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鍵の種類と設置場所を紹介!開かないときの対処方法やピッキングに強い鍵も解説

鍵の種類 help

自宅に使用する鍵には、さまざまな種類があります。鍵によってピッキング被害に遭いにくいなどの防犯性もさまざまなので、設置場所に適した鍵をうまく選ばなければなりません。

この記事では、設置場所別の使用される鍵の種類、鍵選びのポイントを紹介します。また、鍵が開かなくなったときの対処法についても解説します。鍵選びに悩んでいる方や、鍵のトラブル時の対処法を確認しておきたい方は、ぜひ参考にしてください

鍵の種類①玄関で使用されるもの

玄関の鍵は次のように、多様な選択肢があります

・ピンシリンダー錠
・ディスクタンブラー錠
ロータリーディスクタンブラー錠
ディンプルシリンダー
レバータンブラー錠
インテグラル錠
プッシュプル錠
サムラッチ錠
ケースロック
電子錠

不審者の侵入を防ぐために、玄関にはとくに防犯性の高い鍵を設置する必要があります。ピッキングされにくく、破壊されにくい頑丈な鍵を選びましょう。

現在では推奨されない、防犯性の低い鍵を使用している住宅も少なくありません。空き巣や強盗のリスクが高くなるため、早期に鍵交換を検討しましょう。

ピンシリンダー錠

ピンシリンダー錠は、鍵の片方に縦一列にギザギザがついている鍵です。ドアに取り付けられた方の部品を意味する「錠前」の内部には複数のピンがついています。鍵がささっていない状態では、ピンが邪魔して鍵のロック・解錠ができない状態となっています。

正しい鍵をさすと、ギザギザが内部でピンを押し上げて鍵を回せる状態にし、開閉ができるようになる仕組みです。なお、ピンが多い鍵ほどピッキングへの耐久性が高い製品です。

ピンシリンダー錠は比較的以前からある鍵の形式で、古いものはピッキングされやすい製品が多くなっています。近年はピッキング対策をほどこし、こじ開けるのに5分以上かかる製品が増えています。一方で、多くの製品において耐久性が弱く、破壊されやすいのが弱点です。

ディスクタンブラー錠

ディスクタンブラー錠の鍵側には、両面にギザギザがついています。また、錠前の鍵穴は「くの字状」についています。錠前の内部はディスクと呼ばれる数枚の板で溝を形成していて、正しい鍵を差し込むと鍵の凹凸と溝がかみ合って開閉できる仕組みです。

ディスクはピン式の錠よりも安価に耐久性のある製品が作れるため、高度経済成長期に住宅需要が高まるなかで急速に普及しました。

しかし、ピッキングされやすく、現在では防犯性の低いタイプの鍵の一つです。現在では、玄関用の鍵として製造されていません。自宅の鍵がディスクタンブラー錠の場合は、防犯性を高めるために新しいタイプの鍵への交換をおすすめします。

ロータリーディスクタンブラー錠

ロータリーディスクタンブラー錠はディスクタンブラー錠の後継モデルで、防犯性が向上しています。ディスクタンブラーの構造に加えて、内部にはロッキングバーという棒状の部品が入っています。

ロッキングバーと鍵の溝が揃ってかみ合うと鍵を回せるようになり、解錠・施錠できる仕組みです。一般にロッキングバーに複数のダミーを含めて製造して、防犯性を高めています。ダミーに触れずに正しいバーを全て探ってこじ開けなければならないため、ピッキングの難易度が高い鍵です。

一方で、他の鍵より安価に製造できるため、防犯性と価格のバランスがいい鍵でもあります。鍵屋など専門技術を持つ方なら、時間を掛ければ鍵なしで開けられるため、鍵を紛失しても錠前を壊さずに開けられる可能性が高いという特徴もあります。

ディンプルシリンダー

ディンプルシリンダーはピンシリンダーを複雑化した製品で、ピッキングが難しいのが特徴です。鍵の鍵穴にさす部分は板状になっていて、板の上に大きさの異なるくぼみが複数ついています。このくぼみが鍵穴の中にあるピンとぴったりかみ合うと、回せるようになる仕組みです。

典型的なピンシリンダー錠はピンを一列に配列しますが、ディンプルシリンダーはこの構造により複数列に配置が可能です。

そのため、ディンプルシリンダーはピンシリンダー錠よりピッキングが困難です。年々専門的な器具が開発されてはいるのですが、鍵屋などの専門家が作業しても開けるには少なくとも10分以上かかります。防犯性の高さから、近年建てられた家には盛んに使用されています。

レバータンブラー錠

レバータンブラー錠は、18世紀頃のイギリスで原型が開発された古いタイプの鍵です。古い家で一部使用例がありますが、開け方を知っていればピッキングは簡単なので、現代の玄関に取り付けるのはおすすめしません。

鍵の内部には板状の障害物が入っていて、正しい凹凸の鍵をさすと回せる仕組みです。典型的な鍵穴らしく前方後円墳の形をしていて、鍵もオシャレなため、アンティークとして人気はあり、高級スーツケースや室内扉の鍵などでは現在でも使用例があります。

室内鍵や倉庫などであれば、デザイン性も加味してレバータンブラー錠を使用するのも一つの選択肢です。

インテグラル錠

インテグラル錠は錠前の形式の一種で、ドアノブの中央部に直接鍵穴が取り付けられているタイプを指します。鍵を差し込むシリンダー部分にはここまで紹介したいずれかのタイプを使用しています。比較的安価に取り付けられるため、現代でも玄関を始めさまざまな場所に使用されています。

しかし、ドアノブ自体をもぎ取ってこじ開ける方法や、サムターン回しが容易なため、現在の新築の玄関にはあまり使用されません。

ちなみにサムターン回しとは、壁やドアに穴を開けて器具を入れ、室内に設置された鍵を開閉するツマミである「サムターン」を回して鍵をこじあける方法です。

プッシュプル錠

プッシュプル錠は、現代の玄関ドアにも盛んに使用される錠前タイプの一つです。ドアノブではなく縦に取り付けられた棒状のハンドルを押し引きしてドアを開閉します。錠前はハンドル部分の上もしくは下に取り付けられています。また、防犯性を高めるために上下二カ所に錠前を付けたタイプも少なくありません。

プッシュプル錠が普及したのが1990年代半ば以降であるため、ディンプルシリンダーや電子錠など防犯性の高い仕組みを取り入れている製品が多いです。高性能な鍵を複数取り付ければ防犯性は高くなりますが、その分価格も高くなりがちです。

サムラッチ錠

サムラッチ錠は、縦に取り付けられた棒状のハンドルの上に親指で押すレバーがついていて、レバーを押しながら扉を引いて開けるタイプのものです。錠前はレバーの上部についているケースが多く見られます。アンティークもしくは高級感のあるデザインの製品が多いのが特徴です。

性能の高いシリンダーを取り付ければ、防犯性を高められます。また、複数の錠前を取り付けるのも有効な対策です。

一方でサムラッチ錠は、レバー部分の経年劣化が進みやすいのがデメリットです。また、昭和終盤に流行したデザインで廃盤になった製品が多いため、リフォームでは代替品への交換になりがちである点にも注意しましょう。

ケースロック

ドアノブもしくはハンドル部分と鍵の部品が一つの金属製の箱(ケース)の中に入って、一体化しているタイプの鍵です。現代のオーソドックスなタイプの鍵・ドアノブで、錠前はディンプルキーやピンシリンダーなどさまざまなタイプがあります。

ドアの側面に埋め込む「掘り込み箱錠」と、正面に取り付ける「面付け箱錠」があります。ドアの材質や厚みなどをふまえて、適した製品を使用しましょう。

電子錠

電子錠は電力で動作する鍵で、最近は自宅の玄関に取り付ける例も増えています。厳密には電池で動作する製品を電子錠といい、配線を引いてその建物の電力を消費するのは電気錠といいます。

オートロック機能が備えられていて防犯性が高く、利用者のニーズに応じて複数の開閉方法があるのが特徴です。鍵穴がないタイプの電子錠はピッキングができないため、より一層防犯性が高いといえます。

一方で、電池切れや故障時にも開閉できるよう、あえて鍵で開けられる仕組みになっている製品も少なくありません。防犯性とトラブル時の対策のどちらを優先するかを踏まえて、適した鍵を取り付けましょう。

電子錠には、一つの鍵で複数の開閉方法に対応している製品もあります。ここでは代表的な開閉方法である、以下の4つのタイプをさらに詳しく紹介します。

・暗証番号式
・カードキー式
指紋認証式
スマートロック

暗証番号式

あらかじめ登録しておいた暗証番号を入力すると、解錠できる仕組みです。暗証番号を複雑なものにして、こまめに変えれば防犯性が高い状態を維持できます。

また、暗証番号を覚えていれば誰でも開閉可能です。家族が多い、自宅で事業を営んでいるなどの理由で出入りする人数が多い家にも便利です。

闇雲に番号を入力して開けられる危険性を排除するため、一定回数間違えるとロックがかかる、警備会社に通報が行くなどの機能を備えた鍵もあります。

カードキー式

専用のカードを使用して、解錠・施錠するタイプのものです。古いタイプでは穴に差し込む製品もありますが、近年製造されたものの多くは、カードをかざす仕組みとなっています。

鍵と比べて複製が困難で、カードはすぐに利用停止にできるため、紛失した際などに安心です。夜間に帰宅すると、通常の鍵では鍵穴を探すのに苦労する場合がありますが、カードキーはかざすだけで解錠できるので、暗くても手間がかかりません。

指紋認証式

指紋認証式は、あらかじめ登録しておいた指紋をセンサーにかざして解錠するタイプです。指紋は家族でもそれぞれ異なるため、指紋が異なる部外者の侵入が困難になります。また、暗証番号を覚えたり、鍵やカードキーを持ち運んだりする必要がありません。

同時に、暗証番号の失念や鍵の紛失といったリスクも避けられます。一方で、精密機械であるため、他の鍵より高価になりがちなのがネックです。また、自宅に出入りする人が多い場合には、それぞれを指紋登録しなければならないため、手間がかかる場合があります。

スマートロック

スマートロックは、スマートフォンなどの通信機器を使用して開閉する鍵のシステムです。最近建てられた住宅では、取り付け例が増えています。多くの機材ではBluetoothという通信機能を使用します。

スマホアプリの設定などで、解錠に制限を加えたり、解錠履歴を確認したりといった付帯機能が付いている製品もみられます。防犯性の高さに加えて、家にいる子供・高齢者の行動を把握しやすいというメリットもあります。

鍵の種類②玄関以外で使用されるもの

玄関の他は、自宅では以下のような場所にしばしば鍵を取り付けます。

・トイレの鍵の種類
・浴室の鍵の種類
個室の鍵の種類
窓の鍵の種類
門扉・郵便ポスト・机の鍵の種類

全ての箇所に、玄関につけるような高価な鍵を使用するわけにはいきません。取り付け場所ごとに、費用対効果に見合った鍵を取り付けましょう。

トイレの鍵の種類

トイレでは、「表示鍵」というタイプをしばしば使用します。表示鍵とは、外から鍵の施錠・解錠の状況を確認できる鍵です。

解錠時が青・緑、施錠時は赤など見やすい色で分けられている製品が多く見られます。表示錠は、使用中のトイレへ誤って入るのを防ぐ目的に加えて、トイレが使用中かを示す役割を果たします。

また、コインやドライバーを使用すれば外から開けられるのも特徴です。トイレ内で体調不良などの緊急事態になったときに、対応できるようにするためです。

最近では緊急時にトイレ内部の人が開ける妨げとならないよう、引き戸タイプのドアが増えています。そのため、引き戸に対応した表示鍵を取り付けるケースが多いです。

浴室の鍵の種類

浴室には、間仕切錠もしくはそのまま「浴室錠」と呼ばれる鍵を取り付けます。トイレと異なり明かりや音で浴室の使用状況はわかるため、表示窓がない鍵です。浴室の利用者が内側から施錠・解錠できる仕組みとなっています。

緊急時に外側から開けられる仕組みとなっているタイプもありますが、浴室のドアはトイレよりこじ開けやすい傾向にあるため、全ての製品に当てはまる特徴ではありません。

個室の鍵の種類

住人それぞれのプライバシーを確保するため、各個室に鍵をつける家も少なくありません。室内用の鍵にはさまざまなタイプがあります。後付けで、簡単に設置できる製品も少なくありません。

鍵の構造は製品により異なりますが、簡易なタイプでは内側からスイッチ式で施錠・解錠できる製品やダイヤル式暗証番号のものがあります。一方で、防犯性能が高いディンプルシリンダータイプの製品もみられます。

窓の鍵の種類

窓で使用される鍵として多いのは、クレセント錠とグレモン錠です。クレセント錠の「クレセント」は三日月、という意味で、解錠・施錠のためのハンドル部分が半月状をしているのが特徴です。開閉時には、ハンドルを180度回して操作します。

グレモン錠は、解錠・施錠をハンドルの上下で行うタイプです。こちらの方が施錠時に窓と壁を密着させやすく、防音性・遮音性を高められます。

門扉・郵便ポスト・机の鍵の種類

門扉・郵便ポスト・机などの鍵は、比較的簡易な製品を使用するケースが多いです。「南京錠」といって、錠前部分が独立していて取り外しが自在にできるタイプを使う場合もあります。施錠時に鍵がいらないので手間がかかりませんが、防犯性は低いので必要最低限の対策に過ぎません。

そのほか、番号付きのダイヤル式ロックを使用するケースもしばしば見られます。郵便ポストなどにしばしば見られるのは、指定した順番通りに番号を合わせるとロックが外れるタイプです。鍵を必要とする錠前もありますが、玄関と比較すると単純な構造で安価な製品を取り付けるのが一般的です。

門扉の鍵の防犯性が低いと、庭や外構部に侵入されるリスクが高くなります。敷地への侵入自体も防ぎたい方は、門扉にも防犯性の高い鍵を設置しなければなりません。

鍵の種類の選び方のポイント

鍵の種類を選ぶうえでは、次のポイントを重視しましょう。

・設置場所で選ぶ
・ピッキングに遭いにくい防犯性の高いものを選ぶ
本体および設置費用で選ぶ
デザインも考慮する
プロに相談するのも一案

防犯性だけでなく、デザインやコストを踏まえて、設置場所に適した製品を選ぶのが重要です。

設置場所で選ぶ

設置場所によって、鍵に求められる性能の優先順位は変わります。たとえば、玄関・窓など外部からの侵入リスクがある場所では、防犯性が最優先です。

一方で、トイレ・浴室などは平時は内側からだけ鍵を操作できる製品が適しています。ただし、高齢者がいる場合などは、緊急時に内部に閉じ込められないようあえて外側から開けやすい鍵を設置するのも一案です。

室内鍵や机などはコストを抑えて簡易な鍵でも問題ないでしょう。郵便ポストも簡易な鍵を設置しがちですが、重要書類を頻繁に受け取る場合には、実は厳重な鍵を設置した方が良いケースも考えられます。設置場所をふまえて、最適な鍵を選んでください。

ピッキングに遭いにくい防犯性の高いものを選ぶ

鍵を取り付ける以上、基本的には無理矢理開けづらい防犯性の高い製品を選ぶのがよいでしょう。玄関や窓については特に優先事項ですが、それ以外の場所でも費用が許すのであれば防犯性が高いに越したことはありません。

ディンプルシリンダーであれば短時間でのピッキングは困難なため、空き巣の防止効果は高いといえます。また、電子錠の中にはそもそも鍵穴がないタイプもあり、更に防犯性は向上します。

ピッキングだけでなく、鍵や設置された扉・ドアノブ自体を破壊されにくい構造の鍵を選ぶことも大切です。製品自体が頑丈なだけなく、扉や窓などと密着して簡単に取り外せない鍵を選びましょう。室内側のつまみ(サムターン)にカバーが付いているタイプなどは、サムターン回しの予防に有効です。

本体および設置費用で選ぶ

本体価格や施工費用は鍵によって異なるので、費用対効果に見合った製品を選びましょう。基本的に防犯性に優れていて、機能が充実した鍵ほど購入・設置費用がかかります。

特に玄関の鍵は、数万円程度のものから数十万円以上する高いものまでさまざまです。指紋認証式やスマートロックなどは精密機械でもあるため、他の鍵よりコストがかかるケースが多いです。

鍵である以上、高い防犯性が求められますが、他の機能・利便性についてはニーズとコストを比較検討して、適度な製品を選択しましょう。

なお、カギの生活救急車では多様な鍵の取り付け・交換に対応していて、費用対効果に見合った鍵をご用意できます。以下より各種料金プランを確認してみてください。

カギの生活救急車の料金表ページへ

デザインも考慮する

鍵選びでは、デザインを考慮するのも意外に重要です。特に玄関や窓などの鍵は内外装のデザインに少なからず影響を与えます。防犯性を重視するあまり、調和を乱す無骨な製品を取り付けるのはできれば避けたいところです。

現在では、同程度の機能をもつ鍵でも、複数の製品・多数のカラーバリエーションが用意されています。室内外の外構・建材や家具などの調和をふまえて、おしゃれな鍵を選択しましょう。

プロに相談するのも一案

費用対効果やデザインを踏まえて最適な鍵を取り付けるためには、プロに相談するのがおすすめです。鍵は構造によって多様なタイプがあり、さらに構造毎に複数の製品があります。鍵に関する専門知識がない状態で、適切な製品を選んで施工依頼するのは難しいでしょう。

鍵交換や新規取り付けに対応できる鍵屋に相談すれば、予算や設置場所、求める機能などを勘案して、おすすめの鍵を提案してくれます。利用者が承諾すればそのまま取り付け作業を進めることも可能です。

カギの生活救急車では、玄関・窓をはじめ住宅内外のさまざまな場所の鍵開け・交換・取り付けに対応しています。鍵選びに悩んだら、是非一度ご相談ください。

カギの取り付け

鍵が開かないときの対処方法

鍵が開かないときの対処法は原因によって変わってきます。大きく分けると、以下の5つがあります。

・鍵がささらなくて開かないとき
・鍵が回らなくて開かないとき
鍵が折れて開かないとき
そもそも鍵をなくしたため開かないとき
プロに頼むのも有効な方法の一つ

また、一つ注意点として、専門知識や技術がない状態でのピッキングは避けましょう。

鍵がささらなくて開かないとき

鍵がささらない原因は、さす鍵の方に原因があるケースと鍵穴に原因があるケースがあります。

・鍵穴の異物詰まり
・鍵穴のサビ
潤滑剤の減少
鍵の劣化や変形

鍵穴の異物詰まりは、掃除機や鍵専用のスプレーで取り出すのが有効です。鍵穴のサビ・潤滑剤の減少は、いずれも鍵穴用の潤滑剤を指すと回復します。

劣化・変形した鍵は使用を続けると鍵穴側の劣化を引き起こすため、使用をやめましょう。劣化・変形した鍵は処分し、鍵が不足するなら合鍵を作ってください。

鍵が回らなくて開かないとき

鍵穴の変形や詰まりや鍵の劣化や変形は「鍵がささらない」ときと同様の対処をしましょう。

ストライクというのは、扉の側面についたくぼみのことで、カギを掛けると錠前からデッドボルトという金属部品が飛び出してロックがかかります。この二つの部品が経年劣化でずれると、鍵が回せなくなるのです。

ストライクがネジ止めされていて位置を調整可能なら、自分で修理できます。一方で、壁などに埋め込まれている場合や、ゆがみが激しいときは専門業者に依頼しましょう。

鍵が折れて開かないとき

鍵が折れて開かないときは、その錠前を使い続ける前提であれば鍵を抜かなければなりません。折れた部分が鍵穴から露出していれば、ペンチなどで掴んで引き抜く方法があります。

一方で、鍵穴の内部に残っていて自力で引き抜くのが難しい場合は、専門業者に依頼しましょう。

金属製で頑丈なはずの鍵が折れる原因は、主に経年劣化です。錠前と鍵、共に使用期間が長いのであれば、錠前を交換したほうがトラブルなく使用できます。対処方法に悩む場合も、一旦専門業者に相談したほうがよいでしょう。

そもそも鍵をなくしたため開かないとき

鍵をなくして見つからないのであれば、まずは業者を呼ぶ必要があります。鍵屋さんの中には24時間対応しているサービスもあるので、早めに相談しましょう。自宅内に合鍵があって、かつなくした鍵がすぐ見つかったなら、使用し続けることも可能です。

一方で、あまりに後になって見つかった、あるいは見つからなかった場合は、第三者が拾って無断で合鍵を作るリスクもあります。安全性を考えると新しい鍵を取り付けた方が安心して暮らせます。

プロに頼むのも有効な方法の一つ

鍵屋さんなどのプロに相談して、対処方法を決めるのも一案です。原因によっては、そもそも専門業者しか対処ができないケースも少なくありません。それ以外でも、自分で対処してよいか悩む場合もあります。

専門業者に相談すれば、状況に応じて適切な対処方法を教えてもらえます。業者の対応が必要な時には、そのまま見積もりや作業依頼も可能です。

カギの生活救急車に依頼すれば、迅速に駆けつけて鍵のトラブルを解決します。対応に迷った場合は、ぜひ相談してみてください。

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ピッキングはおすすめしない

専門業者ではない方が、ピッキングをするのは基本的におすすめしません。近年の鍵は性能が上がっていて、技術なしに解錠するのは困難です。失敗すれば、まだ使える錠前をゆがめたり、手や指をケガするリスクもあります。

また、ピッキングをしている状況を不審がられて、警察に通報されるリスクもあるでしょう。警察に事情を説明すれば深刻な事態にはならずに済むとはいえ、不要なトラブルは避けたいところです。ピッキング以外での対処を試みて、難しければ鍵屋さんに依頼しましょう。

鍵のトラブルを未然に防ぐ方法

次に紹介する対策を日頃から行っておけば、鍵が開かないなどのトラブルに遭わずに済みます。

・定期的にメンテナンスする
・合い鍵を用意しておく
耐用年数が切れる前に交換する
日頃から鍵に負荷をかけないよう配慮する
鍵のいらない電子錠などを設置するのも一案

それぞれのポイントについて詳しく紹介します。

定期的にメンテナンスする

定期的に鍵をメンテナンスすれば、トラブルを防げます。特に鍵穴のケアが重要で、定期的に内部のほこりや汚れをとりましょう。

また、鍵穴には鍵の滑りをよくする潤滑剤が入っています。これは経年と共に減っていくので、定期的に補充が必要です。細いノズルがついた鍵穴用の潤滑剤はホームセンターなどに売っているので、購入して半年に一度程度を目処に補充しましょう。

合い鍵を用意しておく

合い鍵を用意しておくと、鍵の紛失や劣化・破損時の影響を抑えられます。合い鍵がない状態で鍵の紛失や破損が発生すれば、錠前の交換以外の選択肢がなくなります。

合い鍵があれば、当面を使い続ける選択も可能です。破損により使える鍵が減ったときには、随時合い鍵を追加してください。

鍵の種類によっては、業者に一定期間鍵を預けなければならない場合もあります。一時的に使える鍵の数が減っても問題ないよう、基本的に家族の人数プラスアルファの鍵を用意しておきましょう。

耐用年数が切れる前に交換する

鍵には耐用年数が決まっていて、一般的な目安としては10年です。説明書や保証書などに記載されているケースが多いので、設置時に確認しておきましょう。

鍵は防犯や安全面で非常に重要な設備なので、ほかの商品以上に耐用年数を厳格に守ることをおすすめします。目立った破損や劣化がなかったとしても、耐用年数が近づいたら鍵ごと交換してください。

日頃から鍵に負荷をかけないよう配慮する

普段から鍵や鍵穴に負荷を掛けないよう、使い方に配慮しましょう。鍵は金属で頑丈なイメージを持ちがちですが、力任せに鍵穴にさしたり、無理矢理回したりして負荷を掛ければ、錠前の寿命を早めてしまいます。

鍵の破損や折れて鍵穴に詰まる原因にもなります。無駄な力を掛けずに、丁寧に使用しましょう。また、ドアや窓など、鍵が設置されている設備も丁寧に扱ってください。ドア・窓がゆがめば、ストライクのずれや鍵の取り付け部分の破損原因となります。

鍵のいらない電子錠などを設置するのも一案

電子錠を始めとした鍵を必要としない錠を設置するのも、一つの方法です。指紋や暗証番号で開けられる構造なら、鍵を紛失したり錠前を破損したりする心配はなくなります。いくつかの鍵のトラブルを予防できるでしょう。

ただし、電子錠も耐用年数はありますし、丁寧に扱って破損を防ぐ必要があります。電池切れや電子的な不具合により、一時的に正常に機能しないリスクも考えられます。電子錠と一般的な鍵を使用する錠、自分にとって扱いやすい方を取り付けましょう。

カギの生活救急車なら自転車の鍵トラブルに迅速対応

カギの生活救急車では、鍵の設置や交換、開かないトラブルへの対処いずれにも対応可能です。設置・交換であれば、鍵の設置場所や使用環境などを踏まえて、最適な鍵の取り付けをご提案します。

開かないトラブルに対しては、対処方法のアドバイスや出張作業が可能です。鍵を交換する場合も、カギの生活救急車なら古い鍵の取り外しから新品の取り付けまで一貫対応できます。

トラブル解決39万件と豊富な実績を持っていますので、これまでの業務経験を活かしてスムーズに鍵トラブルに対応します。鍵に関する相談事やお悩みは、ぜひ一度相談してみてください。

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