。
手提げ金庫などの簡易的な金庫の解錠や、刻みキーの鍵穴解錠などの軽度の作業であれば、8,800円~22,000円程度の費用で行える場合が多いです。
一方で金庫本体が故障している、セキュリティの高い金庫を使用していて破壊解錠が必要という場合は、費用が高くなる場合があります。
より詳しい料金については次の見出しでご紹介している、施工事例も合わせてチェックしてみてください。
テンキー式金庫の解錠施工事例
鍵屋にドアノブの修理・交換を依頼した場合、現場の状況によって行う作業や費用が異なるため、正確な料金に関しては現地でのお見積りにてご案内しております。
ただ、依頼する前に大体の料金でも知っておくと安心できると思うので、ここでは生活救急車で実際に対応した、ドアノブの修理・交換作業事例をご紹介します。
テンキー金庫の解錠
テンキーの暗証番号を押しても開かないとのことで、解錠のご依頼でした。
電池ケースの接触不良によって非通電の状態だったので、通電させて解錠しました。
項目内容 | 料金(税込) |
---|---|
テンキー金庫の解錠 軽度故障不具合 | 11,000円 |
合計 | 11,000円 |
テンキー金庫の解錠
テンキーが反応しないとのことで、電池を替えて試したが反応しない状態。
恐らく基盤か配線トラブルが起こっていると考えられたため、許可をもらって破壊解錠を行いました。
項目内容 | 料金(税込) |
---|---|
金庫解錠 中度故障不具合 | 22,000円 |
合計 | 22,000円 |
テンキー金庫の解錠
実家で使っていた金庫をもらったが、急に開かなくなったとのことでした。
鍵は一切触らずテンキーのみで解錠していたとのことですが、鍵が故障しているようでした。
鍵は紛失しているとのことで、錠前を抜き取って解錠しました。
項目内容 | 料金(税込) |
---|---|
金庫解錠 特殊シリンダー | 33,000円 |
合計 | 33,000円 |
テンキー式金庫の破壊解錠
テンキー式金庫の暗証番号を忘れてしまい、あけられないとのご依頼をいただきました。
解錠配線への通電を試みるなど、最小限の破壊で解錠を試みたものの難航。
ハンマーを使用した、破壊解錠にて対応しました。
項目内容 | 料金(税込) |
---|---|
金庫解錠 | 38,500円 |
合計 | 38,500円 |
テンキー式金庫が開かなくなる原因
暗証番号はわかっている、合っているはずなのに金庫が開かないという場合は、下記のような原因が考えられます。
- 【その他の開かなくなる原因】
- ・電池切れが起こっている
- ・開け方が間違っている
- ・電子基板が故障している
電池切れが起こっている
暗証番号を押してもそもそも金庫の反応がない、異音がするという場合は、電池切れが起こっている可能性が考えられるため新しい電池に交換しましょう。
電池の交換方法は取扱説明書を確認、もしくはメーカーのホームページに記載されていることがありますので確認してみてください。
金庫の電池は1年程度で寿命が来るといわれているため、1年を目安に交換しておくと安心です。
また、電池が切れている状態で長時間放置していると、電池が曝露して故障の原因となりますので注意が必要です。
すぐに電池の交換ができないときは、古い電池を取り出しておくことがおすすめです。
番号リセットが起こる場合がある
電池が切れた状態を長期間放置していると、自分で設定した暗証番号が消える『番号リセット』が起こる恐れがあります。
番号リセットが起こると初期の番号に戻ってしまうため、変更後の番号で解錠することができません。
久しぶりに金庫を解錠するという場合は、一度取扱説明書に記載されている初期の暗証番号で解錠できないか試してみましょう。
開け方が間違っている
機種によっては、暗証番号を入力するだけでは解錠できないことがあります。
初めて金庫を解錠する、久しぶりに金庫を解錠する場合は、取扱説明を見て開け方を確認することがおすすめです。
番号を入力した後に『#』や『*』、『ENT』などのボタンを入力する、付属の鍵を操作するなどがあります。
解錠後に一定時間扉が開けられないと、再度施錠されてしまう機種もありますので、鍵を開けたら早めに扉を開けてみましょう。
電子基板が故障している
ここまでご紹介した原因と対処法をチェックしてみても改善しないときは、金庫の電子基板が故障している可能性が考えられます。
基盤が故障している場合は修理を行うことが難しいため、金庫を壊して開ける『破壊解錠』が必要です。
また、『故障かな?』と思った場合によくある別の不具合としては、物を詰めこみ過ぎが原因であることもあります。
物を詰め込み過ぎているとデッドボルト(カンヌキ)に圧がかかって動作不良が起こり、鍵が開かなくなってしまいます。
この場合は、扉を押し込んだ状態で解錠操作を行ってみてください。
テンキー式金庫が開かないときは生活救急車にお任せください!
テンキー式金庫が開かない場合、鍵屋でも解錠作業を行うことができます。
番号がわからない、正しい番号を入力しても開かないなど、さまざまなトラブルに対応可能です。
生活救急車では出張料・見積料・キャンセル料はいただいておりません。
『まずはどのくらいの費用がかかるのか知りたい』という場合でも、お気軽にお問い合わせください。